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留学後の性活
ひとりあそびのどうが、いち
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──雪兎が留学して一週間後、使用人が部屋にパソコンを持ってきた。
運び込まれたパソコンと周辺機器にポカンとしていると、使用人は今俺に気付いたかのような顔をして寄ってきた。
「ポチ様、このパソコンは跡継ぎ様のご命令によりあなたに与えられた物です」
「跡継ぎ……雪兎から?」
「はい、何に使うも自由だそうです。ご活用ください」
使用人が部屋から出ていった後、パソコンを立ち上げて渡されたメモのパスコードを打った。初期設定は済んでいるようで、いくつかアプリが入れられていた。
「通販、動画編集、ビデオ通話……?」
最初から入っている検索アプリなどとは違い、後から追加されたものはその三種類。俺は雪兎が恋しかったのもあり、雪兎からのメッセージでもあるのではないかと勘ぐった。
「通販、動画編集…………商品紹介系の動画配信者になれと? いやいやいや、俺顔晒すのはまずいし……雪兎がそんなこと」
両親を失った事故の件でしつこくつきまとってきた記者を殴ったせいで、俺にはちょっとした前科がある。目立ったニュースがない時期の変わった事故だったからそれ以前にも報道が大々的に行われていて、俺の顔を知っている者は多いと思う。
「あれ……俺、國行に迷惑かけてる?」
まぁ、顔が似ていても歳が違うから間違われることはないか。一年も経てばみんな忘れているだろうし。
「……動画配信ならビデオ通話とか要らないしな。なんなんだろ……雪兎、俺に何させたいんだ」
アプリを開いたりしながら考えていると、編集済みの動画がひとつ保存されているのに気付いた。
「ユキ様……!?」
雪兎が作った動画だと察した俺はすぐにそれを再生した。
『……ポチ? 見つけてくれたんだね、何分かかった? 一時間かかってないと嬉しいなぁ』
「ユキ様……! ユキ様、二十分ですユキ様! 褒めてください!」
カメラに向かって話しかけている雪兎に手を振り、画面の暗い部分に反射した自分を見て恥ずかしさを覚え、座り直す。
「そうだ、これ動画なんだから……通話じゃ……ぁ、ビデオ通話っ……ユキ様、ビデオ通話してくれるんですよね!?」
『パソコン、いつ届いた? 僕が行ってから何日経ったかなぁ……寂しい? 雪風居るから寂しくないかな』
「寂しいですよユキ様っ、雪風最近ずっと仕事で、俺本当に寂しくてっ……首輪自分で引っ張っても、全然気持ちよくなくてぇっ……」
カットが入り、一度席を立ったらしい雪兎が戻ってくる。手にはペンライトのような物があった。
『ポチ、これ何か分かる? 新しく開発された物なんだけど、ポチにモニターして欲しいんだよね』
「全然分かりません! でもユキ様の命令なら何でもします!」
動画に返事をする癖が治らない。雪兎は続けて話さず俺の答えを待つような時間を用意してくれるから尚更悪い。
『これはね、スキャナーなんだ。これを入れて、スイッチを押すとね?』
雪兎が持ち手のスイッチを押すと本物のペンライトのように赤く光った。
『こうやって光って、スキャンが開始されるんだよ。スキャン中は動かさないでね、完了したら音が鳴るんだ。ちょっと待ってね』
またカットが入り、今度はオナホールらしき物を持ってきた。
『編集する予定だし待たなかったかな? 試してみるよ』
雪兎はペンライトのような器具をオナホールに突っ込んでスイッチを押しした。オナホールからは赤い光が漏れていた。
ピピッと音が鳴り、雪兎が光の消えた器具を抜く。
『スキャン完了。これで同期してる端末に穴の3Dデータが送信されるんだ』
雪兎はタブレットをカメラの前に持ってくるが、光っているせいかよく見えない。
『……明日かな、明後日かな、これの少し大きいのがポチのところに届くと思うから、ポチは自分で自分のをスキャンしてね。勝手に僕の方にポチのデ
タが来るからさ』
つまり、何だ? 雪兎は俺に自分の後孔の形をその器具でスキャンし、ナカの形をデータとして送れと言っているのか?
『どっちをスキャンするかはポチの好きにしていいよ』
雪兎はペンライトのような器具をぱくっと咥え、すぐに離し、歳に似合わない妖艶な笑みを見せる。
『僕がそのデータをどうするかは察しがつくよね?』
器具を置くとその手でオナホールを持つ。
「俺の、を……再現したオナホを作る気なんですか?」
雪兎の考えを察した俺は、無意識のうちに自分の尻に手をやっていた。
運び込まれたパソコンと周辺機器にポカンとしていると、使用人は今俺に気付いたかのような顔をして寄ってきた。
「ポチ様、このパソコンは跡継ぎ様のご命令によりあなたに与えられた物です」
「跡継ぎ……雪兎から?」
「はい、何に使うも自由だそうです。ご活用ください」
使用人が部屋から出ていった後、パソコンを立ち上げて渡されたメモのパスコードを打った。初期設定は済んでいるようで、いくつかアプリが入れられていた。
「通販、動画編集、ビデオ通話……?」
最初から入っている検索アプリなどとは違い、後から追加されたものはその三種類。俺は雪兎が恋しかったのもあり、雪兎からのメッセージでもあるのではないかと勘ぐった。
「通販、動画編集…………商品紹介系の動画配信者になれと? いやいやいや、俺顔晒すのはまずいし……雪兎がそんなこと」
両親を失った事故の件でしつこくつきまとってきた記者を殴ったせいで、俺にはちょっとした前科がある。目立ったニュースがない時期の変わった事故だったからそれ以前にも報道が大々的に行われていて、俺の顔を知っている者は多いと思う。
「あれ……俺、國行に迷惑かけてる?」
まぁ、顔が似ていても歳が違うから間違われることはないか。一年も経てばみんな忘れているだろうし。
「……動画配信ならビデオ通話とか要らないしな。なんなんだろ……雪兎、俺に何させたいんだ」
アプリを開いたりしながら考えていると、編集済みの動画がひとつ保存されているのに気付いた。
「ユキ様……!?」
雪兎が作った動画だと察した俺はすぐにそれを再生した。
『……ポチ? 見つけてくれたんだね、何分かかった? 一時間かかってないと嬉しいなぁ』
「ユキ様……! ユキ様、二十分ですユキ様! 褒めてください!」
カメラに向かって話しかけている雪兎に手を振り、画面の暗い部分に反射した自分を見て恥ずかしさを覚え、座り直す。
「そうだ、これ動画なんだから……通話じゃ……ぁ、ビデオ通話っ……ユキ様、ビデオ通話してくれるんですよね!?」
『パソコン、いつ届いた? 僕が行ってから何日経ったかなぁ……寂しい? 雪風居るから寂しくないかな』
「寂しいですよユキ様っ、雪風最近ずっと仕事で、俺本当に寂しくてっ……首輪自分で引っ張っても、全然気持ちよくなくてぇっ……」
カットが入り、一度席を立ったらしい雪兎が戻ってくる。手にはペンライトのような物があった。
『ポチ、これ何か分かる? 新しく開発された物なんだけど、ポチにモニターして欲しいんだよね』
「全然分かりません! でもユキ様の命令なら何でもします!」
動画に返事をする癖が治らない。雪兎は続けて話さず俺の答えを待つような時間を用意してくれるから尚更悪い。
『これはね、スキャナーなんだ。これを入れて、スイッチを押すとね?』
雪兎が持ち手のスイッチを押すと本物のペンライトのように赤く光った。
『こうやって光って、スキャンが開始されるんだよ。スキャン中は動かさないでね、完了したら音が鳴るんだ。ちょっと待ってね』
またカットが入り、今度はオナホールらしき物を持ってきた。
『編集する予定だし待たなかったかな? 試してみるよ』
雪兎はペンライトのような器具をオナホールに突っ込んでスイッチを押しした。オナホールからは赤い光が漏れていた。
ピピッと音が鳴り、雪兎が光の消えた器具を抜く。
『スキャン完了。これで同期してる端末に穴の3Dデータが送信されるんだ』
雪兎はタブレットをカメラの前に持ってくるが、光っているせいかよく見えない。
『……明日かな、明後日かな、これの少し大きいのがポチのところに届くと思うから、ポチは自分で自分のをスキャンしてね。勝手に僕の方にポチのデ
タが来るからさ』
つまり、何だ? 雪兎は俺に自分の後孔の形をその器具でスキャンし、ナカの形をデータとして送れと言っているのか?
『どっちをスキャンするかはポチの好きにしていいよ』
雪兎はペンライトのような器具をぱくっと咥え、すぐに離し、歳に似合わない妖艶な笑みを見せる。
『僕がそのデータをどうするかは察しがつくよね?』
器具を置くとその手でオナホールを持つ。
「俺の、を……再現したオナホを作る気なんですか?」
雪兎の考えを察した俺は、無意識のうちに自分の尻に手をやっていた。
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