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お盆
せんじょう、じゅうさん
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雪兎に媚びて彼の爪先を舐めしゃぶった結果、俺は雪兎の目の前でお湯を排泄する権利を与えられた。人間の尊厳などない辱めのような行為の権利を俺は心から喜び、望んでヒトを捨てた。
「では……どうぞ、ご覧下さい」
重たい腹を抱えて、後孔にきゅっと力を込めて、漏らさないように体勢を変える。和式便器を使う際のような体勢は羞恥心を煽る。
「……っ、あ…………は、ぁ、あっ……!」
排泄時と同じように下腹に力を込め、雪兎の精液が浮いたお湯を後孔から吐き出す。液体が漏れ出す感覚、情けない様を見られる羞恥と快感は大きく、俺の興奮を高めていく。
「ぁ、あぁあっ……!」
お湯は抵抗なく流れ出ていくが、それでも羞恥心のおかげか快感は強い。
「ぁ……あっ…………はぁ……全部、出ました」
「……うん。よかったよ、こんなこと人前ですることじゃないよね、人間はしないよ。ポチは犬だね?」
「はい……ユキ様の犬です」
「可愛いね。気持ちよかった?」
重たく苦しかった腹は楽になったし、後孔もスッキリしている。もちろん気持ちよくなったのはそういう意味だけではない。
「はい、お尻気持ちよくなりました。犬なんだって分からされるのがすごくよかったです……」
「ふーん……恥ずかしかった?」
「はい、でも、俺は犬ですから」
「そうだね、ワンちゃんが恥ずかしいって思うなんておかしいよね? ポチはワンちゃんじゃないのかな?」
「犬の……はず、なんですけどね」
この流れはまずい。褒めてもらえずにお仕置きをされるかもしれない。お仕置きが怖くて既にゾクゾクしてしまっている。顔が勝手に笑ってしまう。
「教えてあげようか。僕はポチが恥ずかしがることさせるのが好きなんだよ、だからポチはワンちゃんなのに恥ずかしがる機能ついてるの。僕のために。ね? そうだろ?」
「……はい、俺の全てはユキ様のために」
「ポチが恥ずかしいことさせられて、恥ずかしいくせに喜んじゃうのはどうしてか考えたことある? 僕を喜ばせられるからだよ」
辱めを受けてマゾヒスティックな欲が満たされて興奮しているだけだと思っていたが、まぁ、雪兎の主張を受け入れてやってもいいか。
「はい、俺はユキ様を喜ばせるのが喜びです」
「……ふふっ、可愛いね、大好きだよポチ。大好き。ビデオ通話毎日しようね、リモートセックスもまたしよう。一人になんて慣れてやらない。僕達は一人と一匹で一つなんだよ、離れたら僕もポチも生きてけないの」
「はい」
「渡航……せめて、九月の末がよかったな」
浴室に置かれている椅子に腰を下ろした雪兎は俺の首輪の紐を引っ張り、自身の太腿の上に俺の頭を置かせた。こんなご褒美があっていいのだろうか、雪兎のキメ細やかな肌のすべすべした触り心地だとか、脂肪も筋肉も少ないのに子供特権でふにふにと柔らかいところとか……あぁダメだ雪兎の話を聞いていられない太腿が気持ちよすぎる。
「……ポチ、九月の二十一日が誕生日だもんね」
「ふぉお……すべふに……ここが天国」
「ポチの誕生日直接祝ってあげたかったなぁ……」
話を聞いていられていないのに優しく頭を撫でられ、更に心身が蕩ける。
「……ま、いいか。大学卒業したらずっと一緒だもんね、いくらでも祝えるよ。そうだよね、いくらでも、何回でも、何十回でも、誕生日祝えるもん……祝える、はずだもん」
「…………ユキ様?」
ぽた、と頬に水滴が落ちて見上げると雪兎の目が潤んでいた。
「一回も、欠かしたくないなぁ……」
太腿から顔を離し、両手で雪兎の顔を包むようにして支え、唇を重ねる。泣き止んで欲しくてやったのに、雪兎は更に涙を溢れさせた。
「では……どうぞ、ご覧下さい」
重たい腹を抱えて、後孔にきゅっと力を込めて、漏らさないように体勢を変える。和式便器を使う際のような体勢は羞恥心を煽る。
「……っ、あ…………は、ぁ、あっ……!」
排泄時と同じように下腹に力を込め、雪兎の精液が浮いたお湯を後孔から吐き出す。液体が漏れ出す感覚、情けない様を見られる羞恥と快感は大きく、俺の興奮を高めていく。
「ぁ、あぁあっ……!」
お湯は抵抗なく流れ出ていくが、それでも羞恥心のおかげか快感は強い。
「ぁ……あっ…………はぁ……全部、出ました」
「……うん。よかったよ、こんなこと人前ですることじゃないよね、人間はしないよ。ポチは犬だね?」
「はい……ユキ様の犬です」
「可愛いね。気持ちよかった?」
重たく苦しかった腹は楽になったし、後孔もスッキリしている。もちろん気持ちよくなったのはそういう意味だけではない。
「はい、お尻気持ちよくなりました。犬なんだって分からされるのがすごくよかったです……」
「ふーん……恥ずかしかった?」
「はい、でも、俺は犬ですから」
「そうだね、ワンちゃんが恥ずかしいって思うなんておかしいよね? ポチはワンちゃんじゃないのかな?」
「犬の……はず、なんですけどね」
この流れはまずい。褒めてもらえずにお仕置きをされるかもしれない。お仕置きが怖くて既にゾクゾクしてしまっている。顔が勝手に笑ってしまう。
「教えてあげようか。僕はポチが恥ずかしがることさせるのが好きなんだよ、だからポチはワンちゃんなのに恥ずかしがる機能ついてるの。僕のために。ね? そうだろ?」
「……はい、俺の全てはユキ様のために」
「ポチが恥ずかしいことさせられて、恥ずかしいくせに喜んじゃうのはどうしてか考えたことある? 僕を喜ばせられるからだよ」
辱めを受けてマゾヒスティックな欲が満たされて興奮しているだけだと思っていたが、まぁ、雪兎の主張を受け入れてやってもいいか。
「はい、俺はユキ様を喜ばせるのが喜びです」
「……ふふっ、可愛いね、大好きだよポチ。大好き。ビデオ通話毎日しようね、リモートセックスもまたしよう。一人になんて慣れてやらない。僕達は一人と一匹で一つなんだよ、離れたら僕もポチも生きてけないの」
「はい」
「渡航……せめて、九月の末がよかったな」
浴室に置かれている椅子に腰を下ろした雪兎は俺の首輪の紐を引っ張り、自身の太腿の上に俺の頭を置かせた。こんなご褒美があっていいのだろうか、雪兎のキメ細やかな肌のすべすべした触り心地だとか、脂肪も筋肉も少ないのに子供特権でふにふにと柔らかいところとか……あぁダメだ雪兎の話を聞いていられない太腿が気持ちよすぎる。
「……ポチ、九月の二十一日が誕生日だもんね」
「ふぉお……すべふに……ここが天国」
「ポチの誕生日直接祝ってあげたかったなぁ……」
話を聞いていられていないのに優しく頭を撫でられ、更に心身が蕩ける。
「……ま、いいか。大学卒業したらずっと一緒だもんね、いくらでも祝えるよ。そうだよね、いくらでも、何回でも、何十回でも、誕生日祝えるもん……祝える、はずだもん」
「…………ユキ様?」
ぽた、と頬に水滴が落ちて見上げると雪兎の目が潤んでいた。
「一回も、欠かしたくないなぁ……」
太腿から顔を離し、両手で雪兎の顔を包むようにして支え、唇を重ねる。泣き止んで欲しくてやったのに、雪兎は更に涙を溢れさせた。
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