ある時、ある場所で

もこ

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4回目〜2年前〜(悠)

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「あ、ごめん。」
真人に覆いかぶさってキスをする。
「ごめん…これに…嫉妬してた。」
うん、そう…。いつもこれが真人の中に入っていると思うだけで…俺は嫉妬している。キスを深くしながら、ディ・ドを入れた。

「んああああっ!」
背をしならせて声を上げる真人の背中にキスをする。ディ・ドはキスをしない。俺は…できる…。変な優越感で心が満たされていく。背中中に紅色の花が咲く。もっともっと感じて…。気持ちよくなって…。

「ここらへんだろ?」
さっき確認してた場所を擦り上げるように動かす。真人の雄から蜜がたらりと糸を引く。真人の姿を見て、俺のモノからも蜜が溢れる。俺の我慢も限界が近い…。

「んああああああっ!イクっ」
真人が絶頂を迎えようとした瞬間、無意識にディ・ドを抜いて俺のモノを滑り込ませていた。俺の雄でイッてほしい…!もはや本能だったのかもしれない。きつい穴を無理矢理広げながら奥に突っ込む。と同時に真人の雄から勢いよく白濁が飛んだ。

キュウっと締め付けられて、その刺激だけで俺もイキそうだった。肩を落とした背骨の中心にキスをする。少しだけ呼吸を整える。よし、いける。少しずつ腰を動かす。俺の動きに合わせるように中の襞が蠢く。中へ中へと誘うように…。
「…んあっ、ああ…ん…。」

もう…限界…!俺は真人の腰をしっかりと掴んだ。自分の腰を引き、本能のままに打ち込む。
「真人っ!好きだっ!!」
…真人、聞こえてる?
「…愛してるんだっ!」
…本当だ。今まででこんなに欲しいと思ったことがない。
「俺だけ…今は…今だけは俺のものだっ!」
…ずっと俺だけのものにしたい。でも今だけ、今だけは俺のものだと信じさせて…!

「…ウああああっ!」
真人の声とともにまた白濁が飛んだ。強い刺激に俺も堪え兼ねペニスを引き出す。真人の双丘に挟み込むように雄を当てがい、真人の背後から精液を飛ばした。

「はあっ、はあっ、はあっ…真人…愛してるっ!」
崩れ落ちた真人の体に覆い被さり、首元にキスをする。顔を上げて唇にキスをしようとして気がついた。真人の意識が飛んでる…。刺激が…強すぎた?とりあえずティッシュ…。ティッシュを探して部屋の中を見渡した。

机の上にティッシュの箱を見つけて、ざっと汚れた場所を拭き取る。もっと綺麗に…。俺は風呂上がりに使ったタオルを取りに洗面所に降りて行った。

『あ…ネックスレス!』
洗ったタオルをもって2階へ向かう。キッチンの前を通った時、ネックスレスの存在を思い出し、キッチンに立ち寄った。


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