過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

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夫に抱かれて眠る

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椅子に座ったままのアルマに腹を掴まれ、オナホを使うように身体を上下させられて腸壁を陰茎で擦り上げられる。

「ひゔぅっ! ぁ、ぐっ、ぅうんっ! あ、りゅまぁあっ!」

腹を強く掴まれたことで腸壁が狭まっている。そこを無理矢理こじ開けられて進まれる。

「イぐっ……ん、んんんぅーっ!」

前立腺や精嚢が押し潰されて射精しそうになるけれど、射精禁止の術がそれを許さない。アルマの腹に陰茎の裏や陰嚢まで擦られても射精出来ない。

「イけなっ、ぁああーっ! イってるっ、イってるのにぃっ、イけにゃいぃっ! いっ、ぁ、あっ、ぁああっ!」

内側から陰茎で、外側から手で潰された俺の腹にはもう精液が溜まっていられる隙間はない。だからきっと精液は尿道に溜まっているのだ、術のせいで出られないから尿道を拡げているのだ。

「イぐっ、イぐぅうっ! イぎたいっ、いっしょにぃっ、イかしぇてっ、出さしぇてぇえっ!」

「サク……サク、気持ちいいか?」

懇願をやめて金色の視線に応える。真っ直ぐに俺を射抜く虹彩の小さな瞳は不安そうに見えた。

「きもちぃっ、しゅごいぃっ! おにゃかっ、ごりごりでぇっ、ぐりぐりでぇっ、どすどすでぇっ、しゅごいのぉっ! もっとっ、もっと欲しいっ!」

「……泣いてるのは気持ちいいからなんだな? 痛かったり怖かったりしないな?」

「きもちぃっ、きもちぃしかにゃいっ! よしゅぎてっ、んぁあっ……! へんにっ、なりそ……」

仰け反って痙攣し、絶頂の快感に浸っていても俺の涙の理由を知ったアルマは構わずに俺を揺さぶる。

「はぐっ、ぅうっ! ぅ、んんぅっ! イっ、ぎゅぅううっ……! ぁ、ひっ、ひんじゃうぅっ……」

腹を掴まれて物のように扱われているのにそれが気持ちいい。俺は本当に変態だ。

「ぁ、りゅまぁっ、ありゅまぁぁっ……! しゅきぃっ」

「あぁ、サク……! 嬉しい、嬉しいよ、ありがとう……俺も何よりサクが好きだよ」

意識が混濁している俺の言葉でも悦んでくれるアルマが愛おしい。こんなにも愛おしい人を置いて消えなければならないなんて嫌だ、でも愛しい夫だからこそ俺を犠牲にして救わなければならない。

「サク……そんなに泣いて、本当に気持ちいいんだな、感じてくれて嬉しい……そろそろっ、出そうなんだ……俺の愛を受け止めてくれっ!」

「ぁひっ、んんんっ! んっ、ぁ、あぁっ、いちば……ふかいとこっ、びゅるびゅるしゃれてりゅっ……ん、ぁあっ、ぁ、どくどくしてぇっ……イくぅぅっ!」

腹の奥へと注がれた勢いで絶頂し、そのまま敏感な腸壁で大量の精液の味を堪能し、俺は夢見心地のままアルマの胸に頭を預けた。

「アルマぁ……しゅき」

このままずっと一緒に生きていきたかった。けど、転生したことそのものが不自然なとこなのだ。誰しも人生は一度きりなのに俺だけ二度目があるなんて不公平だ。

「アルマ……アルマ……俺、ね……アルマと会えて、よかった」

転生してから迷惑をかけてばかりの俺の、唯一の完全な善行。それはアルマを自由に出来たこと。

「アルマが、いなきゃ……」

もっと早くに絶望して命を絶っていたかもしれない。

「……ありがとう、サク。俺もだよ、俺もサクが大好きだ……サクに会うためにあの檻の中に居たとさえ思えている。俺もサクが居なければ生きてはいけない、きっと産まれる前から夫婦になると決まっていたんだ」

俺が居なければ生きてはいけない? そんなの困る、俺は卵が孵ってしばらくしたら消える予定なのに。赤子がアルマを留めてくれるとは思うが、本当に大丈夫だろうか。俺はきっと普通の死さえ迎えられないのに、アルマは後追いしたりしないだろうか。

「…………眠そうだな。構わないよ、お眠り……サク」

ぱたんと垂れた頭羽の上から頭を撫でられ、くすぐったい心地良さを尻尾を揺らして喜ぶ。

「……あぁ、まずは抜かなければいけないね。ずっと入れていたいばかりに失念していたよ」

ぐっと腰を掴み直され、ゆっくりと持ち上げられる。もはや内臓の一部になっていた萎えた陰茎が腸壁を擦りながらゆっくりと抜けていく。

「ぁ、あっ……ん、ぅうっ……ひ、ぁあっ……!」

「サク、そんなに締め付けないでくれ」

「むりぃ……イくもん、絶対イっちゃう……ぅゔぅううっ!?」

萎えていても大きな亀頭に前立腺をえぐられて絶頂を迎え、開いた足をピンと伸ばして震えさせる。

「ん、ぉっ……!」

ちゅぽんっ、と抜けた陰茎を名残り惜しそうに求める後孔の縁がヒクヒクと震える。盛り上がってしまったそこを押し戻すようにアルマの太腿の上に乗せられる。

「はぅっ……ん」

「…………愛してるよ」

アルマに身体を預けること以上に安心感のある行為はない。目を閉じてしばらくすると優しく抱き上げられて運ばれ、ベッドの上に寝かされた。

「アルマぁ……」

俺はすっかり眠ったと勘違いしていたようで、アルマは俺が名前を呼ぶと驚いていた。

「アルマ……アルマ、一緒に……」

俺に残された時間は多くない。少しでも長く愛情を感じていたい。

「……いいのか?」

「一緒に、じゃ……なきゃ、や」

幼子のように駄々を捏ねて手を伸ばす。アルマは困ったように笑いながら俺の隣に寝転がり、俺に腕枕をしてくれた。

「…………おやすみ、サク……よい夢を」

「ん……」

今度は何の夢も見ず、アルマの腕の中で深い眠りを楽しんだ。目を覚ませば隣にはシャルが増えていて、俺はシャルを抱き枕にして二度寝した。

「サク、サク……そろそろ起きて」

二度寝してから数十分は経っただろう、アルマに揺すられて今度こそ目を覚ました。

「おはよ……」

寝ぼけ眼なまま唇を触れさせ、まだ眠っているシャルを抱き締めるのをやめてうつ伏せになる。ほふく前進のようにして少し移動し、枕元の卵を眺める。

「ちょっとおっきくなったかも……?」

成長を喜びながら卵を撫でていると巨大な影が差す。

「……っ!? 来ないで!」

気付けば卵に覆いかぶさって叫んでいて、影の主がアルマだと分かって後悔した。

「アルマ……!? アルマ、ごめん、違うの……今のは、違う……」

「…………いや、何も言わずに後ろから覗いた俺が悪いんだ。卵の成長は順調なようでよかった」

「ア、アルマ……待って、見てっ」

俺はベッドから離れようとするアルマの腕に抱きついた。

「ほ、ほらっ……俺、アルマのこと怖くない。ちょっとマシになってきたんだ、本当に大丈夫なんだよ。ただ、卵に近付かれるのは……」

「……あぁ、分かったよ。すまないね、早とちりして……ありがとうサク、卵には寄らないようにするよ」

「ごめんね……」

自分の子の可能性もある卵の様子を見れないなんて酷な話だ。けれどアルマは笑顔で受け入れてくれて、俺はますます消えたくなくなってしまった。
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