上 下
45 / 559
留学後の性活

きじょーい、よん

しおりを挟む
適当な理由を付けて雪風に騎乗位をさせた、と言ってもまだ挿入が終わっただけだ。

「はぁ……真尋の、やっぱ最高」

雪風は自身の穴を満たした俺の肉棒を愛おしそうに締め付け、動いてもいないのに快感を覚えて淫らな笑顔を浮かべている。

「ん、んっ……やば、イきそっ……ぁ、あっ、イくっ、イくっ、イっ…………ふぅっ」

ぎゅううっと陰茎を締め付けられたかと思えば雪風は全身を一瞬震わせ、絶頂の余韻に浸って上機嫌に目を閉じた。

「……っ、はぁ……」

きゅうきゅう締め付けてくる雪風の後孔はまさに蜜壷、雪風以外を抱いたことはないがきっと彼は最高級の名器の持ち主なのだろう。
入れているだけでも気持ちいいのだが、射精にまでは至らない。早く動いて欲しい。

「……ぽわぽわしやがって」

意識を宙に漂わせている雪風の腰を掴んで突き上げてやることも、雪風の尻を叩いて意識を戻させて腰を振らせることも、容易だ。
だが、焦れったいから早く動いてくれだなんてメイドの主人らしくない。男も下がる気がする。

「ぁ……なぁ、真尋ぉ、そういえば真尋さ、俺に玩具も使うなって言ってたよな」

「あ? あぁ……俺以外の入れたくないからな」

「おかげさまで仕事中もムラムラしてしゃーない。で? 尻尾は? 怒んねぇの? お仕置き来るかなーってちょっと期待してたんだけど」

俺に会えない間に仕方なく陰茎を模したディルドだとかを使われるのはムカつく。しかし、俺のモノより細くて長いアナルパールを入れて俺とのプレイの前座として使うのならあまりムカつかない。

「まぁ、玩具にここまでほぐされたってのは正直イラッとするけど……浮気じゃなくて俺とのプレイ用だろ? ずっと入れてた訳でもないよな」

「着替えた時に入れたから、まぁ」

「じゃあそこまでは怒らない。性処理って言うかアクセだしな」

「……そこまで?」

「あぁ、別の入れると穴の形変わるだろ? 俺の形に戻るまで騎乗位続けさせる、気ぃ失っても起こすからな、覚悟しろよ? メイドさん」

「………………はぁい、ご主人様」

嬉しそうに頬を緩ませた雪風は締め付けを強め、ふくらはぎに男らしい筋肉を浮かせた。

「動きますにゃ……ぁ、あっ、抜けてくっ、ぁあっ! は……ぁっ、また、くるっ……ぅ、あっ、あぁあんっ!」

「……っ、ふ……ぅっ……」

俺よりも細身とはいえ雪風は痩身ではない、筋肉も脂肪もほどよくある。服を着たシルエットは細く見えても脱げば貪りたくなる身体つきなのだ。加えて186センチとそこそこの長身、いくら俺が身体を鍛えていても上で腰を振られては結構クる。

「は、ぁんっ……あ、そうだ真尋ぉ……ちょっと足疲れるんだけどな、こっちのが気持ちいいんだよ」

雪風は俺の腹に添えていた手を自分の腰に移し、背筋をピンと伸ばした。

「体幹いるんだぜ、これ……ひぁあんっ! ぁんっ、あぁああっ! しゅっ、ごっ……はぁんっ、腰落とすたびにっ、思いっきりずんってくりゅっ! はぁあっ……きもちっ、きもひぃっ、しゃいこぉっ」

腰だけを叩きつけるのではなく、腰から上の体重をかけて杭打ちのように動く。雪風は自分の体重が加算されて結腸の入口を突き上げられるのだから気持ちいいだろう、俺には負担しか増えていないが。

「まひ、ろっ、真尋ぉっ、いい? まひろぉっ、どぉっ? きもちぃっ?」

「……っ、あぁ、最高っ、だよ……」

メイドのロールプレイも、主人のロールプレイも、きっと忘れている。

「まひろぉっ、もぉイくっ、イきそっ、イく、イくぅううっ!」

快楽を欲しがって最奥を突かせたまま腰をぐりぐりと回し、絶頂を手に入れてスカートの中で射精する。スカートの内側をつたったのか俺の腹にも白濁液が垂れた。

「はぁ、はぁ……しゅごい、まひろのしゅごいぃ……きもひ…………あ、なぁ、まひろぉ」

雪風はスカートの中に手を入れると指先に自身の精液をすくい、俺の腹筋に白濁の線を引いた。

「……お前の肌、ほんと精液映えるよなぁ」

俺の褐色肌に目立つ自身の精液を見て、雪風はうっとりと首を傾けた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】身売りした妖精姫は氷血公爵に溺愛される

鈴木かなえ
恋愛
第17回恋愛小説大賞にエントリーしています。 レティシア・マークスは、『妖精姫』と呼ばれる社交界随一の美少女だが、実際は亡くなった前妻の子として家族からは虐げられていて、過去に起きたある出来事により男嫌いになってしまっていた。 社交界デビューしたレティシアは、家族から逃げるために条件にあう男を必死で探していた。 そんな時に目についたのが、女嫌いで有名な『氷血公爵』ことテオドール・エデルマン公爵だった。 レティシアは、自分自身と生まれた時から一緒にいるメイドと護衛を救うため、テオドールに決死の覚悟で取引をもちかける。 R18シーンがある場合、サブタイトルに※がつけてあります。 ムーンライトで公開してあるものを、少しずつ改稿しながら投稿していきます。

義兄に告白されて、承諾したらトロ甘な生活が待ってました。

アタナシア
恋愛
母の再婚をきっかけにできたイケメンで完璧な義兄、海斗。ひょんなことから、そんな海斗に告白をされる真名。 捨てられた子犬みたいな目で告白されたら断れないじゃん・・・!! 承諾してしまった真名に 「ーいいの・・・?ー ほんとに?ありがとう真名。大事にするね、ずっと・・・♡」熱い眼差を向けられて、そのままーーーー・・・♡。

タタラン王国の悲劇 〜お国全員淫乱プロジェクトby魔国〜

かいじゅ
BL
初異世界BLです。 これまた催淫師や魔族たちによって、健全な方がどんどん堕ちます笑 相変わらず露骨なので、苦手な方は速やかに避難を…! 文量が少なめスタートですが、リハビリ用なのでご容赦ください。

【R-18】踊り狂えその身朽ちるまで

あっきコタロウ
恋愛
投稿小説&漫画「そしてふたりでワルツを(http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/630048599/)」のR-18外伝集。 連作のつもりだけどエロだから好きな所だけおつまみしてってください。 ニッチなものが含まれるのでまえがきにてシチュ明記。苦手な回は避けてどうぞ。 IF(7話)は本編からの派生。

兄がいるので悪役令嬢にはなりません〜苦労人外交官は鉄壁シスコンガードを突破したい〜

藤也いらいち
恋愛
無能王子の婚約者のラクシフォリア伯爵家令嬢、シャーロット。王子は典型的な無能ムーブの果てにシャーロットにあるはずのない罪を並べ立て婚約破棄を迫る。 __婚約破棄、大歓迎だ。 そこへ、視線で人手も殺せそうな眼をしながらも満面の笑顔のシャーロットの兄が王子を迎え撃った! 勝負は一瞬!王子は場外へ! シスコン兄と無自覚ブラコン妹。 そして、シャーロットに思いを寄せつつ兄に邪魔をされ続ける外交官。妹が好きすぎる侯爵令嬢や商家の才女。 周りを巻き込み、巻き込まれ、果たして、彼らは恋愛と家族愛の違いを理解することができるのか!? 短編 兄がいるので悪役令嬢にはなりません を大幅加筆と修正して連載しています カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。

婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた

cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。 お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。 婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。 過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。 ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。 婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。 明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。 「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。 そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。 茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。 幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。 「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?! ★↑例の如く恐ろしく省略してます。 ★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。 ★コメントの返信は遅いです。 ★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。 ♡注意事項~この話を読む前に~♡ ※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。 ※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。 ※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。 ※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。 ※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません

【R18】幼馴染の魔王と勇者が、当然のようにいちゃいちゃして幸せになる話

みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。 ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで

【R18】ショタが無表情オートマタに結婚強要逆レイプされてお婿さんになっちゃう話

みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。 ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで

処理中です...