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避妊の呪符の有効時間
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カタラとネメスィに挟まれて、腕にシャルが絡み付いた査定士に先導されて、避妊アイテムが売っているかもしれない店へ向かう。
「旦那は連れてこなくてよかったのか?」
「何となく……そういう道具買うのに、夫婦では……ちょっと」
本来夫婦で考えるべきことなのは分かっているが、頭と心は時に同意見になってくれないものだ。
「旦那に内緒の買い物、ねぇ……ははっ、なんか興奮すんなぁ」
「え、そうか……?」
カタラは案外と人妻ものとか好きなのかもな、なんて思いながらホテルを出た時から繋いでいる手を強く握った。それだけでカタラは気を良くして握り返してくれる。
「なんて言うんだろうなー、優越感かな? 旦那には言えないこと俺には言えるんだな~的な。な、ネメスィお前なら分かるよな」
「あぁ、何となく分かるぞ」
カタラと同じように俺の隣を歩いているネメスィとは手を繋いでいない。三人で手を繋いで歩きたかったので「恥ずかしがってんのか」とカタラと共にからかってみたのだが、ネメスィは真顔で「両手が空いていた方がお前らを守りやすい」と返し、照れて言葉に詰まってしまったのがさっきの思い出だ。
「あった、この店だよ。混んでいないみたいだね、よかった」
査定士が立ち止まり、彼が指したおどろおどろしい店を四人で見つめる。気味の悪さを感じたのは俺だけではないようで、なかなか足が入り口に向かわない。
「さぁ、入ろう。呪符が売っているといいね」
しかし当然のように入っていく査定士と、彼の腕に抱きついたがために気乗りしなくても店に入らなければならなかったシャルを見れば、恐怖心はかなり薄れた。
「っし、行くか」
「狭そうだな……サク、羽で商品を落として壊したりするなよ」
「し、しないよ……多分」
薄暗い店内に足を踏み入れる。動物の骨、人形、よく分からない寄木細工……どれも触れたくない品ばかりだ。
「あっ、おい……ま、待てよ、ちょっと待て……」
「カタラ? どうしたんだ?」
「…………着いてきてくれてた精霊が全員逃げた」
「あー……精霊は呪い嫌いだって言ってたもんな」
店内で精霊術を使うことなんてないだろうし、と慰めてみてもカタラは酷く落ち込んでいる。俺には見えない彼らとの絆は確かなようだ。
「カタラ、お前護身用に短剣でも持ったらどうだ?」
「近付けんな近付けんな、めっちゃ呪われてる、多分持ち主死ぬヤツだ」
ネメスィは骨董品のようなナイフが並んだ棚に夢中だ。引っ張ってみても動かなかったので、俺はカタラと二人で呪符を探すことにした。
「避妊の呪符、どこだろうな……紙製品だろうし、こっちかな」
店の奥へと進んでいくと禍々しい装丁の本が並んだ本棚があった。
「…………ごめんサクちょっと待ってくれ」
「えぇ……お前精霊に嫌われるぞ」
「ちょっとだけ、ちょっとだけだから……!」
こういうところ、ネメスィとそっくりだよな。本棚の前から動かなくなったカタラの背中を見てそう思い、深くため息をついた。
「シャルー……おじさーん……」
先に入った二人を探すと宝石が並べられたガラスケースの前で見つけた。少年のように目を輝かせる査定士の隣でシャルは不安そうに羽を身体に添わせている。
「シャル!」
「兄さん!」
ピンッと羽が広がり、パタパタと揺れ始める。狭い店内では危ないからと落ち着かせ、数分ぶりの弟を抱き締める。
「シャル、呪符あったか?」
「見当たりませんし、おじさんがここで止まってしまって」
「どいつもこいつも……おーじーさんっ、この店知ってるのおじさんだけなんだからな」
「おや、サク……いつの間に。二人は?」
「ナイフと本にそれぞれ夢中、おじさんもそうだったみたいだけどな」
査定士は「いやぁ」と照れくさそうに後頭部を掻くと、ガラスケース内の宝石を指差した。
「ここにある宝石はどれも大きく、カットも素晴らしい。純度も高そうだ。値札の十倍の値段でも売れるだろうね。だから買おうか迷ってて」
「転売なんか出来ませんよ。この宝石は全部呪われてます、気味が悪くて背中がゾワゾワします」
「うーん……でも私は何も感じないし」
「ガラスを通してるからですよ。客に被害が出ないようになのか、結界のような仕組みがあるみたいです」
そんなガラス越しでもシャルは不気味さを感じるようだ。俺は何も感じない、種族は関係なく本人の感受性に左右されるらしい。
「……似たようなガラスケースに入れてオークションにかけることは出来るということだよね」
「おじさん」
「変死とかしそうだからやめて……」
稼ぎたくてうずうずしている様子の査定士の腕をそれぞれ掴み、シャルはムスッとした顔をし、俺は泣き落としを狙う。
「わ、分かった、分かったよ……持ち主が死ぬなら何度でも売れていいかなと思ったんだけど」
「おじさん金儲けに関しては結構えぐいね」
「そんなの兄さんを売った時から分かってることじゃないですか」
「う……そ、その話は……」
「買い戻してくれたからいいのっ。シャルもおじさんが買ってくれなきゃやばかったんだからな。感謝してるよ、おじさん」
「それは理解しています。改めてありがとうございます、おじさん」
「二人とも……!」
二人いっぺんに抱き締められ、今世には存在しない「親」とはこういうものなのかなと思ってしまう。シャルには親の概念自体存在しないので、ただ心地よさそうに尻尾を揺らしている。
「店の方に聞いてみようか。おいで」
査定士は俺にはどこにあるのか分からなかったレジへ向かい、老齢の店主らしき男に話しかけた。
「すみません、呪符は置いてありますか?」
「……どのような」
「えぇと……避妊の効能があるものです」
店主はにこりと笑って頷くと年季の入った櫛を取り出した。
「とある権力者の愛人が本妻に贈ったもので、不妊の呪いがかかっております。所持している限り、孕むことはありません」
「いや、その……時と場合によって避妊したいと言うだけなんだが」
「その場合は行為の一日前に夫が櫛を受け取ればいい。所有権を主張するような言葉を、たとえば「これは今日から私のものだ」だとか「これをもらう」だとか言えば、問題ありません。男には無害で無意味な物ですから」
「なるほどな……これ以外には置いてないのか? そうか、ならこれをいただこう」
支払いをしている査定士の背後で俺はシャルに「呪符って言うから札みたいな物だと思った」と話した。
「箱庭の離島で販売していたのは札なのではないでしょうか、そんな呪符はいわば人工物。あの櫛はいわば天然ものですよ」
「良さげに聞こえるなぁ」
支払いを終えた査定士の腕にそれぞれ抱きつき、店を出ようとした寸前にカタラとネメスィのことを思い出す。シャルと手分けして呼びに行き、散漫だと叱った。
「見つかったのか、ありがとうなおっさん」
「二人とも探してすらいなかったじゃないか」
「まぁまぁ、ほらサク、櫛だよ」
「うん、ありが──これ今孕んでる子は大丈夫なんだよな?」
異物感はまだないが、アルマとの行為を思い出せば確実に卵が出来ていると思う。
「魂が卵に入るの防ぐだけで、魂が入っちまった卵はどうしようもないと思うぞ」
「だ、だよな? よかった……」
櫛を受け取り、試しに髪を梳いてみる。俺には分からないが髪がツヤツヤになっているとシャルに褒められた。
「その物としての質がいいことで手放しにくくする、呪いの道具の常套手段だね」
「怖いこと言うなぁ」
「これで孕まなくなったんだな? なら、サク、ホテルには戻らず適当な場所でヤろう」
「このド直球魔人め。分かった。おじさん、シャル、二人は先に帰っといてくれ」
査定士とシャルと別れ、ネメスィとカタラの間に挟まって歩く。途中ネメスィは路地裏だとか草陰だとか話していたけれど、カタラの勧めでボロ宿に決まった。
「旦那は連れてこなくてよかったのか?」
「何となく……そういう道具買うのに、夫婦では……ちょっと」
本来夫婦で考えるべきことなのは分かっているが、頭と心は時に同意見になってくれないものだ。
「旦那に内緒の買い物、ねぇ……ははっ、なんか興奮すんなぁ」
「え、そうか……?」
カタラは案外と人妻ものとか好きなのかもな、なんて思いながらホテルを出た時から繋いでいる手を強く握った。それだけでカタラは気を良くして握り返してくれる。
「なんて言うんだろうなー、優越感かな? 旦那には言えないこと俺には言えるんだな~的な。な、ネメスィお前なら分かるよな」
「あぁ、何となく分かるぞ」
カタラと同じように俺の隣を歩いているネメスィとは手を繋いでいない。三人で手を繋いで歩きたかったので「恥ずかしがってんのか」とカタラと共にからかってみたのだが、ネメスィは真顔で「両手が空いていた方がお前らを守りやすい」と返し、照れて言葉に詰まってしまったのがさっきの思い出だ。
「あった、この店だよ。混んでいないみたいだね、よかった」
査定士が立ち止まり、彼が指したおどろおどろしい店を四人で見つめる。気味の悪さを感じたのは俺だけではないようで、なかなか足が入り口に向かわない。
「さぁ、入ろう。呪符が売っているといいね」
しかし当然のように入っていく査定士と、彼の腕に抱きついたがために気乗りしなくても店に入らなければならなかったシャルを見れば、恐怖心はかなり薄れた。
「っし、行くか」
「狭そうだな……サク、羽で商品を落として壊したりするなよ」
「し、しないよ……多分」
薄暗い店内に足を踏み入れる。動物の骨、人形、よく分からない寄木細工……どれも触れたくない品ばかりだ。
「あっ、おい……ま、待てよ、ちょっと待て……」
「カタラ? どうしたんだ?」
「…………着いてきてくれてた精霊が全員逃げた」
「あー……精霊は呪い嫌いだって言ってたもんな」
店内で精霊術を使うことなんてないだろうし、と慰めてみてもカタラは酷く落ち込んでいる。俺には見えない彼らとの絆は確かなようだ。
「カタラ、お前護身用に短剣でも持ったらどうだ?」
「近付けんな近付けんな、めっちゃ呪われてる、多分持ち主死ぬヤツだ」
ネメスィは骨董品のようなナイフが並んだ棚に夢中だ。引っ張ってみても動かなかったので、俺はカタラと二人で呪符を探すことにした。
「避妊の呪符、どこだろうな……紙製品だろうし、こっちかな」
店の奥へと進んでいくと禍々しい装丁の本が並んだ本棚があった。
「…………ごめんサクちょっと待ってくれ」
「えぇ……お前精霊に嫌われるぞ」
「ちょっとだけ、ちょっとだけだから……!」
こういうところ、ネメスィとそっくりだよな。本棚の前から動かなくなったカタラの背中を見てそう思い、深くため息をついた。
「シャルー……おじさーん……」
先に入った二人を探すと宝石が並べられたガラスケースの前で見つけた。少年のように目を輝かせる査定士の隣でシャルは不安そうに羽を身体に添わせている。
「シャル!」
「兄さん!」
ピンッと羽が広がり、パタパタと揺れ始める。狭い店内では危ないからと落ち着かせ、数分ぶりの弟を抱き締める。
「シャル、呪符あったか?」
「見当たりませんし、おじさんがここで止まってしまって」
「どいつもこいつも……おーじーさんっ、この店知ってるのおじさんだけなんだからな」
「おや、サク……いつの間に。二人は?」
「ナイフと本にそれぞれ夢中、おじさんもそうだったみたいだけどな」
査定士は「いやぁ」と照れくさそうに後頭部を掻くと、ガラスケース内の宝石を指差した。
「ここにある宝石はどれも大きく、カットも素晴らしい。純度も高そうだ。値札の十倍の値段でも売れるだろうね。だから買おうか迷ってて」
「転売なんか出来ませんよ。この宝石は全部呪われてます、気味が悪くて背中がゾワゾワします」
「うーん……でも私は何も感じないし」
「ガラスを通してるからですよ。客に被害が出ないようになのか、結界のような仕組みがあるみたいです」
そんなガラス越しでもシャルは不気味さを感じるようだ。俺は何も感じない、種族は関係なく本人の感受性に左右されるらしい。
「……似たようなガラスケースに入れてオークションにかけることは出来るということだよね」
「おじさん」
「変死とかしそうだからやめて……」
稼ぎたくてうずうずしている様子の査定士の腕をそれぞれ掴み、シャルはムスッとした顔をし、俺は泣き落としを狙う。
「わ、分かった、分かったよ……持ち主が死ぬなら何度でも売れていいかなと思ったんだけど」
「おじさん金儲けに関しては結構えぐいね」
「そんなの兄さんを売った時から分かってることじゃないですか」
「う……そ、その話は……」
「買い戻してくれたからいいのっ。シャルもおじさんが買ってくれなきゃやばかったんだからな。感謝してるよ、おじさん」
「それは理解しています。改めてありがとうございます、おじさん」
「二人とも……!」
二人いっぺんに抱き締められ、今世には存在しない「親」とはこういうものなのかなと思ってしまう。シャルには親の概念自体存在しないので、ただ心地よさそうに尻尾を揺らしている。
「店の方に聞いてみようか。おいで」
査定士は俺にはどこにあるのか分からなかったレジへ向かい、老齢の店主らしき男に話しかけた。
「すみません、呪符は置いてありますか?」
「……どのような」
「えぇと……避妊の効能があるものです」
店主はにこりと笑って頷くと年季の入った櫛を取り出した。
「とある権力者の愛人が本妻に贈ったもので、不妊の呪いがかかっております。所持している限り、孕むことはありません」
「いや、その……時と場合によって避妊したいと言うだけなんだが」
「その場合は行為の一日前に夫が櫛を受け取ればいい。所有権を主張するような言葉を、たとえば「これは今日から私のものだ」だとか「これをもらう」だとか言えば、問題ありません。男には無害で無意味な物ですから」
「なるほどな……これ以外には置いてないのか? そうか、ならこれをいただこう」
支払いをしている査定士の背後で俺はシャルに「呪符って言うから札みたいな物だと思った」と話した。
「箱庭の離島で販売していたのは札なのではないでしょうか、そんな呪符はいわば人工物。あの櫛はいわば天然ものですよ」
「良さげに聞こえるなぁ」
支払いを終えた査定士の腕にそれぞれ抱きつき、店を出ようとした寸前にカタラとネメスィのことを思い出す。シャルと手分けして呼びに行き、散漫だと叱った。
「見つかったのか、ありがとうなおっさん」
「二人とも探してすらいなかったじゃないか」
「まぁまぁ、ほらサク、櫛だよ」
「うん、ありが──これ今孕んでる子は大丈夫なんだよな?」
異物感はまだないが、アルマとの行為を思い出せば確実に卵が出来ていると思う。
「魂が卵に入るの防ぐだけで、魂が入っちまった卵はどうしようもないと思うぞ」
「だ、だよな? よかった……」
櫛を受け取り、試しに髪を梳いてみる。俺には分からないが髪がツヤツヤになっているとシャルに褒められた。
「その物としての質がいいことで手放しにくくする、呪いの道具の常套手段だね」
「怖いこと言うなぁ」
「これで孕まなくなったんだな? なら、サク、ホテルには戻らず適当な場所でヤろう」
「このド直球魔人め。分かった。おじさん、シャル、二人は先に帰っといてくれ」
査定士とシャルと別れ、ネメスィとカタラの間に挟まって歩く。途中ネメスィは路地裏だとか草陰だとか話していたけれど、カタラの勧めでボロ宿に決まった。
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