未来も過去も ーコウイチー

後悔

2

ホテルの部屋に入るなり、ベッドに向かって押し倒す。
「いや…待って！」
口では嫌がっているが、悦んでいるのが明らかだ。表情が取り繕えてない。構わず言葉を口で封じ込む。

舌を突っ込み、口の中を蹂躙する。キスをしながらワンピースの裾を上げ、下着の中に手を入れた。

「嫌？こんなに濡れているのに？」
期待しているのが明らかだ。言葉で攻めるとふふ、と笑う。
「積極的ね。名前は？」

「名前はない。…君もだろ？」

「…ふふ、そうかも。」
そう言って笑う女の服を剥ぎ取った。