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じっとしているのは逆に辛い
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やはりと言うべきか、相変わらずと言うべきか、腹の中にある卵の存在を実感してから俺はあらゆるものに過敏になった。
「はぁ……」
本来インキュバスを捕食する種であるオーガのアルマに怯えてしまうのは、まぁ、アルマには申し訳ないし、俺に怯えられては落ち込むアルマが可哀想だとは思うし、どうにかしたいけれど、同時に仕方ないと諦めてもいる。
しかしいくら筋肉質で若干乱暴で昔はすごく横暴で、常にちょっと放電しているからと言って、今孕んでいる卵の父親であるネメスィにまで怯えてしまうのはどうかと思う。
「サク」
「わっ」
なんて考えていたらネメスィだ。
「……わ、はないだろ。俺の部屋の前をウロウロしておいて。何か用なのか? お前は軽いがそのヒールは足音が結構響くんだ」
「あ、うるさかった? ごめん……その、落ち着かなくて。座ったらお腹苦しいし、ちょっとゴロゴロするけど立ってた方がマシでさ……」
「うるさくはない、気になっただけだ。そうか……俺が孕ませた卵のせいで過ごしにくいんだな。苦労をかける」
俺が孕ませた卵、の部分だけ声が大きかったしちょっとゆっくり言っていた。そういうところだぞ、ネメスィがアルマやカタラの反感を買いやすいのは。
「なんかいつもより大きい気がするんだよね」
「大きい? そうか……お前は確か小さい子が欲しかったんだったな」
「残念とかは思わないよ。大きくっても可愛いもん、大きいとどうしても一緒に居られる時間が減って寂しいけどさ……」
「……大きいと産むのが大変じゃないか?」
「うーん……出せなさそうならシャルに痛みを快感に変換してもらって、お腹切って無理矢理出す感じでいこうかなって」
前世風に言えば帝王切開というヤツだ。あの出産方法はこの世界にもあるのだろうか。
「…………腹を切るのか」
「両足ぶった切られたこともあるし、シャルに頼めば痛みは誤魔化せるし、魔樹と繋がってる今ならすぐ治せるし……そんな顔しないでよ、大丈夫だって」
帝王切開はこの世界にはないか、一般的ではないのだろう、ネメスィは青ざめている。
「すまない……」
「なんで謝るのさ、ネメスィのせいじゃないよ」
「……俺が孕ませたから」
またちょっと声を大きく、ゆっくりと言った。
「俺が子供欲しかったの。そんなふうに言わないで、大丈夫だから。ねっ?」
アルマと婚姻の呪を結び、魔王となり魔樹と繋がった俺に死は実質存在しない。だからだろうか? 転生したばかりの頃に比べると随分楽天的になった。
そんなふうにネメスィと話した翌々日、俺は査定士とカタラとシャルと共に城下町へ出かけた。散歩? 買い物? どちらも違う、言わば視察だ。
「接ぎ木の技術を応用して魔樹の根っこに蔓植物をくっ付けて、全戸に魔力を行き渡らせることに成功したぜ。これで住民の家も夜中でも明るくなるな」
「オーガは元々夜目が利きますけどね」
「うるせぇ。明るけりゃゴブリン寄ってこねぇんだよ」
「オーガばっかり住んでいるところにゴブリンなんて来ませんよ」
今はアルマの姉の家に居る、カタラが一人で作っていたシステムの確認のためだ。電気ではなく魔力をエネルギーとしたもののため前世の知識を引きずっている俺は理解が遅れたが、これでオーガ達の住む家に電灯が付いた。
「ま、明るい方が気分はいいよ。ありがとうね。水道ってのもいい、井戸で水を汲む手間が減るのは嬉しい」
快活に話していた姉は俺と目が合うと気まずそうに微笑んだ。
「……この仕組みがあれば、あの時……あんなことにはならなかったんだろうね。ごめんねぇ、サク……水汲みなんて任せて」
「…………あっ、あぁ、集落で襲われた話ですか。いえいえそんな、お姉さんのせいじゃありませんよ」
アルマの姉が何を話したいのか気付くのに時間がかかった、最近この街を発展させることに悩んでいたり幸せな日常に浸っていたりしたから、過去の悲惨な思い出が薄くなっていたようだ。
「それより、何か困ったこととかこれあると便利だなーってことありません?」
「そうだね……ここから一番近くの森は集落の周りより獲物が痩せてるし少ないし味が悪い、簡単に捕まえられて狩りに張り合いがないよ」
「食の不満……? えっと、どうしよう……おじさん?」
多くの知識とそれを利用出来る知能を持った査定士にはいつも頼ってしまう、魔王としては情けない話だが、眉尻を下げて彼の顔を見上げながら首を傾げると彼はとても喜ぶから、ウィンウィンだと思う。
「張り合いねぇ……かつての王都のように周囲の町から税として牧場の草食動物を頂くとか? そうすれば狩りの必要がなくなって、他に何か……文化的なものが生み出せるかもしれないよ?」
「スポーツ的な? うーん……興行に出来れば他の島から客とか呼べて、経済発展するかな?」
「ここが他の島からすればほとんど未開の地だぜ? 見に来るかね」
「あそっか、つまんないか……えっと、じゃあとりあえず、近くの森に魔力を送ってみるね。動物達活き活きするかも」
「そんなことも出来るの? こんなに小さくて可愛いのに……あぁ柔らかい」
むにむにと手のひらで頬の弾力を楽しまれる。視界の端で揺れる鋭い爪が恐ろしくて、せめて子供だけでも守ろうというのか無意識のうちに腹を抱き締めた。
「こんな小さくて可愛い子を嫁にしてるって……あーぁ、アルマには何度でもドン引きするわ……」
アルマの姉含めオーガの女性陣は皆このような意見だ、彼女らにとって俺は子供らしい。けれどオーガの男達は大抵俺に欲情する、みんなぺド……いや、俺がインキュバスだから欲情しているのだ。見た目年齢は関係ない。
「アルマは優しくしてくれますよ?」
「そういう問題じゃないのよ」
「……サク、そろそろ次に行かなければ」
「そう? じゃあ、またね」
査定士に肩を抱かれ、外へ出る。道を行き交う者は皆オーガで、身体が強ばる。
「やっぱり……妊娠している今は大柄なオーガ族は怖いんだろう? だから今日の視察は私達だけでやろうと言ったのに」
「だ、大丈夫……王様の俺が居なきゃ変だし」
「なら黒い染料コイツにぶっかけてみるか」
「僕の髪を黒くしたって兄さんの魅力の一里も演出出来ませんよ」
卑下してみせたシャルの顔は俺によく似ている。髪質が少し違うけれど、色を揃えてしまえば俺とシャル違いなど住民達は気付かないだろう。
「サクとは種類が違うけれど、シャルもとても魅力的だよ」
査定士はシャルの腰に腕を回して抱き寄せ、もう片方の手で頭を撫でた。嬉しいのかシャルは控えめに頭羽を揺らしている。
「イチャつきやがって。いいのかよサク」
「別に……親子っぽくて微笑ましいし」
彼らは婚姻の呪で結ばれた夫婦だが、そのスキンシップや会話は健全でどちらかと言えば親子のように見える。
「むしろカタラとネメスィの方が浮気してそう」
「なんっでだよ! 気色悪い想像すんなよな、3Pで顔突き合わせるのでギリだっつーの」
「俺見つけるまでずっと二人旅で、幼馴染で相棒だろ? くっついてないのが不思議だよ」
「俺とアイツはシャルとおっさん以上に家族なんだよ! ったく」
「冗談だよー……そんなに怒らないでよ」
比較的小柄で童顔のカタラなら平気だと思っていたが、怒鳴られると身体が跳ねる。卵を腹に抱えている時のこのバグった母性本能はどうにかならないものか、色々と厄介過ぎる。
「水道も灯りもどうにかなった、後は何すんだ?」
「サクは学校を作りたいと言っていたよ。教育の技術を持つ者なんて居ないから、他の島から協力を仰がなければね」
「人借りんのかぁ。ネメシス辺りにまた相談しねぇとな。なぁサク……サク?」
「……ごめん、俺もう城戻っていいかな。ちょっと……気分が悪くて」
座ったり寝転がったりしているよりは立って動いている方がマシだからと予定通り視察に参加したが、警戒心が高まってしまっている今は住民が大勢居る街中に出るのは得策ではなかった。怖くて仕方ない、腕が腹から離れない。
「そう……じゃあ残りは私達でやっておくよ。シャル、サクを送ってあげてくれるかい?」
「はい、もちろんです」
査定士に何も言われなくともそうするつもりだったろうシャルと共に城へと帰った。
「部屋でゆっくり休んでくださいね、兄さん」
「うん……ありがとう、シャル。ぁ、待ってくれ、暇ならここに居てくれないか?」
「構いませんが……兄さん、僕のことは怖くないですか?」
「……うん、大丈夫……不思議だよな、お前めちゃくちゃ強いのに……何このガッバガバの母性本能……」
自分に起こったバグに辟易しつつ、隣に居てくれるシャルの手を強く握った。
「はぁ……」
本来インキュバスを捕食する種であるオーガのアルマに怯えてしまうのは、まぁ、アルマには申し訳ないし、俺に怯えられては落ち込むアルマが可哀想だとは思うし、どうにかしたいけれど、同時に仕方ないと諦めてもいる。
しかしいくら筋肉質で若干乱暴で昔はすごく横暴で、常にちょっと放電しているからと言って、今孕んでいる卵の父親であるネメスィにまで怯えてしまうのはどうかと思う。
「サク」
「わっ」
なんて考えていたらネメスィだ。
「……わ、はないだろ。俺の部屋の前をウロウロしておいて。何か用なのか? お前は軽いがそのヒールは足音が結構響くんだ」
「あ、うるさかった? ごめん……その、落ち着かなくて。座ったらお腹苦しいし、ちょっとゴロゴロするけど立ってた方がマシでさ……」
「うるさくはない、気になっただけだ。そうか……俺が孕ませた卵のせいで過ごしにくいんだな。苦労をかける」
俺が孕ませた卵、の部分だけ声が大きかったしちょっとゆっくり言っていた。そういうところだぞ、ネメスィがアルマやカタラの反感を買いやすいのは。
「なんかいつもより大きい気がするんだよね」
「大きい? そうか……お前は確か小さい子が欲しかったんだったな」
「残念とかは思わないよ。大きくっても可愛いもん、大きいとどうしても一緒に居られる時間が減って寂しいけどさ……」
「……大きいと産むのが大変じゃないか?」
「うーん……出せなさそうならシャルに痛みを快感に変換してもらって、お腹切って無理矢理出す感じでいこうかなって」
前世風に言えば帝王切開というヤツだ。あの出産方法はこの世界にもあるのだろうか。
「…………腹を切るのか」
「両足ぶった切られたこともあるし、シャルに頼めば痛みは誤魔化せるし、魔樹と繋がってる今ならすぐ治せるし……そんな顔しないでよ、大丈夫だって」
帝王切開はこの世界にはないか、一般的ではないのだろう、ネメスィは青ざめている。
「すまない……」
「なんで謝るのさ、ネメスィのせいじゃないよ」
「……俺が孕ませたから」
またちょっと声を大きく、ゆっくりと言った。
「俺が子供欲しかったの。そんなふうに言わないで、大丈夫だから。ねっ?」
アルマと婚姻の呪を結び、魔王となり魔樹と繋がった俺に死は実質存在しない。だからだろうか? 転生したばかりの頃に比べると随分楽天的になった。
そんなふうにネメスィと話した翌々日、俺は査定士とカタラとシャルと共に城下町へ出かけた。散歩? 買い物? どちらも違う、言わば視察だ。
「接ぎ木の技術を応用して魔樹の根っこに蔓植物をくっ付けて、全戸に魔力を行き渡らせることに成功したぜ。これで住民の家も夜中でも明るくなるな」
「オーガは元々夜目が利きますけどね」
「うるせぇ。明るけりゃゴブリン寄ってこねぇんだよ」
「オーガばっかり住んでいるところにゴブリンなんて来ませんよ」
今はアルマの姉の家に居る、カタラが一人で作っていたシステムの確認のためだ。電気ではなく魔力をエネルギーとしたもののため前世の知識を引きずっている俺は理解が遅れたが、これでオーガ達の住む家に電灯が付いた。
「ま、明るい方が気分はいいよ。ありがとうね。水道ってのもいい、井戸で水を汲む手間が減るのは嬉しい」
快活に話していた姉は俺と目が合うと気まずそうに微笑んだ。
「……この仕組みがあれば、あの時……あんなことにはならなかったんだろうね。ごめんねぇ、サク……水汲みなんて任せて」
「…………あっ、あぁ、集落で襲われた話ですか。いえいえそんな、お姉さんのせいじゃありませんよ」
アルマの姉が何を話したいのか気付くのに時間がかかった、最近この街を発展させることに悩んでいたり幸せな日常に浸っていたりしたから、過去の悲惨な思い出が薄くなっていたようだ。
「それより、何か困ったこととかこれあると便利だなーってことありません?」
「そうだね……ここから一番近くの森は集落の周りより獲物が痩せてるし少ないし味が悪い、簡単に捕まえられて狩りに張り合いがないよ」
「食の不満……? えっと、どうしよう……おじさん?」
多くの知識とそれを利用出来る知能を持った査定士にはいつも頼ってしまう、魔王としては情けない話だが、眉尻を下げて彼の顔を見上げながら首を傾げると彼はとても喜ぶから、ウィンウィンだと思う。
「張り合いねぇ……かつての王都のように周囲の町から税として牧場の草食動物を頂くとか? そうすれば狩りの必要がなくなって、他に何か……文化的なものが生み出せるかもしれないよ?」
「スポーツ的な? うーん……興行に出来れば他の島から客とか呼べて、経済発展するかな?」
「ここが他の島からすればほとんど未開の地だぜ? 見に来るかね」
「あそっか、つまんないか……えっと、じゃあとりあえず、近くの森に魔力を送ってみるね。動物達活き活きするかも」
「そんなことも出来るの? こんなに小さくて可愛いのに……あぁ柔らかい」
むにむにと手のひらで頬の弾力を楽しまれる。視界の端で揺れる鋭い爪が恐ろしくて、せめて子供だけでも守ろうというのか無意識のうちに腹を抱き締めた。
「こんな小さくて可愛い子を嫁にしてるって……あーぁ、アルマには何度でもドン引きするわ……」
アルマの姉含めオーガの女性陣は皆このような意見だ、彼女らにとって俺は子供らしい。けれどオーガの男達は大抵俺に欲情する、みんなぺド……いや、俺がインキュバスだから欲情しているのだ。見た目年齢は関係ない。
「アルマは優しくしてくれますよ?」
「そういう問題じゃないのよ」
「……サク、そろそろ次に行かなければ」
「そう? じゃあ、またね」
査定士に肩を抱かれ、外へ出る。道を行き交う者は皆オーガで、身体が強ばる。
「やっぱり……妊娠している今は大柄なオーガ族は怖いんだろう? だから今日の視察は私達だけでやろうと言ったのに」
「だ、大丈夫……王様の俺が居なきゃ変だし」
「なら黒い染料コイツにぶっかけてみるか」
「僕の髪を黒くしたって兄さんの魅力の一里も演出出来ませんよ」
卑下してみせたシャルの顔は俺によく似ている。髪質が少し違うけれど、色を揃えてしまえば俺とシャル違いなど住民達は気付かないだろう。
「サクとは種類が違うけれど、シャルもとても魅力的だよ」
査定士はシャルの腰に腕を回して抱き寄せ、もう片方の手で頭を撫でた。嬉しいのかシャルは控えめに頭羽を揺らしている。
「イチャつきやがって。いいのかよサク」
「別に……親子っぽくて微笑ましいし」
彼らは婚姻の呪で結ばれた夫婦だが、そのスキンシップや会話は健全でどちらかと言えば親子のように見える。
「むしろカタラとネメスィの方が浮気してそう」
「なんっでだよ! 気色悪い想像すんなよな、3Pで顔突き合わせるのでギリだっつーの」
「俺見つけるまでずっと二人旅で、幼馴染で相棒だろ? くっついてないのが不思議だよ」
「俺とアイツはシャルとおっさん以上に家族なんだよ! ったく」
「冗談だよー……そんなに怒らないでよ」
比較的小柄で童顔のカタラなら平気だと思っていたが、怒鳴られると身体が跳ねる。卵を腹に抱えている時のこのバグった母性本能はどうにかならないものか、色々と厄介過ぎる。
「水道も灯りもどうにかなった、後は何すんだ?」
「サクは学校を作りたいと言っていたよ。教育の技術を持つ者なんて居ないから、他の島から協力を仰がなければね」
「人借りんのかぁ。ネメシス辺りにまた相談しねぇとな。なぁサク……サク?」
「……ごめん、俺もう城戻っていいかな。ちょっと……気分が悪くて」
座ったり寝転がったりしているよりは立って動いている方がマシだからと予定通り視察に参加したが、警戒心が高まってしまっている今は住民が大勢居る街中に出るのは得策ではなかった。怖くて仕方ない、腕が腹から離れない。
「そう……じゃあ残りは私達でやっておくよ。シャル、サクを送ってあげてくれるかい?」
「はい、もちろんです」
査定士に何も言われなくともそうするつもりだったろうシャルと共に城へと帰った。
「部屋でゆっくり休んでくださいね、兄さん」
「うん……ありがとう、シャル。ぁ、待ってくれ、暇ならここに居てくれないか?」
「構いませんが……兄さん、僕のことは怖くないですか?」
「……うん、大丈夫……不思議だよな、お前めちゃくちゃ強いのに……何このガッバガバの母性本能……」
自分に起こったバグに辟易しつつ、隣に居てくれるシャルの手を強く握った。
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