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再会
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「お待たせいたしました。キリマンジャロです。」
スマホでニュースをチェックしていた俺は、顔を上げて固まった。
頼んだキリマンジャロを運んで来たのは「彼」だった。
「…?…どうかなさいましたか?」
「い、いや、ありがとう。」
我にかえってコーヒーを受け取る。手が震え、カップとソーサーがカタカタ鳴った…。視線を動かし、エプロンに付いている名札を確認する。
『小野寺』
間違いない…。彼だ。…7年ぶりに…彼に…会えた…。
「ごゆっくりお過ごし下さい。」
彼は一礼し、にっこり笑うと、カウンターへ戻って行った。
スマホでニュースをチェックしていた俺は、顔を上げて固まった。
頼んだキリマンジャロを運んで来たのは「彼」だった。
「…?…どうかなさいましたか?」
「い、いや、ありがとう。」
我にかえってコーヒーを受け取る。手が震え、カップとソーサーがカタカタ鳴った…。視線を動かし、エプロンに付いている名札を確認する。
『小野寺』
間違いない…。彼だ。…7年ぶりに…彼に…会えた…。
「ごゆっくりお過ごし下さい。」
彼は一礼し、にっこり笑うと、カウンターへ戻って行った。
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