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第2章 ブライダルフェア編
バレンタイン2
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寮を出て辿りついたのは自身の所属する事務所。
とりあえず誰か居るだろうけどここ2年、3年近寄って無いから、わかる人が居ればいいのだけれど。
おじいちゃんって、やり手だったんだなぁーとつくづく思う。
ビル丸ごと全部に養成所から、部門ごとのフロアがある。
とりあえずパパとはるちゃん達が今日どこにいるのかによって、行動が変わる。
夜実家に帰ってくるなら、それが1番なんだけどなぁー。
入口のドアをくぐり目指すは歌手部門なんだけど、とりあえず身分証を見せるのだけども、何故か止められた。
あれ?
「申し訳ございません。こちら旧式の身分証でして、他に身分証ございますか?」
「旧式…。学生証でもよろしいでしょうか?厳しいなら直接電話を致しますが。」
学生証を見せるが微妙な反応をされた。
さて、誰がつかまるかな?
スマホを取り出し、電話帳とにらめっこしていると声をかけられ、視線を移すとパーマがかかった髪をピンで止めてる女の人だった。
「あれ?千春ちゃん??」
「あ、沙葉ちゃん?わー、久しぶり!!」
きゃぁーと違いに手を取りはしゃぐ。
沙葉ちゃんは、私と同期のお姉さんだ。
デビュー日が同じで同じ事務所なのもあって仲がいい。
「事務所に来るなんて珍しいね。誰かに用事?」
「うん。はるちゃんとパパの所在を確認しに来たんだけど、私の身分証旧式らしくて、とりあえずパパに文句つけるのが先かなぁー。」
「あぁ、そうなんだね。ちょっとまってて。」
沙葉ちゃんは、そう言うと受付のお姉さんと警備のお兄さんに話に行った。
しばらくして戻ってきた、沙葉ちゃんの手にはスタッフパスが握られていた。
「とりあえずこれで中入って、身分証は確認しようか。
」
「ありがとう!」
沙葉ちゃんは、この後予定無いとのことで一緒にひとまず歌手部門に顔をだす。
「こんにちわー。」
「うわ!千春じゃん!久しぶり。」
「榊原さん、お久しぶりです。」
「どうした?」
「はるちゃん達今日は夜家に帰ってくる予定ですか?ついでにパパの予定も分かれば。非常に助かります!特にパパ!」
「なんだ?社長と何かあったのか?」
「私の身分証旧式らしくて、今日は入れなかったんです!」
「お手柔らかにな?いじけたら仕事になんないから。」
「王子達は今日は早くて10時終了だな、今事務所のラウンジでインタビュー受けてる。社長も珍しく事務作業してるぞ。」
「ありがとうございます。とりあえず、はるちゃん達の所に行ってきます。」
「千春ついでにこれも持ってけ、うろちょろして誰かに言われたらこれ見せろ、」
手渡されたのは名刺で、裏に"幻姫"って書いてある。
「榊原さん、これなんですか?」
「社長一家の通り名?それで血縁者ってわかる。俺の署名もあるからな。」
「ありがとうございます?」
「迷子になるなよ?」
「なりません!」
1度沙葉ちゃんと別れ私はラウンジへとむかった。
とりあえず誰か居るだろうけどここ2年、3年近寄って無いから、わかる人が居ればいいのだけれど。
おじいちゃんって、やり手だったんだなぁーとつくづく思う。
ビル丸ごと全部に養成所から、部門ごとのフロアがある。
とりあえずパパとはるちゃん達が今日どこにいるのかによって、行動が変わる。
夜実家に帰ってくるなら、それが1番なんだけどなぁー。
入口のドアをくぐり目指すは歌手部門なんだけど、とりあえず身分証を見せるのだけども、何故か止められた。
あれ?
「申し訳ございません。こちら旧式の身分証でして、他に身分証ございますか?」
「旧式…。学生証でもよろしいでしょうか?厳しいなら直接電話を致しますが。」
学生証を見せるが微妙な反応をされた。
さて、誰がつかまるかな?
スマホを取り出し、電話帳とにらめっこしていると声をかけられ、視線を移すとパーマがかかった髪をピンで止めてる女の人だった。
「あれ?千春ちゃん??」
「あ、沙葉ちゃん?わー、久しぶり!!」
きゃぁーと違いに手を取りはしゃぐ。
沙葉ちゃんは、私と同期のお姉さんだ。
デビュー日が同じで同じ事務所なのもあって仲がいい。
「事務所に来るなんて珍しいね。誰かに用事?」
「うん。はるちゃんとパパの所在を確認しに来たんだけど、私の身分証旧式らしくて、とりあえずパパに文句つけるのが先かなぁー。」
「あぁ、そうなんだね。ちょっとまってて。」
沙葉ちゃんは、そう言うと受付のお姉さんと警備のお兄さんに話に行った。
しばらくして戻ってきた、沙葉ちゃんの手にはスタッフパスが握られていた。
「とりあえずこれで中入って、身分証は確認しようか。
」
「ありがとう!」
沙葉ちゃんは、この後予定無いとのことで一緒にひとまず歌手部門に顔をだす。
「こんにちわー。」
「うわ!千春じゃん!久しぶり。」
「榊原さん、お久しぶりです。」
「どうした?」
「はるちゃん達今日は夜家に帰ってくる予定ですか?ついでにパパの予定も分かれば。非常に助かります!特にパパ!」
「なんだ?社長と何かあったのか?」
「私の身分証旧式らしくて、今日は入れなかったんです!」
「お手柔らかにな?いじけたら仕事になんないから。」
「王子達は今日は早くて10時終了だな、今事務所のラウンジでインタビュー受けてる。社長も珍しく事務作業してるぞ。」
「ありがとうございます。とりあえず、はるちゃん達の所に行ってきます。」
「千春ついでにこれも持ってけ、うろちょろして誰かに言われたらこれ見せろ、」
手渡されたのは名刺で、裏に"幻姫"って書いてある。
「榊原さん、これなんですか?」
「社長一家の通り名?それで血縁者ってわかる。俺の署名もあるからな。」
「ありがとうございます?」
「迷子になるなよ?」
「なりません!」
1度沙葉ちゃんと別れ私はラウンジへとむかった。
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