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第十四章 少年
第302話:伝われ……
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政治的なことはさておき『もしも、わたしに夫が三~四人いたなら』と想像してみた。
朝、ヴィルさんとくまんつ様を仕事に送り出し、日中はアレンさん・フィデルさんと一緒に予定をこなす。
夕方、帰ってきた二人をお出迎えして皆でわいわいとお夕食。
食後はサロンか誰かの部屋へ移動してお喋りタイムだ。今日一日どんなことがあったかを話しながらのんびり過ごす。
単に話し相手が増えただけで、今とほとんど変わらない。
こういう感じなら悪くはないかもと思いかけて、愛情云々がスッポリ抜けていることに気づいた。
何でも平等にしようとするのは、良くも悪くも日本人のクセかも知れない。同じ「旦那様」であるなら、可能な限り平等に扱いたくなる。
そうなると、毎日『今日は誰と一緒に寝るのか問題』が浮上してしまう。
やっぱりお当番制ですか?
心臓と鼻粘膜を強化しないと死んでしまいそうですが。
二人目と結婚するまでの間、デートはどうするのだろう。
公然と浮気をしているようなものでしょう?
世間体というものがありますよ。
街中には噂好きの貴族や、ヒト族の皆さんも大勢いるのだし。
まさかヴィルさんに「アテクシちょっとデートに行ってきますわね」とか言って出かけるの?
罪悪感に圧し潰されて死にませんか?
こんなところまで来て、メンタル圧死なんて……。
わたしが別の人とイチャイチャしても本当に大丈夫なのかしら。
わたしだったら絶対にヤキモチ焼いちゃうし無理ですよ?
自問自答は永遠に続きそうな気がした。
はぁ~~~……。
頭痛がしてきちゃう。
体に悪いですよね。
今日はこれ以上考えるのはよしましょう。
小さくため息をついて視線を上げると、左斜め上から強い視線を感じる。
恐る恐る見上げると、アレンさんと目が合った。
気づけば話が一段落して三人とも静かになっている。
まずい……。さっきの話、全然聞いていなかった。
「大丈夫ですか? すごい勢いで表情がころころ変わっていましたが」
ぐはっ。
一部始終を見られていた。
しかも、いつの間にかすごく密着している。
どっ、どうしてこんなにスッポリとアレンさんに包まれているのだろう???
近いです。近すぎますっ。体温……体温がっ!
至近距離ではメガネ着用を必須にしてほしい。
どうしても外したいのなら、わたしにあのメガネを貸してくださいっ。わたし自ら仏像になり、そのキラキラを防御します。
「リア様はお茶のほうが良いのでは?」
「あ、だ、大丈夫、です。これ、ジュースですし、酔ったわけではなくて、ちょっと考えごとを……」
俯いて自分の手元に視線を逃がそうとしたけれど、彼にそれを阻止された。
彼が頰に触れたのだ。
「……っ!」
「本当に? なんだか顔が赤いような気がしますが」
もうプライベートタイムなので彼は手袋をしていない。
ぶわーっと顔が熱くなった。
「アレンさんのせいです」とも言えないし、かと言って「二人目以降の旦那様のことを考えていたら変に意識してしまって、ちょっと頭がおかしくなっています」とぶっちゃけるのもどうかと思う。
婚約者に助けを求めるべく視線を送ると、ヴィルさんは一人掛けのソファーでゆったりとソーダ割りを飲みながら、生温か~くこちらを見守っていた。
な、なんで嬉しそうな顔をしているのですか……!
アレンさんが親指で頬をスリスリと撫でるものだから、顔はグラグラと沸騰寸前だ。お客様にみっともない姿は見せたくないので必死で平静を装った。
いや、おかしい。
普段のアレンさんはこんな感じじゃない。
どうしたのだろう。
酔っているようでもないし、かといって素なのかと言うと少し違う気がする。
「へ、平気です。平気平気……」
「本当ですか?」
全然平気じゃないけれどコクコク頷いた。
すると彼は、「具合が悪いときはすぐに言ってくださいね?」と言って髪に口づけを……(!)
耳元でチュッと音がした。
ぅぴゃぁーーッッッ!!
(みみ! みみが溶けたぁぁぁーッ)
リアルで叫ばないよう口を押さえて恐る恐るヴィルさんを見ると、やはり彼はしっかりとこちらを見ていた。
王族スマイルだ……。
こんな状況で微笑むなんて、愛が冷めたか心臓が超合金かのどちらかだろう。
アレンさんはわたしから離れる気もなければ、髪から手を離す気もなさそうだ。
こ、これはわたし限定の修羅場ですか?
クワッ! と、最大出力の目ヂカラでヴィルさんに訴えかけた。
目は口ほどに物を言うはずだ。昔から目ヂカラには定評がある。
ヴィルさん、この王子様みたいなイケメンを剥がして頂きたいのです。
わたしはこの方に恩がありすぎて邪険にできないですし、上手にかわせる自信もありません。
なんだかちょっと様子がおかしい気もするし。
どうかお願いです、ヴィルさん。
つ、伝われ……、伝われぇぇぇ……!
ニコリ。
ヴィルさんは目を細めてさらに微笑んだ。
「あっ、分かってくれた」と、淡い期待をしたわたしがバカだった。
彼は微動だにしない。
ヴィルさんも相当な目ヂカラの持ち主だ。
その曇りなき眼は、わたしに向かってこう語っていた。
「リア、良かったね。たくさん愛されているね♪」
うおおぉーー!
ヴィルさんのアンポンターン!
(※リア様 こころのちゃぶ台返し)
もうヴィルさんなんかアテにしないっ。
ぷんっ!
落ち着きましょう。
この国の淑女は、いちいち百面相なんてしないのです。
穏便に問題を解決するのが貴族のやり方。
わたしだって、このワケの分からない異世界で懸命に生きてきた矜持があります。
お天気問題もありますし、淑女らしく笑顔で受け流してやりますわっ!
ヒクリ。
ヒクヒクヒクッ。
わたしの軟弱な顔筋は、この重大な局面でストライキを起こしていた……(がっくり)
密着するアレンさんに頭をナデナデされながらイジケ虫になっていると、くまんつ様のイイ声が聞こえた。
「そういえば、その後ポルト・デリングの様子はどうだ?」
気を使って話題を変えてくださったに違いない。
全身に巻きつく罪悪感と羞恥心に絞め殺されようとしている可哀想なわたしの心の内を、くまんつ様は分かってくれたのだ。
なんて優しい方なのでしょう……。
わたしは生涯くまんつ教の信者です。
くまんつ様の姿絵を踏まなければ殺すと脅されたなら、喜んで殉教者になりましょう。
くーまん……(※くまんつ神を讃える言葉)
わたしの婚約者はクスッと笑うと、くまんつ様に向き直って穏やかに話し始めた。
彼が何に対して笑っているのかが分からない……。
しかし「もしかしてヤキモチを焼いてくれたの? 嬉しいっ♪」などという恋愛におけるテンプレ的展開が望めないことは理解できた。
負けるもんか。
強く生きてゆこう。
お義父様も愛情を分散したほうが良いと言っていたしね(できるかどうかは別として)
わたしの心を置いてけぼりにしたまま、話題はポルト・デリングの件に変わっていった。
朝、ヴィルさんとくまんつ様を仕事に送り出し、日中はアレンさん・フィデルさんと一緒に予定をこなす。
夕方、帰ってきた二人をお出迎えして皆でわいわいとお夕食。
食後はサロンか誰かの部屋へ移動してお喋りタイムだ。今日一日どんなことがあったかを話しながらのんびり過ごす。
単に話し相手が増えただけで、今とほとんど変わらない。
こういう感じなら悪くはないかもと思いかけて、愛情云々がスッポリ抜けていることに気づいた。
何でも平等にしようとするのは、良くも悪くも日本人のクセかも知れない。同じ「旦那様」であるなら、可能な限り平等に扱いたくなる。
そうなると、毎日『今日は誰と一緒に寝るのか問題』が浮上してしまう。
やっぱりお当番制ですか?
心臓と鼻粘膜を強化しないと死んでしまいそうですが。
二人目と結婚するまでの間、デートはどうするのだろう。
公然と浮気をしているようなものでしょう?
世間体というものがありますよ。
街中には噂好きの貴族や、ヒト族の皆さんも大勢いるのだし。
まさかヴィルさんに「アテクシちょっとデートに行ってきますわね」とか言って出かけるの?
罪悪感に圧し潰されて死にませんか?
こんなところまで来て、メンタル圧死なんて……。
わたしが別の人とイチャイチャしても本当に大丈夫なのかしら。
わたしだったら絶対にヤキモチ焼いちゃうし無理ですよ?
自問自答は永遠に続きそうな気がした。
はぁ~~~……。
頭痛がしてきちゃう。
体に悪いですよね。
今日はこれ以上考えるのはよしましょう。
小さくため息をついて視線を上げると、左斜め上から強い視線を感じる。
恐る恐る見上げると、アレンさんと目が合った。
気づけば話が一段落して三人とも静かになっている。
まずい……。さっきの話、全然聞いていなかった。
「大丈夫ですか? すごい勢いで表情がころころ変わっていましたが」
ぐはっ。
一部始終を見られていた。
しかも、いつの間にかすごく密着している。
どっ、どうしてこんなにスッポリとアレンさんに包まれているのだろう???
近いです。近すぎますっ。体温……体温がっ!
至近距離ではメガネ着用を必須にしてほしい。
どうしても外したいのなら、わたしにあのメガネを貸してくださいっ。わたし自ら仏像になり、そのキラキラを防御します。
「リア様はお茶のほうが良いのでは?」
「あ、だ、大丈夫、です。これ、ジュースですし、酔ったわけではなくて、ちょっと考えごとを……」
俯いて自分の手元に視線を逃がそうとしたけれど、彼にそれを阻止された。
彼が頰に触れたのだ。
「……っ!」
「本当に? なんだか顔が赤いような気がしますが」
もうプライベートタイムなので彼は手袋をしていない。
ぶわーっと顔が熱くなった。
「アレンさんのせいです」とも言えないし、かと言って「二人目以降の旦那様のことを考えていたら変に意識してしまって、ちょっと頭がおかしくなっています」とぶっちゃけるのもどうかと思う。
婚約者に助けを求めるべく視線を送ると、ヴィルさんは一人掛けのソファーでゆったりとソーダ割りを飲みながら、生温か~くこちらを見守っていた。
な、なんで嬉しそうな顔をしているのですか……!
アレンさんが親指で頬をスリスリと撫でるものだから、顔はグラグラと沸騰寸前だ。お客様にみっともない姿は見せたくないので必死で平静を装った。
いや、おかしい。
普段のアレンさんはこんな感じじゃない。
どうしたのだろう。
酔っているようでもないし、かといって素なのかと言うと少し違う気がする。
「へ、平気です。平気平気……」
「本当ですか?」
全然平気じゃないけれどコクコク頷いた。
すると彼は、「具合が悪いときはすぐに言ってくださいね?」と言って髪に口づけを……(!)
耳元でチュッと音がした。
ぅぴゃぁーーッッッ!!
(みみ! みみが溶けたぁぁぁーッ)
リアルで叫ばないよう口を押さえて恐る恐るヴィルさんを見ると、やはり彼はしっかりとこちらを見ていた。
王族スマイルだ……。
こんな状況で微笑むなんて、愛が冷めたか心臓が超合金かのどちらかだろう。
アレンさんはわたしから離れる気もなければ、髪から手を離す気もなさそうだ。
こ、これはわたし限定の修羅場ですか?
クワッ! と、最大出力の目ヂカラでヴィルさんに訴えかけた。
目は口ほどに物を言うはずだ。昔から目ヂカラには定評がある。
ヴィルさん、この王子様みたいなイケメンを剥がして頂きたいのです。
わたしはこの方に恩がありすぎて邪険にできないですし、上手にかわせる自信もありません。
なんだかちょっと様子がおかしい気もするし。
どうかお願いです、ヴィルさん。
つ、伝われ……、伝われぇぇぇ……!
ニコリ。
ヴィルさんは目を細めてさらに微笑んだ。
「あっ、分かってくれた」と、淡い期待をしたわたしがバカだった。
彼は微動だにしない。
ヴィルさんも相当な目ヂカラの持ち主だ。
その曇りなき眼は、わたしに向かってこう語っていた。
「リア、良かったね。たくさん愛されているね♪」
うおおぉーー!
ヴィルさんのアンポンターン!
(※リア様 こころのちゃぶ台返し)
もうヴィルさんなんかアテにしないっ。
ぷんっ!
落ち着きましょう。
この国の淑女は、いちいち百面相なんてしないのです。
穏便に問題を解決するのが貴族のやり方。
わたしだって、このワケの分からない異世界で懸命に生きてきた矜持があります。
お天気問題もありますし、淑女らしく笑顔で受け流してやりますわっ!
ヒクリ。
ヒクヒクヒクッ。
わたしの軟弱な顔筋は、この重大な局面でストライキを起こしていた……(がっくり)
密着するアレンさんに頭をナデナデされながらイジケ虫になっていると、くまんつ様のイイ声が聞こえた。
「そういえば、その後ポルト・デリングの様子はどうだ?」
気を使って話題を変えてくださったに違いない。
全身に巻きつく罪悪感と羞恥心に絞め殺されようとしている可哀想なわたしの心の内を、くまんつ様は分かってくれたのだ。
なんて優しい方なのでしょう……。
わたしは生涯くまんつ教の信者です。
くまんつ様の姿絵を踏まなければ殺すと脅されたなら、喜んで殉教者になりましょう。
くーまん……(※くまんつ神を讃える言葉)
わたしの婚約者はクスッと笑うと、くまんつ様に向き直って穏やかに話し始めた。
彼が何に対して笑っているのかが分からない……。
しかし「もしかしてヤキモチを焼いてくれたの? 嬉しいっ♪」などという恋愛におけるテンプレ的展開が望めないことは理解できた。
負けるもんか。
強く生きてゆこう。
お義父様も愛情を分散したほうが良いと言っていたしね(できるかどうかは別として)
わたしの心を置いてけぼりにしたまま、話題はポルト・デリングの件に変わっていった。
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