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使用人体験

さくせーき、ろく

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手枷が外れたので最後の力を振り絞って低周波と搾精器の電源を切った。下腹に貼ったカイロのようなパッドを外し、搾精器も外していく。

「ふーっ……ふぅ……ふっ…………ゆき、さま」

白濁に汚れたシリンダーから萎えた陰茎を抜く。ドロドロに汚れた柔らかい肉の棒がシリンダーから抜けてぺちっと椅子に触れる。

「んぁっ! ぁ……はぁっ、はぁぁ……」

陰茎にジンジンと痺れるような感覚がある。かなり敏感なようだ、しばらくはどこにも触れないように気を付けなければ喘いでしまう。

『ポチ、大丈夫?』

「はい、ユキ様……」

下腹がまだ痙攣している、絶頂の余韻という微妙な快感はまだ終わっていない。

『精液どれくらい出したか見せて?』

シリンダー内に溜まった精液を見せると、雪兎はほぅっとため息をついた。まるで素晴らしい夜景でも見たような反応だ。

『すごいねぇポチ、そんなに出せるんだね。まぁ、別のも入ってるかもだけど……ふふ、何回くらい出して、何回くらい吹いた?』

「分かりません……」

『だよね。ね、ポチ。その精液自分にかけて。知ってるよね? 僕、ポチのその色の濃い肌が精液で汚れるとこ見るの好きなんだ』

褐色肌に精液が映えるのは理論として分かる、しかし性癖では理解出来ない。

「はい、えっと……胸からですか?」

『何言ってるのポチ、頭からに決まってるでしょ? 後ろはいいから体の前側精液まみれにして』

「……はい」

シリンダーを持って生温かさが伝わってくるのも嫌なのに、頭からかけろだなんて最悪だ。髪に絡んだ精液を洗い流すあの手間と情けなさ、椅子や床に零れたぶんの掃除の手間と情けなさ、搾精器の中を洗う手間と情けなさ……雪兎の命令結果ならご褒美だ。

「まず、頭……」

上を向いて目を閉じ、前髪に精液を零す。生温かく臭い白濁液が髪から頬へ伝い、首へと流れていく。もちろん粘着質な精液は思い通りに流れてくれないので、顔が十分に汚れたら鎖骨の上から精液を流す。

「胸と、お腹……足もやりますか?」

『見えないからいいよ』

「はい、ではこれで完成です」

シリンダーを軽く振り、残りはシリンダーの内壁やブラシに付着して出てこないと主張する。

『わ……! すごいよポチ、すっごくえっち……! 髪も顔も胸もお腹もドロッドロ、たくさんの人にめちゃくちゃにされちゃったみたい』

「……ユキ様のをかけてくださるなら大歓迎なんですが、自分のものはやっぱり嫌ですね……他の人のなんて言語道断ですよ」

『ふふ、ポチが嫌とか関係ないよ。僕が楽しめるかどうかなんだから』

そう言いながらも俺を楽しませようとしてくれているのは伝わっている。今の発言も、あえて嫌なことをさせるのも、俺の被虐欲を満たすためだ。同時に雪兎自身の加虐欲を満たすためでもある。

「……ユキ様が楽しめるなら俺を集団レイプさせることもこの先あるかもってことですか」

『もちろん。僕が楽しめるなら、やるからね。覚悟しておいて』

独占欲の強い雪兎が俺を他人に触れさせるわけがない。僕が楽しめるなら、と強調したのがやらない証拠だ。

「ユキ様が楽しんでくださるのなら俺は何でもしますよ」

『うん、当然だね。じゃあとりあえず精液まみれでえっちなおっぱい揉もっか』

「その言い方嫌です……んっ、俺のは、胸筋ですからね……ぁんっ、んん……」

雪兎や雪風の滑らかな白い手とは違う、骨張った褐色の手で鍛え上げた胸筋を揉みしだく。下品な大きさの乳首を避けて胸だけを揉んでも声が漏れるなんて、雪兎好みに育ったものだ。
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