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エピローグ(真人)
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「母さんが父さんのところに泊まるって…。」
俺の言葉に、隣で皿洗いをしてくれていた悠の顔がぱっと輝いた。
「やったっ!真人、今日も泊まっていい?」
泊まるって…顔が熱くなる…。でも、悠が泊まることに何も異論はなかった。むしろ嬉しい…。母さん、気を利かしてくれた?
「うん。」
やっとのことで悠の顔を見ると、少し不安そうな表情をしてた悠が、ニヤッと笑って耳元でささやいた。
「待ってて。お泊まりの準備してくるから。30分…いや、1時間以内には戻る。」
そういうと悠は俺の返事も待たずに、母さんのエプロンを外し、そのまま飛び出して行った。
「真人…ここ?」
「ん…ふうっ…うン。」
なぜか俺たちは8時には2人で浴室にいた。お互いにつけていたネックレスを確認し合って長い口づけを交わした。それから、俺の体全体をボディソープをつけた悠の長い指が這い回り、今は洗われているのか性感帯を確認されているのか判らない状態だった。
「ここ良さそう…。」
悠の舌が首筋に降りてくる。舌が上下すると、全身に震えが走った。
「…んああっ…!」
「そしてここも…。硬くなってる…。」
耳朶を甘噛みされながら、初めて悠の指が分身を捕まえてきた。もう、少しの刺激でもイキそうだ。
「濡れてる…。どうして欲しい?扱く?それとも…後ろから…?」
先端を撫でるように刺激され、限界が近くなる…。
「……んん…。」
本当は後ろに悠のペニスを挿れて欲しい…でも口にするのはまだ恥ずかしかった。
「そんな目で見ちゃダメだ。我慢できなくなるだろ。」
悠が首筋に吸い付くと同時に俺の左足を上げた。すぐに後ろに指が入る。
「昨日…挿れた?」
やわやわと指を動かされ、耳元で囁かれた言葉に羞恥で顔を上げられない…。昨夜、我慢出来なかった…。隣の部屋に悠が寝ていると思うと尚更…。
「ごめんな。これからはずっと俺が満足させてあげる…。我慢出来なかったら呼んで。あっという間に来るから。」
そう言うと、シャワーを止めてシャンプーの隣に置いたローションを取り上げた。
「後ろ向いて…そう…真人綺麗だ…。」
背中のどこが綺麗なんだ?と思う間もなく、左の脇腹をペロンと舐められて吸いつかれた。
「……んああああン…。」
「ふふっ…やっぱり…。ここに可愛いホクロある。もう覚えた。」
また同じところに何度も何度もキスをされた。と同時に、悠の長い指が入り込む。久しぶりのはずなのに、悠の指は俺のイイ所を的確に探し当てていた。
「…んあっ…あっ…ああっ…ゆ、ゆうっ!」
「何?」
耳を舐められて囁かれる。ローションを纏った指は絶え間なく出入りを繰り返していた。背中に悠の熱い体が覆い被さり、太腿に悠の分身が触れた。熱くなったソレはもう硬い…欲しい…悠のモノでいかせて欲しい…。
「ゆ…う…ゆう…。」
「ん?何?…言って?」
分かってるくせに…!ちょっとだけ怒りを込めて後ろを向く。悠は微笑んでいた。
「可愛い…真人。その真っ赤な顔で睨まれるの…堪らない…。」
ちゅっと唇にキスを落とされて、悠の指は俺のイイ所をグニグニと刺激し始めた。
「…んああああん…あっ!ゆうっ!!」
「どうして欲しいの?言って?」
指が止まらない。出したい気持ちは高まるけど、嫌だ…悠が欲しいっ!
「…い、挿れてっ!ゆ、ゆうのでイかせてっ!」
「最高っに可愛いっ!お待ちどうさまっ!…俺も…限界っ!」
ぐーっと後ろが広げられる感覚とともに、悠の分身が入ってきた。と同時に、頭が真っ白になった。
「……んあああああっん……。」
俺の言葉に、隣で皿洗いをしてくれていた悠の顔がぱっと輝いた。
「やったっ!真人、今日も泊まっていい?」
泊まるって…顔が熱くなる…。でも、悠が泊まることに何も異論はなかった。むしろ嬉しい…。母さん、気を利かしてくれた?
「うん。」
やっとのことで悠の顔を見ると、少し不安そうな表情をしてた悠が、ニヤッと笑って耳元でささやいた。
「待ってて。お泊まりの準備してくるから。30分…いや、1時間以内には戻る。」
そういうと悠は俺の返事も待たずに、母さんのエプロンを外し、そのまま飛び出して行った。
「真人…ここ?」
「ん…ふうっ…うン。」
なぜか俺たちは8時には2人で浴室にいた。お互いにつけていたネックレスを確認し合って長い口づけを交わした。それから、俺の体全体をボディソープをつけた悠の長い指が這い回り、今は洗われているのか性感帯を確認されているのか判らない状態だった。
「ここ良さそう…。」
悠の舌が首筋に降りてくる。舌が上下すると、全身に震えが走った。
「…んああっ…!」
「そしてここも…。硬くなってる…。」
耳朶を甘噛みされながら、初めて悠の指が分身を捕まえてきた。もう、少しの刺激でもイキそうだ。
「濡れてる…。どうして欲しい?扱く?それとも…後ろから…?」
先端を撫でるように刺激され、限界が近くなる…。
「……んん…。」
本当は後ろに悠のペニスを挿れて欲しい…でも口にするのはまだ恥ずかしかった。
「そんな目で見ちゃダメだ。我慢できなくなるだろ。」
悠が首筋に吸い付くと同時に俺の左足を上げた。すぐに後ろに指が入る。
「昨日…挿れた?」
やわやわと指を動かされ、耳元で囁かれた言葉に羞恥で顔を上げられない…。昨夜、我慢出来なかった…。隣の部屋に悠が寝ていると思うと尚更…。
「ごめんな。これからはずっと俺が満足させてあげる…。我慢出来なかったら呼んで。あっという間に来るから。」
そう言うと、シャワーを止めてシャンプーの隣に置いたローションを取り上げた。
「後ろ向いて…そう…真人綺麗だ…。」
背中のどこが綺麗なんだ?と思う間もなく、左の脇腹をペロンと舐められて吸いつかれた。
「……んああああン…。」
「ふふっ…やっぱり…。ここに可愛いホクロある。もう覚えた。」
また同じところに何度も何度もキスをされた。と同時に、悠の長い指が入り込む。久しぶりのはずなのに、悠の指は俺のイイ所を的確に探し当てていた。
「…んあっ…あっ…ああっ…ゆ、ゆうっ!」
「何?」
耳を舐められて囁かれる。ローションを纏った指は絶え間なく出入りを繰り返していた。背中に悠の熱い体が覆い被さり、太腿に悠の分身が触れた。熱くなったソレはもう硬い…欲しい…悠のモノでいかせて欲しい…。
「ゆ…う…ゆう…。」
「ん?何?…言って?」
分かってるくせに…!ちょっとだけ怒りを込めて後ろを向く。悠は微笑んでいた。
「可愛い…真人。その真っ赤な顔で睨まれるの…堪らない…。」
ちゅっと唇にキスを落とされて、悠の指は俺のイイ所をグニグニと刺激し始めた。
「…んああああん…あっ!ゆうっ!!」
「どうして欲しいの?言って?」
指が止まらない。出したい気持ちは高まるけど、嫌だ…悠が欲しいっ!
「…い、挿れてっ!ゆ、ゆうのでイかせてっ!」
「最高っに可愛いっ!お待ちどうさまっ!…俺も…限界っ!」
ぐーっと後ろが広げられる感覚とともに、悠の分身が入ってきた。と同時に、頭が真っ白になった。
「……んあああああっん……。」
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