モフモフは正義

ナポ

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魔法を覚える!

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神様と別れ意識が戻り、辺りを見渡すとシスターがまだ祈っていた。

それほど時間は経っていないようだ。シスターに小さな声で挨拶をし、協会をあとにした。

もうそろそろ夕方になるので図書館は明日にしよう。

今きずいたが服も制服のままだった。服も買いに行かないとな。

とりあえず宿に戻って魔法の練習でもしよう。

帰るか、とモウルに声をかけ歩き出す。しばらくして宿屋の近くの通りまで来た。

「カナデ!あれ美味しそうだよ! 」

そこは色々な店がでていて、商店街のように賑わっている。モウルがその店の前まで行き、俺にすごい視線を送ってくる。

う、可愛い!しょうがないなと思いその店を覗いてみると、焼き鳥のようなものがあった。

懐かしい匂いに俺も食べたくなってきた、今日の晩ご飯は焼き鳥?にしよう。

「8本下さい」

「銅貨16枚だ」

お金のことはモウルに教えてもらったのでバッチリだ!

お金を払い宿屋まで帰る。

宿屋に着くとモウルが早くと言わんばかりに尻尾を降ふっていた。

「カナデはやくはやく!」

「そんなに急かさなくても焼き鳥は逃げないぞ!ほら」

「んー!美味しい!」

「ご飯が欲しくなるなー」

「ご飯てなに?」

「ご飯て言うかお米だな、俺のいた世界ではよく食べてたんだ。美味いぞ!」

「美味しいのか…ジュルリ」

こっちの世界にもあるかな?

「そう言えばこの串焼のことを焼き鳥って言ってたけどカナデの世界にもあるの?」

なに?!これは焼き鳥じゃないのか?一体何の肉なんだ…。

「あぁ、そうだな似たようなのがあるよ。」

焼き鳥…、ではなく串焼きを食べ終わり、魔法についてモウルに聞き、今の知識でできる限りの魔法を使えるようになった。

試しに身体を綺麗にするようなイメージで魔法を作ってみたら、簡単に出来てしまった。

神様がイメージは大切だと言っていたからな。…それにしても、こんなに簡単に出来てしまっていいのだろうか。

色々試したいが魔法の基礎も分かっていない俺ができるのはこれぐらいだと思い、後は明日することにした。

先程作った魔法、名前はクリーン(仮)。このカッコ仮ってなんだ?と思い色々試したがよく分からなかった。

それを自分とモウルにかけ布団に入る。昨日はお風呂に入らなかったのかって?宿屋の人に聞いたらお風呂は貴族の人ぐらいしか使わないのだとか。
水道代とか大変だもんな。こっちでもそうなのか?などと考えていると直ぐに睡魔が襲ってきた。



ちゃんと体は拭いたからな!


    
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