過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

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テーブルクロスでも食べてるの

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俺の中にたっぷりと射精して俺の腹を妊婦のように膨らませた後、アルマは俺の胸の谷間に陰茎を置き、俺の乳首に丁寧な愛撫を始めた。

「ひぁあっ! ぁんっ! んゃっ、あぁあっ! ぴんぴんらめぇっ! イっちゃっ、あぁっ! イくっ! イっくぅぅっ!」

指の腹側で乳首をピンピンと弾かれる。交互に弾くからなかなか快感が途切れなくて、絶頂と射精が止まらない。

「んひぃいいっ!? ひっぱんのっ、ひっぱりゅっ、のぉっ……! ぁああぁああっ……! きもちぃっ、よぉ……」

力加減に集中していると分かりやすい顔で見つめられ、口ですら嫌だと言えなくなった。本心からの声を漏らすと真剣な顔は僅かに緩んだ、力加減の成功を喜んでいるのだろうか。

「ぁ、あっ、は、ぁあぁーっ……! ちくびっ、のびひゃう……」

「…………俺も気持ちよくしてもらっていいか?」

「ふぇ……? ひぁっ!?」

インキュバスの身体は柔らかく、伸縮性が高い。関節は人間の感覚のままだと気持ち悪く感じる角度まで曲がるし、皮膚は同じく人間の感覚のままだと怖くなるほどに伸びる。
乳首をつまんで引っ張られると胸の皮が三角錐のように伸びてしまう。もちろん限度はあるが、アルマの陰茎を半分挟むのには十分だった。

「ひ、ぁっ、んゃあぁあっ! あるまのっ、が、ぁあっ! きもちっ、ぃっ、イくっ、イっちゃうぅぅっ!」

俺の胸の皮の伸びを確認したアルマは、乳首から乳輪に指を移した。アルマの指からはみ出た乳首は腰振りを始めたアルマの陰茎に擦り付けられる。

「きもちぃっ、きも、ちっ……出ちゃうっ、また出ちゃうぅっ!」

俺の陰茎に刺激はないのに、乳首と胸の谷間に陰茎が擦り付けられる快感と興奮だけで射精してしまう。アルマの身体が白濁液で汚れていくと思うと興奮が膨らんでいく。

「は、ぁあっ! ぁ、ひっ、ひぃいっ……! きもち、ぃっ……アルマ、アルマぁっ、しゅきっ、すきぃっ!」

「サク、サクっ……サクの肌は、すべすべしているな……俺とは全然違う……たまらない。サク、もう出そうだっ……!」

乳首への快感で射精し続けて、俺の腹はすっかり元の形へ戻っていた。ちょうどよくアルマが射精したのも俺達が夫婦だからこそ……なんて思ったりしてしまうくらいには、俺は彼との愛情確認の行為に浮かれている。

「ふー…………すまない、サク……」

俺の胸から手を離し、萎えた陰茎をぶら下げたまま立ち上がって俺の上からどいたアルマは、申し訳なさそうに目を伏せる。

「ん……らいじょぶ。ぇへへ……すごいな、髪までべっとべと」

胸に擦り付けていた陰茎から発射された精液は、俺の顔をべっとりと汚した。目元だけ拭って上体を起こし、前髪から滴っている白濁液に笑みを零す。

「……な、アルマ。俺って黒髪じゃん、精液似合う?」

「な、何を……まぁ、似合うというか、目立ってはいるな」

「だろうなー……えへへ……これどうしよ、流石に前髪までは舌届かないし……お腹とか足とか自分の精液でべっとべとだし」

「ここに入った時に地図を見た。この自然公園には湖があるらしいぞ。遊泳も自由だ、自己責任でな」

自然公園で精液を流すための風呂替わりに湖を使うってどうなんだろう……茂みでヤってるんだから同じか。ん? 自己責任?

「自己責任って何? 溺れても知らないとか?」

「いや、何か住んでいるらしい。安心しろ、ワニ程度なら寄っても来ないさ。だから俺から離れるなよ」

湖に行くのは決定事項のようで、アルマは俺を優しく抱き上げてくれた。たくましい腕は俺に何の不安も与えない、歩き始めても揺れは少なく安定している。

「……アルマ。えへへ……ここ、俺の場所。膝の上に座んのとお姫様抱っこは俺専用な」

「あぁ、当たり前だ」

「マーキングしちゃお~」

下腹や太腿に付着した自分の精液を指ですくい、アルマの胸に塗り付ける。ただ塗るのでなく、赤褐色の肌に白濁液で習字のように「サク」と書く。

「サク……くすぐったいよ」

「もうちょっとだから……よしっ、出来た」

「出来たか? よかったな、俺には見えないけれど……まぁ、サクのその笑顔だけで十分だ」

「アルマ……もぉ」

細い木の杭とボロボロのロープで作られた簡素な柵とその向こうの湖が見えてくる。

「着きそうだぞ、サク。そろそろ下りるか?」

「やだ、アルマに抱っこされたまま水浴びする……ダメ?」

「このままか? 面白いことを考えるな、サクは。もちろん構わないとも」

「えへへー……ありがと。あ、服脱がなきゃ……ごめん一旦下ろして」

柵の前で一度下ろしてもらい、俺とアルマは全裸になって服を柵の前に置いた。再び俺を抱え、軽々と柵を越えたアルマは爪先をそっと湖につける。水温を確認して問題がなかったようで、ザブザブと水をかき分け岸から離れていく。

「サク、冷たいから覚悟しておくんだぞ」

「うん。ひゃっ……! 冷たっ……! ひぅぅ……」

湖の水温は低く、俺は下半身が浸かった段階でアルマに強く抱きついた。しかしアルマは容赦なく沖へと進み、その長身の肩まで浸かった。

「うぅぅ……」

俺はアルマの太い首に腕を絡ませてぶら下がっている。水の浮力のおかげで俺の腕力だけで俺の体重を支えられている、お姫様抱っこはいつの間にか終わってアルマの腕は俺の胴に緩く巻き付くだけになっていた。

「なんか波ない? 湖だよな、ここ」

「波? あぁ、海にあった……あの、よく分からない……こう、バシャっとくるやつのことだな」

そういえば森生まれ牢獄育ちのアルマには海なんて馴染みがないものなんだよな。

「波のある湖……琵琶湖みたいなもんか。結構でかいのかなぁ、この湖」

「水平線が見えるな」

「水平線って確か四キロくらいだっけ? 浸かってるから変わるかな……」

水平線の遠さは目線の高さによって変わる。水面から数十センチの今の目線では、人間の平均身長だと水平線まで約四キロなんて知識は役に立たない。

「ま、どうでもいいや」

「そうだな、はやくサクの髪を洗わないと」

「アルマ洗ってよ、俺手塞がってるからさ」

「……あぁ」

アルマは優しく微笑んで大きな手に水をすくい、俺の頭にかけた。身体を苛む冷たい水も頭なら心地いい。

「ひぁっ……!」

「もう少し量がいるな」

ジャバジャバと頭に水をかけられ、髪を梳かすように洗ってもらう。その手つきは俺が自分で髪を洗う時よりも優しい。

「ん……人に頭洗ってもらうの、やっぱり気持ちいい」

水の冷たさにも慣れてきた。俺はアルマの胸に頭を寄せ、このまま眠ってしまいたいなと目を閉じた。その瞬間、ドボォンッ! と大きな着水音と水しぶきが上がった。

「わ、な、何っ!?」

「この湖の主か……!?」

こちらに向かってくる魚影が見える。うっすらとした影に恐怖を覚えてアルマに抱きつき、俺達のほど近くで顔を出したそれを見て俺はアルマから手を離した。

「ちゃーちゃんっ!」

「母さん、ですよ」

空高くから着水し、俺達に向かってきたのは俺の子供のドラゴンだった。シャルは浮遊したまま俺を見下げている。

「……兄さん達はここで何をしてらっしゃるんですか?」

子供に裸で抱き合っているところを見せたくなかったからアルマから手を離し、身体を水の中に沈めたのだ。決して立ち泳ぎが上手く出来ずに水の中でアルマにしがみついたりなんてしていない。

「少し、水浴びを……」

「水浴び! へぇ、兄さん……お盛んですね。お邪魔でしたか?」

俺に会えたからかちぃちぃ鳴いて喜んでいるドラゴンを追っ払うのは心苦しい。俺は邪魔ではないと答え、アルマの「仕方ないな」という表情とシャルの満面の笑みを手に入れた。
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