巻き込まれ転生

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1章 隠密令嬢(?)とリア充令息

酷く危うい状態だと認識しました(R18)

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バロンさんに促され中に入ると、そのまま腕を引かれどこかに案内してくれる。

「あのっ…靴を脱いでないです!」

そうなのだ。バロンさんは履き替えたような気がするけど、自分は靴を履いたままだ。足を布のようなものが包んでいる。

「…ああ、大丈夫だ。君が履いているのは布地の靴だけど、これから風呂に入ってもらうから心配いらないよ」

「でも、歩いた場所は汚れちゃいます…」

「気にすることはない。使用人達が喜々と働いて綺麗にしてくれる。汚れていた方が掃除のし甲斐があるというものだ」

快活に笑っているのだろうバロンさんに唖然とする。
楽観的な考えの人なんだろうか。
というかそれ程気にしないって事は、そこそこ裕福なのかな?

また手を引かれるままについていくと、バロンさんは立ち止まって、「ここが浴室だよ」と説明してくれる。

ありがとうございます、と言って、タオルの場所や浴室の使い方を聞こうとしたら、すぐ近くで声がした。どこかって、目の前です。自分の胸辺りに手が這う感覚がある。なんかゾクゾクする。

…これって、どういう状況?

分かるのは肌が空気に晒されている事…――上半身が剥き出しになっている。

「あ、あの!?バロンさん、何を、」

「…――ん?」

バロンさんの声とともに出された息が胸元にかかりビクッと身体を強張らせる。
彼の吐息だと分かると身体がだんだんと熱くなってくる。それに呼応するように、自分の中心に異変を感じる。

え?下半身がっ…アソコが熱い!
何か立ち上がっている!?

ただでさえ男だという事実を受け入れられてないのに、上半身裸の状態でバロンさんに見られている…かもしれない現実に頭が追い付かない…!

顔に熱が集まってきて、目が潤んでいる気がする。
恥ずかしい。でも、何をどう質問すればいいか分かんない。
目の前の、男性の身体の事なら大方知っているだろう彼に、身体の事を聞くことに抵抗がある。

前世で保健体育も学んだけど、それは女性の身体の事であって、男性の方の知識が全くない。

今は年齢は分かんないけど、前世で言うなら小学生くらいなのかな…?
下半身のアレ…口にも出すのが恥ずかしいけど、いつから、その…感じるようになるんだろうか。

女性としての自分が明確にいる事が羞恥心を煽っている。
でも、前世で生きてきたのも12歳まで。何ら大差のない年齢だよね…?

困惑していると、下半身を覆っていたものが脱がされた。

「え!?あ…っ、み、見ないで!」

見られてるか確認する方法はないけど、前を手で覆い隠す。
手のひらに、ぐにょんと当たるモノの感触が生々しくて手を離したくなるが、見せたくもない。
自然と足が内股になり、膝と膝を擦り合わせる。

頭上からふっと笑う気配がしたと同時に、服の擦れる音がする。
スルスルッと音がしたと思ったら、カチャカチャとベルトでも外す音がした。

この音は、私の、じゃないっ――!?

「バロンさんっ!」

「何かな?」

「バロンさんも、お風呂に入るんですか…?」

「そうだよ。だって、君、一人じゃ入れないでしょ?」

そこで身体をかああっと熱がかけ上がった。

そうだよ!目が見えないんじゃ何がどこにあるのかも分からないし、転んだら危ない。必然的に助けが必要だ。
バロンさんはわざわざ手ずから風呂に入るのを手伝ってくれてるんだ。
そこで他のメイドや執事に、と思ったが、それはそれで恥ずかしくて脳が焼き切れそうだ。バロンさんは、信用してもいいよね…?

「…お願いします」

観念して頭を下げると、「触るね」という声が降ってきて、背中と膝裏に手を差し込まれ抱き上げられた。

「ひゃっ、ぁっ!?」

声を掛けてから触ってきたのに、その手に身体が反応して声を上げてしまった。
何でこんなに敏感なの!?

…そうか、目が見えない分触覚が敏感になっているのかっ!厄介すぎる!

既に心がやつれ気味になり、目が潤んでくる。今きっと顔がぐしゃぐしゃだ。主に涙で。

バロンさんの支える腕にグッと力が入り、身体が硬直する。

え、やだ。背中側を抱える彼の左手が、私の左乳首に一瞬触れた。

「んぁっ!」

自分の口から甘い声が漏れた。
浴室内に響き渡り、嫌でも乳首が硬くなるのを感じた。

えっ?男の人も乳首って感じちゃうの!?

痛いほどに堅くなる左乳首がじりじりと熱くなる。右側は特に反応してない。

「――っ…感じやすいんだね」

どこか熱のこもった、嬉しそうな声色に、下半身のモノが反応する。
身体が答えてどうするんだよっ!イエスって言うな、分身!

あああ、分身とか言っちゃった。自分の身体だと認めてしまった~。

「ば、バロンさん!私の身体の事は気にせず、さっさと身体を洗いたいですっ!」

必死に催促して、浴室の身体を流す所のイスに座らせてもらった。
イスが冷たくて声を上げそうになったが、覚悟してたので堪えられた。





私はイスに座ったまま、背中を泡で洗われていた、…素手で。

何でスポンジじゃないのかと聞いたら、

「繊細な肌を傷つけられないよ。泡でスベスベになるまで洗うからね」

と、まあ、泡のついた硬い手で上下に滑るんだけど…。

「…ぁっ…ぅあ…んっ…はぁ…」

テンポよく、同じ間隔で滑る手に身体が反応して、背が反ってしまう。
彼の指が辿る所を無意識に追い、指の硬さや手の大きさを勝手に記憶してしまう。

声を漏らしたくなくて、両手で口元を覆い、押し寄せる快感に身体を震わせる。

後ろからはあはあと荒い息遣いが聞こえ、その声に耳が侵されていくような感覚に頭がクラクラする。バロンさん、私男ですよ…(変な雰囲気になってる気が…)

思わず振り返り確認したくなるけど、振り返った所で目で見ることはできない。
ちょっと惜しいと思う自分に、今更ながらに驚く。


私は、この状況に興奮しているんだ。…こんな事知りたくなかった。

つい快感を求めて、自分の分身に手を伸ばす。

自分のモノを片手で包み込み、もう片方の手は口を覆ったままにする。
これって、人前でする事じゃないもん、絶対。

包んでいた…右手を少しゆるりと上下に動かす。
それだけで、柔らかかった分身がドクンと脈打ち、少し硬くなった気がする。

下半身に熱が集まり出し、右手を動かす事に集中していると、突然腹の周りをわさわさと動き回る手の感触があり、現実に引き戻される。

「…――随分熱心に手を動かしているね。」

背中にバロンさんの胸板が当たっている。後ろから抱きしめられている格好になっている事を瞬時に察した。彼の両手が腹部に回った時に、違和感に気付いた。

あれ、傷があったよね?何で痛くないの。

バロンさんは私の戸惑いに気付いたのか、すぐ答えてくれた。

「…ああ、腹の傷は脱がせた時には跡形もなく消えていたよ?…―ほら、私が触ってるから分かるでしょ?綺麗に治ってる…綺麗で滑らかな肌だねっ…――」

腹部をスルリと滑らせていた手が、左手は左乳首に、右手は何故か私のモノを私の右手の上から握った。

「やぁっ……んんっ」

私の右手ごと上下に動かされ、モノが硬く反り上がる工程をまざまざと感じ取ってしまった。


ぬちゅ、ぬちゅ、ぐちゅ、くちゅ


卑猥な音が一定の間隔で続き、分身の皮?が剥かれ、引き伸ばされている。
目で見えないため、どうなっているのかは触った情報しか理解できない。

「はぁっ…どう、なってる、のぉ…、ふぁっ!」

私が呟いた声に合わせて擦る手の角度が変わり、緩急がつく。


ずちゅずちゅ、くちゅ、くちゅくちゅぐちゅっ


分身の根元から熱い何かがこみ上げてくる。
こ、れは、精液が、出ようとして、るの?

バロンさんは右手を激しく擦り上げながら、左手も忙しなく乳首をまさぐる。
乳首を摘み引っ張り上げられ、悲鳴を上げたくなる。

「ぃたあっ…――っ!?」

際限なく引っ張り伸ばされる乳首に痛みが走る。

「や…やめ、て」

お願いすると、乳首から手が離れホッとする。でも、じんじんと痛み、腫れてるであろう乳首の先が熱い。

「ああっ…乳首が赤くふっくらと腫れてしまったね。痛いだろう…」

乳輪ごと乳首を優しく揉まれ、痛みはなくなったけど、痛めつけられた乳首は感じやすくなっている。コリコリと硬くなった乳首を解され、口から熱い吐息が漏れる。

「ふ…ぁ…ぁあ」

あやすように、ころころと転がされた乳首は刺激を求めて、バロンさんの手に自ら乳首を押しつける。

「気持ちよくなりたいんだねっ…」

その言葉を聞くと同時に、身体を反転させられた。お尻が180度回転したのだ。
今、向かい合わせなのかな…?

「…バロン、さん?」

「身体が疼いて仕方ないよね。…大丈夫。手伝ってあげるから、私に身をゆだねなさい」

その直後、乳首をヌメッと湿ったものが包み込む。
包まれたと思ったら、うごめく何かが乳首の先を突いてきた。

「ぅあ!…えっ、何?」

バロンさんの口が、舌が、私の左乳首を攻め始めたのだと気付く。

思考が甘く溶け出し、バロンさんの頭を抱え、快感の波に身体を震わせた。
空いていた右乳首も指で弾かれ、「んあっ!」と声を漏らす。

熱い唇が左乳首を食むと、乳輪ごと吸い上げられた。


チュッ、ぢゅッちゅぅぅぅ~


「はあぁっ…んんんんっ」


ちゅぅぅぅ~、ちゅぱちゅぱ、ぢゅちゅぅぅっ


吸い上げられ、こりこりと甘噛みされ、唇で啄まれ、翻弄されていく。
左乳首が異常に敏感になり、ふっと息を吹きかけられると身体が跳ねて腰が浮く。

「そこ、ばっかぁ…やぁ~」

快感を求め、物足りなさから身体をくねらせてしまう。

バロンさんは心得たとばかりに、右乳首も同様に可愛がり始める。

それで安心した私は、また分身に手を伸ばし、しごき出す。


ずっちゅ、ずっちゅ、ぬちゅ、くちゅ、くちゅ


手を上下させるたびに分身の頭――亀頭って言うんだっけ?が空気に触れて、中から溢れ出す。…これって、精通しているって事?粘り気のある液体が出てるから、精液だよね…?

皮をめくっては擦る。胸と下半身同時に気持ちよくなり、息が弾む。

「…まだイってないのか?」

問われて、戸惑いから動作を止めてしまう。

前世も自慰をした事がなかったので、イクという感覚が分からない。

「…どうやって?」

聞いてから、しまったと思った。
分身にバロンさんの手が触れた。のと同時に暖かいものがピトッと当たった。
こ、これは、バロンさんの?

自分のより質量感のありそうな硬いものが私の分身に寄り添い、バロンさんの手が両方のを一緒に手で握る。そのまま上下に動かす動作に未知なる感覚が襲う。

「一生にイこうね」

バロンさんの硬く太い指に包まれ、熱いもの同士が擦れるたびに汁をこぼす。
自然と抱き合う形になり、私の腰を抱きかかえるバロンさんに、私も彼の背中に腕を回す。


「ぁあっ……あああああん!!」


びゅくっ、びゅるるるっ


バロンさんの手の中で達するが、止まることなく何度目かの激しい熱のぶつかり合いに、意識を手放した。
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