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しおりを挟む「あは、あははははははは!!」
鞭がしなり、空を切る音がする度、背中にまた一つと傷がついていく。
むせ返る程の『香り』。痛み。与えられる快楽なんて感じたくないのに、体が言う事を聞かない。
「ほら、寝ちゃダメだよ!起きて!ほら起きて!」
「˝あ、が…っ」
鳩尾を殴られ、吐瀉する。
「あーあ、吐いちゃって汚いなぁ。これは、もっとお仕置きが必要かな?」
肩で息をするオレを見下ろし、ニタニタと嫌な笑みを浮かべるロンデルに吐き気がする。
「は、糞野郎が…」
「……あ、何だって?」
「糞野郎っつったんだよ。それとも何か?変態糞野郎の方が良かったか?」
「チッ、この半獣が。なめた口きいてんなよ!」
「…っ!」
バシンッと鞭が体の至る所を打つ。止まる気配のないその猛攻にオレの意識は次第に遠のいていった。
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