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公園くらいなら大丈夫
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人気のない自然公園。俺とシャルが生まれた森とは比べ物にならないが、街中よりは大気の魔力濃度が高く、心地いい。
「はー……自然豊かな場所っていいなぁ」
柔らかい芝生を絨毯に、木の幹を背もたれに、枝葉を屋根に、俺は足を伸ばして座ってくつろいだ。
「サク、そういうのは少し遊んで疲れた後にするべきじゃないか?」
「遊ぶっって何すんのさ」
公園と名はついているがブランコなどの遊具はない、自然公園とはそもそもそういった遊び場ではないからだ。俺のように草木のエネルギーでも感じつつゆったりとした時間を過ごすのが正解なのだ。
「遊びの主役は子供だ。何がしたい?」
シャルの背に隠れているドラゴンはアルマに話しかけられると低い唸り声を返した。
「……飛ぶ練習をしようか。ほら……お母さんが乗せて飛んで欲しいと言っていただろう?」
「ぢゅいぃ……」
「話しても無駄ですよ、まだ言葉はほとんど覚えていません。上の子達より学習が少し遅いようで……ですから、身振り手振りなどでお願いします」
「身振り、手振り……と、言われてもなぁ」
困ってため息をついたアルマは不意に両腕をピンと伸ばし、ぶんぶんと素早く振り回した。
「……なんですか? 準備運動ですか?」
「は、羽ばたきのつもりだったんだが」
「そうは見えませんでしたね」
辛辣なシャルと同意見らしいドラゴンは首を傾げている。ドラゴンはしばらくシャルの太腿に頭を擦り寄せたり服に爪を引っかけたりしていたが、シャルが構ってくれないと見ると俺の方へやってきた。
「ちぃい、ちぅう……ちぃ?」
俺に怪我をさせたことを何となく分かってはいるらしく、膝に乗ろうとはしてこない。
「……頭くらいなら大丈夫だよ。おいで」
ぽんぽんと太腿を叩き、やはり大型犬のような大きさの頭を無理矢理引っ張る。
「ちぅ……?」
「大丈夫だよ」
頭を乗せさせたのにほとんど重さを感じない、浮かせているのだろうか? 幼いうちから気遣いなんて覚えて欲しくなくて、俺は彼の額を強く押し撫でた。
「んぅっ……ちゅぅう……」
「だーいじょうぶ。なっ?」
「……ちゅい」
ようやく首の力を抜いて頭を乗せてくれた。まだ瞳が不安そうに震えていたから、わざとらしいくらいにニコニコと笑って頭を撫で続けた。そのうち彼は安心し、俺を見上げなくなった。
「こ、こうかっ? どうだ、これなら見えるだろう」
「全然です」
アルマは羽ばたくことを身体で表現しようとしてはシャルにダメ出しされている。
「……なぁ、空飛んでみるか?」
「ちぅ?」
「前足掴ませて」
ドラゴンの前足を掴んで立ち上がる。ドラゴンは後ろ足でしっかりと立ち上がり、俺が後ろ向きに歩くと尻尾を引きずりながらよたよたとついてきた。
「あんよが上手っ、あんよが上手っ……よしよし二足歩行は出来るな。別に出来なくてもいいんだけどさ」
ガニ股で歩くところは犬よりはトカゲらしさが強い。ハシリトカゲとかエリマキトカゲとか、たまに二足歩行をするトカゲもいるらしいし。
「飛ぶぞー?」
「ち、ちぅっ……!」
頭羽と腰羽を揺らして自分の身体が宙に浮くイメージを固める。俺の中に眠る魔力がそれを叶え、足が地面から離れる。
「重たっ……」
ドラゴンの後ろ足も地面から離れる。すると途端に両腕にドラゴンの体重のほとんどがかかり、その上足が浮いたことに驚いたドラゴンが暴れるからさらに手が辛くなった。
「ち、ちぁあっ!? ちぅっ、ちうぅっ!」
「羽揺らしてごらん」
ドラゴンは尻尾に力を入れて浮いてしまった後ろ足の対策をしているようだが、それももう終わる。尻尾が地面なら離れると本当に全体重を任される、肘が抜けそうだ、肩が外れそうだ、腕がちぎれてしまいそうだ。
「ち、ちぅ、ちうぅ……!」
思い付いたのか、無意識か、ドラゴンが羽を揺らし始める。俺と同じコウモリのような羽は俺とは大きさが全く違い、ドラゴンの巨体を浮かせる説得力に溢れていた。
「お前、もっとちっちゃい頃は窓の外見る度に羽バタバタさせてたんだぞ? 飛んでみたかったんだろ、どうだ?」
「ちぅう……!」
「気持ちいいだろー? ドラゴンなんてもう空の支配者みたいなもんだろうからな」
ドラゴンなんて飛ばせたら自然公園を根城にしている鳥達が逃げてしまうかもしれないな。
「……そろそろ疲れてきたろ。ゆっくり慣れていかなきゃな、降りるぞ」
疲れているのは俺だ。ドラゴンを持ち上げるために想定以上の魔力を使ったようで、もう疲労と空腹がやってきた。
「ちぅ? ちゃああ!」
高度を下げる俺に逆らってドラゴンはさらに高く飛ぼうとしている。もっと遊ぼうとでも言っているような笑顔だ。
「……言うこと聞かないと手離しちゃうぞ」
片手だけ力を緩めるとドラゴンは慌てて高度を下げる。俺を振り払って飛び回るような性格でなくてよかった。
「ゆーっくり降りていこうな」
落下の恐怖を覚えて空を飛べなくなってしまってはいけない。考え過ぎかとも思ったが、考えなしよりはマシだと思い直した。
「はい、地面とうちゃーく。楽しかったか?」
「ちゃう! ちーぃ、ちーぃ!」
もう一回、とねだるように前足を上げるドラゴンに俺は困ってしまった。もう自分だけで飛ぶのも数メートルが限界だろう魔力量なのに、もう一度ドラゴンを持ち上げるなんて不可能だ。けれど、キラキラ輝く瞳を見ていると墜落の未来が見えているのに羽が揺れてしまう。
「兄さーんっ、兄さん、やりましたね!」
「サク、すごいな! あんなにすぐに飛び方を教えてしまうとは……! 流石だ」
なんだか感激している様子の二人を見て羽が止まる。ドラゴンも空を飛ぶことより二人のことが気になるらしく、前足を地面に下ろして俺の背後に隠れた。
「失念していましたが、飛んで見せるのが一番上達する方法なんて当たり前ですよね。ちなみにお義兄さんはどうやって飛び方を教えるつもりだったんですか?」
「え? こう……真下で、腕を振って」
「飛ぶ感覚も知らないのにですか?」
「インキュバスだって羽で飛んでるわけじゃないだろう。感覚は本人の力で身につけるものだ、落ちてきた時に受け止める自信はあったぞ?」
上昇のペースからしてドラゴンも羽だけで飛んでいるわけではないだろう。体重と羽のバランスから考えるに、魔力を使わなければ滑空くらいしか出来ないはずだ。
「なぁ、腹減ってないか?」
「ちゅい?」
「そうでもないのか……?」
浮遊に魔力を使っただろうと予想していたが、そうでもないようだ。俺より貯蔵量が多いのかななんて考えていると、二人に興味を失くしたらしいドラゴンが前足を突き出した。
「あー……ごめんなぁ、お母さんもう飛べないんだよ、疲れちゃってさ……体力ないんだ」
「まだ一人では飛べませんか?」
「ちょっと心配かな。シャル、頼めないか?」
「構いませんよ、さっきの兄さんのようにするんですよね?」
シャルがドラゴンの前足を握ると、爬虫類らしく感情が読み取りにくい目は確実に戸惑いを孕み、俺を見上げた。
「いってらっしゃい。シャルと仲良くな」
「ちぅう……」
悲しそうな声を上げたが、シャルに手を引かれて浮かび上がると途端に目をキラキラと輝かせる。
「……単純なヤツ」
ある程度の高さまでシャルとドラゴンが浮かぶのを待ち、俺はアルマの腕に抱きついた。
「あーるまっ」
「サク、どうした?」
「疲れちゃったし、休憩しよ?」
「俺はそうでもないが……」
微笑むアルマを連れて植え込みの奥へ。木陰に彼を座らせ、伸ばした足の片方にまたがる。
「……ね、アルマ。疲れてるんだけど、それ以上にお腹すいちゃってて……その、すごく恥ずかしいんだけど…………恥ずかしいこと、したいなって、思ってさぁ……」
浴衣のように着ていたアルマのジャケット。薄手のそれをはだけさせて鎖骨と肩を片方露出させる。
「…………アルマぁ」
拭い切れない羞恥心で赤くなった顔も潤んだ瞳も、行為に誘う役に立つ。何を思っても何をしようとしても、俺は淫魔でしかないのだ。
「はー……自然豊かな場所っていいなぁ」
柔らかい芝生を絨毯に、木の幹を背もたれに、枝葉を屋根に、俺は足を伸ばして座ってくつろいだ。
「サク、そういうのは少し遊んで疲れた後にするべきじゃないか?」
「遊ぶっって何すんのさ」
公園と名はついているがブランコなどの遊具はない、自然公園とはそもそもそういった遊び場ではないからだ。俺のように草木のエネルギーでも感じつつゆったりとした時間を過ごすのが正解なのだ。
「遊びの主役は子供だ。何がしたい?」
シャルの背に隠れているドラゴンはアルマに話しかけられると低い唸り声を返した。
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「ぢゅいぃ……」
「話しても無駄ですよ、まだ言葉はほとんど覚えていません。上の子達より学習が少し遅いようで……ですから、身振り手振りなどでお願いします」
「身振り、手振り……と、言われてもなぁ」
困ってため息をついたアルマは不意に両腕をピンと伸ばし、ぶんぶんと素早く振り回した。
「……なんですか? 準備運動ですか?」
「は、羽ばたきのつもりだったんだが」
「そうは見えませんでしたね」
辛辣なシャルと同意見らしいドラゴンは首を傾げている。ドラゴンはしばらくシャルの太腿に頭を擦り寄せたり服に爪を引っかけたりしていたが、シャルが構ってくれないと見ると俺の方へやってきた。
「ちぃい、ちぅう……ちぃ?」
俺に怪我をさせたことを何となく分かってはいるらしく、膝に乗ろうとはしてこない。
「……頭くらいなら大丈夫だよ。おいで」
ぽんぽんと太腿を叩き、やはり大型犬のような大きさの頭を無理矢理引っ張る。
「ちぅ……?」
「大丈夫だよ」
頭を乗せさせたのにほとんど重さを感じない、浮かせているのだろうか? 幼いうちから気遣いなんて覚えて欲しくなくて、俺は彼の額を強く押し撫でた。
「んぅっ……ちゅぅう……」
「だーいじょうぶ。なっ?」
「……ちゅい」
ようやく首の力を抜いて頭を乗せてくれた。まだ瞳が不安そうに震えていたから、わざとらしいくらいにニコニコと笑って頭を撫で続けた。そのうち彼は安心し、俺を見上げなくなった。
「こ、こうかっ? どうだ、これなら見えるだろう」
「全然です」
アルマは羽ばたくことを身体で表現しようとしてはシャルにダメ出しされている。
「……なぁ、空飛んでみるか?」
「ちぅ?」
「前足掴ませて」
ドラゴンの前足を掴んで立ち上がる。ドラゴンは後ろ足でしっかりと立ち上がり、俺が後ろ向きに歩くと尻尾を引きずりながらよたよたとついてきた。
「あんよが上手っ、あんよが上手っ……よしよし二足歩行は出来るな。別に出来なくてもいいんだけどさ」
ガニ股で歩くところは犬よりはトカゲらしさが強い。ハシリトカゲとかエリマキトカゲとか、たまに二足歩行をするトカゲもいるらしいし。
「飛ぶぞー?」
「ち、ちぅっ……!」
頭羽と腰羽を揺らして自分の身体が宙に浮くイメージを固める。俺の中に眠る魔力がそれを叶え、足が地面から離れる。
「重たっ……」
ドラゴンの後ろ足も地面から離れる。すると途端に両腕にドラゴンの体重のほとんどがかかり、その上足が浮いたことに驚いたドラゴンが暴れるからさらに手が辛くなった。
「ち、ちぁあっ!? ちぅっ、ちうぅっ!」
「羽揺らしてごらん」
ドラゴンは尻尾に力を入れて浮いてしまった後ろ足の対策をしているようだが、それももう終わる。尻尾が地面なら離れると本当に全体重を任される、肘が抜けそうだ、肩が外れそうだ、腕がちぎれてしまいそうだ。
「ち、ちぅ、ちうぅ……!」
思い付いたのか、無意識か、ドラゴンが羽を揺らし始める。俺と同じコウモリのような羽は俺とは大きさが全く違い、ドラゴンの巨体を浮かせる説得力に溢れていた。
「お前、もっとちっちゃい頃は窓の外見る度に羽バタバタさせてたんだぞ? 飛んでみたかったんだろ、どうだ?」
「ちぅう……!」
「気持ちいいだろー? ドラゴンなんてもう空の支配者みたいなもんだろうからな」
ドラゴンなんて飛ばせたら自然公園を根城にしている鳥達が逃げてしまうかもしれないな。
「……そろそろ疲れてきたろ。ゆっくり慣れていかなきゃな、降りるぞ」
疲れているのは俺だ。ドラゴンを持ち上げるために想定以上の魔力を使ったようで、もう疲労と空腹がやってきた。
「ちぅ? ちゃああ!」
高度を下げる俺に逆らってドラゴンはさらに高く飛ぼうとしている。もっと遊ぼうとでも言っているような笑顔だ。
「……言うこと聞かないと手離しちゃうぞ」
片手だけ力を緩めるとドラゴンは慌てて高度を下げる。俺を振り払って飛び回るような性格でなくてよかった。
「ゆーっくり降りていこうな」
落下の恐怖を覚えて空を飛べなくなってしまってはいけない。考え過ぎかとも思ったが、考えなしよりはマシだと思い直した。
「はい、地面とうちゃーく。楽しかったか?」
「ちゃう! ちーぃ、ちーぃ!」
もう一回、とねだるように前足を上げるドラゴンに俺は困ってしまった。もう自分だけで飛ぶのも数メートルが限界だろう魔力量なのに、もう一度ドラゴンを持ち上げるなんて不可能だ。けれど、キラキラ輝く瞳を見ていると墜落の未来が見えているのに羽が揺れてしまう。
「兄さーんっ、兄さん、やりましたね!」
「サク、すごいな! あんなにすぐに飛び方を教えてしまうとは……! 流石だ」
なんだか感激している様子の二人を見て羽が止まる。ドラゴンも空を飛ぶことより二人のことが気になるらしく、前足を地面に下ろして俺の背後に隠れた。
「失念していましたが、飛んで見せるのが一番上達する方法なんて当たり前ですよね。ちなみにお義兄さんはどうやって飛び方を教えるつもりだったんですか?」
「え? こう……真下で、腕を振って」
「飛ぶ感覚も知らないのにですか?」
「インキュバスだって羽で飛んでるわけじゃないだろう。感覚は本人の力で身につけるものだ、落ちてきた時に受け止める自信はあったぞ?」
上昇のペースからしてドラゴンも羽だけで飛んでいるわけではないだろう。体重と羽のバランスから考えるに、魔力を使わなければ滑空くらいしか出来ないはずだ。
「なぁ、腹減ってないか?」
「ちゅい?」
「そうでもないのか……?」
浮遊に魔力を使っただろうと予想していたが、そうでもないようだ。俺より貯蔵量が多いのかななんて考えていると、二人に興味を失くしたらしいドラゴンが前足を突き出した。
「あー……ごめんなぁ、お母さんもう飛べないんだよ、疲れちゃってさ……体力ないんだ」
「まだ一人では飛べませんか?」
「ちょっと心配かな。シャル、頼めないか?」
「構いませんよ、さっきの兄さんのようにするんですよね?」
シャルがドラゴンの前足を握ると、爬虫類らしく感情が読み取りにくい目は確実に戸惑いを孕み、俺を見上げた。
「いってらっしゃい。シャルと仲良くな」
「ちぅう……」
悲しそうな声を上げたが、シャルに手を引かれて浮かび上がると途端に目をキラキラと輝かせる。
「……単純なヤツ」
ある程度の高さまでシャルとドラゴンが浮かぶのを待ち、俺はアルマの腕に抱きついた。
「あーるまっ」
「サク、どうした?」
「疲れちゃったし、休憩しよ?」
「俺はそうでもないが……」
微笑むアルマを連れて植え込みの奥へ。木陰に彼を座らせ、伸ばした足の片方にまたがる。
「……ね、アルマ。疲れてるんだけど、それ以上にお腹すいちゃってて……その、すごく恥ずかしいんだけど…………恥ずかしいこと、したいなって、思ってさぁ……」
浴衣のように着ていたアルマのジャケット。薄手のそれをはだけさせて鎖骨と肩を片方露出させる。
「…………アルマぁ」
拭い切れない羞恥心で赤くなった顔も潤んだ瞳も、行為に誘う役に立つ。何を思っても何をしようとしても、俺は淫魔でしかないのだ。
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