モフモフは正義

ナポ

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テレパシー、使えねー!!

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よし、ここはひとまず落ち着こう。


……ここで使わずいつ使う!テレパシー!

モウル、モウル、きこえる?おーい!!起きて!助けて!シ───(´-ω-`)───ン


無視なの?ねぇ、無視してないよね!
うん、これは寝てるな!………


しょうがない、諦めて帰るか!帰れないんじゃないのかって?帰れないなら帰れるようにすればいいんだよ!そう、魔法を作っちゃおう!ナイス自分!

んー、やっぱり転移が無難かな。モウルがいる宿をイメージして、転移!






スっと体が浮く感覚がして、目を開けるとそこは……。

宿でした!あれ?でもここなんか違う気が……、




ガチャ、扉を開けては入ってきたのは、いかにも不良というか、いかついおじさん達だった。

「あぁ?なんだおまえ」
「お頭の知り合いじゃないんですかい?」
「はぁ?俺にこんなガキの知り合いがいるかよ!」

「え、えっと俺はカナデと言います、一応冒険者です。」
最初の印象が肝心だからな、ここはしっかりと挨拶を…
「はぁ!そんなのはどうでもいい、なんでお前みたいなのがここにいるかって言ってんだよ!」

えー、なんで?俺もよくわからないのだが、

「転移したから?」

「…はぁ?!ふざけてんのか」

「え、いやその……」

お頭らしき人が俺の襟を掴んで揺さぶってきた。

ヒィー!ふ、ふざけてないです!そ、そうだ!転移、転移!

「?!なんだ!急に消えやがった!どこに行きやがった!」

「お頭、も、もしかして幽霊なんじゃ!」

「そんなわけないだろ!チッ、消えちまったもんは仕方ねぇ、次見つけたら捕まえろ、いいな!」

「はい!」
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