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川で青姦

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膝も濡れない位置じゃ遊べない。話し合うまでもなく俺達は臍の下に水面がくる場所まで進んだ。足を取られると危険な深さだが、流れは遅い、カタラが川遊びに向いてないとはいえ流されたりはしないだろう。

「最初は冷た過ぎてびっくりしたけどさ、入っちまうとそうでもないな」

「身体が慣れたんだろ。日が高くなってきたし気温も上がってるのかもしれないけど」

昼と言うにはまだ早いかもしれない、俺が一番快適だと思う時間だ。

「……カタラ、日焼けとか大丈夫か?」

俺はインキュバスだから再生能力が働いて日焼けすることはないが、色白なカタラはすぐに皮膚が赤く腫れそうな気がしてしまう。

「日焼け? 別に……気にしたことはないな、大丈夫だろ」

「ならいいけど」

「いいから遊ぼうぜ。ほら……ぅわっ!」

また転んだカタラを慌てて捕まえる。咳き込んだ彼いわく、踏んでいた大きめの石が転がったのだとか。

「やっぱカタラ川遊び向いてないよ……」

「た、立つとこ気ぃ付けりゃいいだけだろ」

ムキになったふうに言い、俺の顔目掛けて水をかけてきた。

「わっ……! やったな!」

俺もカタラに水をかける。俺には手だけでなく、腰羽や尻尾もある。水の掛け合いは俺に分がある。

「調子に乗るなよサク! 来い、水の精──」

「精霊呼ぶのは反則だろ!」

カタラの思うようにうねる水に物言いを入れながら吹っ飛ばされ、カタラに引き上げられる。

「俺の勝ちぃー」

「大人気ねぇ……ゼロ歳児に向かって」

川の冷たい水に慣らされているからか、カタラの温かい身体が妙に感じる。

「立てたか? 離すぞ」

離れてしまった冷えた肌の奥の熱を感じるため、カタラの手を取る。

「……サク?」

絶えず流れる冷たい水の中、唯一ずっとそこにあるカタラの手。表面は冷やされているが握れば温かさを感じ、柔らかさの奥にある骨の硬さを確かめる。手の確かな男性らしさを更に感じるため、指の隙間に指を入れる。

「どうしたよ、サク」

「別に……」

きゅっと握り返される。俗に言う恋人繋ぎをした右手を眺めているとカタラの右手が頬に触れた。

「ぁ」

顎を持ち上げられ、カタラの顔に視線を移す途中、唇が重なった。

「……ん」

深海を思わせる青い瞳が瞼に隠され、俺も思い出すように目を閉じる。空いていた左手をカタラの腰に回し、右手に更に力を込める。

「ん、んっ……」

顎を支えていたカタラの手が後頭部に移った。器用な舌に優しく口内を撫で回され、全身の力が抜けて四枚の羽が垂れる。尻尾は川の流れに漂う。

「んっ……!」

そっとカタラの口をの中へ侵入させた舌がちゅうっと吸われてしまう。カタラの口に閉じ込められた舌はカタラの舌にくすぐられ、ゾクゾクとした快感に反応した腰羽が揺れて水飛沫を起こした。

「ん……はぁっ、サク……」

目を開けると白い肌を紅潮させたカタラが俺を見つめていた。彼の美しい瞳が俺だけを映すのには歪んだ独占欲が満たされる感じがして好きだ。

「……どうしたんだ、ぼーっとしちまって」

美少女なんて揶揄してしまうくらいに美しい、中性的な童顔。男にしては少し高めの透き通るような声。そのどちらにも似合わない男らしい口調は、魔物退治を生業とする者として程よく鍛えられた身体には似合っている。

「カタラ……カタラってさ、意外と筋肉あるよな」

「まぁ、そりゃな。でも細いだろ、俺あんま食わないし筋肉つきにくい体質でさ」

「普段の服も体型分かりにくいし」

三角の大きな帽子に、肌を見せない幾重にも重ねた服。シルエットすら隠すマント。ベリーショートになっている今はともかく、ショートヘアだった以前までは本当に美少女にも見えた。

「何が言いたいんだよ」

「……普段そんな感じじゃないから、たまに男らしさ見せられるとキュンとする」

「ははっ、そりゃよかった。カタラさん男前だろー?」

「……うん、中身も」

いや、中身が。かな? とは言葉に出さず、カタラの首に両腕を緩く絡める。

「サクはいっつも肌見せるカッコしてるからなぁ、意外性ってのはないかもな」

カタラの両手が尻を鷲掴みにする。

「ぁんっ……」

「この揉みごたえのある尻も、ズボン履いてる時からぷりっぷりだもんなぁ」

「やだ……おっさん臭いこと言わないで」

「お前、下着は履かないんだっけ? そのせいか知らないけどさ、ズボンの上からでもハッキリ割れ目分かるんだぜ」

気のせいだろうと言う前にカタラの手が俺の尻を強く揉みしだき始め、割れ目が開かれる。

「んっ、ゃあっ、冷たいっ……やだ、カタラ……水入ってきちゃう」

尻肉が掴まれることで後孔が開いてしまい、カタラへのときめきで緩んでいた穴に冷たい流水が入ってしまう。

「あぁ、そりゃ大変だな。俺はどうすればいい?」

「ん……栓、して」

尻を揉むカタラの手をそっと剥がし、身体を反転させ、彼の腰に尻を押し付ける。

「今日は特に積極的だな」

「そう……? 多分、外だから……」

カタラの股間で熱く硬く昂っているものを冷えた尻肉で挟む。川の流れに従っていた尻尾を水面に上げ、カタラの腰に絡みつける。

「すぐ入れていいのか? 本当、今日はがっつくなぁ」

カタラは楽しそうに言いながら俺の腰と手首を掴み、パクパクと収縮して男根を欲していた後孔に陰茎をねじ込んだ。

「ん、ぁっ、あぁっ……!」

インキュバスに前戯は必要ないと言われているが、あるのとないのでは差が出る。事前に指などでほぐされていない穴の奥の方は今日はまだ硬く、陰茎が俺の身体をみちみちと裂いていくのだ。

「はっ、ぁ、あぁんっ……! カタラっ、カタラぁっ……!」

「……っ、キツいな、やっぱり……最高っ」

「んぁあっ! は、ぁん……お腹、あっつい……」

冷たい川に下半身が浸かっているのに結合部だけが熱い。

「は、ぁあ……しゅごい、カタラぁ……おしり、だけっ……熱くて、なんか……すごい」

「ぁー……俺も、ここだけ熱い」

「んぁっ!」

コンっと前立腺を突かれ、下腹に熱が広がる。

「……魔術とかなしで、こんっな川の中で……しちゃう?」

「ぅんっ……交尾みたいに、後ろから……ガンガン突いてぇ」

裸を見て触れ合って発情した。そんな野生動物以下の俺には交尾のようなセックスが似合う。

「あぁんっ! んっ、ぁんっ、はぅんっ……! そぉっ、そぉカタラぁっ、らんぼぉっ、にっ、ひぃんっ!」

アルマやネメスィとは違い、男らしさを全面に押し出してはいないものの確かに骨張っている小さめの手。そんな手が手首と腰を強く掴み、俺の後孔をガンガンと突き上げる。

「ぁ、はぁっ、ぁんっ! カタラぁっ! きもちっ、ぃいっ、ひんんっ……!」

荒い呼吸がすぐ背後から聞こえるのが好きだ。腰振りで流れている川が無意味に掻き混ぜられるのが好きだ。抜き挿しの度に僅かに冷たい水が体内に入っていくのが好きだ。

「好きっ! 好きぃっ……カタラっ、カタラぁっ、すき、すきらよっ」

「あぁ……ありがとよ、俺も好きだぜ、大好きだ、愛してる」

「んぁああっ! は、ぁっ、嬉しっ、ひぅっ……嬉しっ、しゅぎてぇっ、イっちゃうっ……! んぁあっ! イった、イったとこガンガンしにゃいれぇっ!」

絶頂の快感に浸る暇など与えられない。ガンガンと前立腺を殴りつけられ、喘ぐ。それが交尾らしさを求めた俺の答えだ。

「はげっ、しっ……ひぃんっ! イくっ、きもちぃとこっ、ごちゅごちゅしゃれてぇっ、イっちゃうぅっ!」

「あぁ……俺もそろそろっ、川に零すなよ、全部飲め、受け取れサクっ、もっぺん孕めっ!」

腸内でカタラの陰茎がビクビクと脈打ち、川の水とは全く違う熱い液体を腹の中に放たれる。

「ぁ、はぁあんっ……! どくどく、きてっ、あっついのぉ……はぁ、ぁん……はぁ……孕む、こんなの……また卵できちゃう……」

「交尾だろ? 作ってんだよ。ほら……飲めたか? 抜くぞ」

「んぁあぁあっ……! はぁっ、はぁっ……つめ、たい……」

萎えた陰茎が抜けていき、冷たい水が緩んでいる後孔を犯す。

「はーっ……いっぺん上がるか、行くぞ、歩けるか」

「ぅん……」

カタラの肩を借りて川辺へ向かう。やはりと言うべきかカタラは足を滑らせ、俺も一緒にすっ転んだ。
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