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鳩に手紙を食べさせて
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先輩と二人一組で使っている寝床で目を覚ます。先輩は居らず、手紙が置かれていた。どうやら俺は接客中に気を失ってしまったらしい。
「……ネメスィジュニア、居るか?」
通気口から鳩が落ちてくる。ポッポッと鳴きながら俺の前まで走ってきた。
「軍関係者を見つけた。あのおっさんから聞き出せるかもなんだけど……王様が崇めてる神様ってのにも新情報があるから、そっちも伝えたい。手紙書かせてくれ」
いつもはトイレで一日一回、無事ですの四文字を書いた紙を渡している。今日も鳩は頭を花のようにパックリと割ってペンと紙を吐き出した。
「ひぃっ!? き、寄生じゅっ……びっくりした。毎度のことながらさぁ……なんとかなんないのホント」
割れた頭の真ん中から突き出した紙とペンはまるで花の雌しべと雄しべのようだ。鳩の内側は黒いだけでグロくはない。
「えっと、なんて書けばいいんだろ。王様が崇めてる神様は……えっと」
気絶する前に客に聞いたことをそのまま書いた。
王が崇めている邪神らしきモノは人間の体を自由に変える力を持ち、その客は陰茎を肥大化させていた──と。
「……デカけりゃいいってもんじゃないよな。俺はインキュバスだから無理がきくけど、人間には程よいサイズってのがあると思うんだよ」
鳩に言っても仕方ないか。
「あ、そうそう……懐にハンカチ入れてたんだ。これシャルに渡してやってくれないか? そろそろ泣き出す頃だと思うんだよ」
バニースーツと腹の間に挟んでいたハンカチを鳩に渡す……おしぼりのように丸めて口に突っ込む。
「ハメスィト……大丈夫か? パンパンだぞ」
ペンと手紙も飲み込ませた鳩はまるっこく膨らんでいた。冬になるとこんなふうに膨らんだ鳩を見かけたなと前世を懐かしく思い、あの鳩を見かけた時の激務を思い出し、転生してよかったなとしみじみする。
「と、飛べるか? よし……気を付けろよ、ばいばーい」
鳩は通気口を通って出ていった。樹液集めは順調だろうか? あまりこの店に長く滞在していては俺が家に居ないことがバレてしまう、一週間が限度だろうか。
「明日から二階でセックスかぁ……」
俺の経験人数は今何人だろう。不意にそんなことを考えた。
黒服に夕飯を差し入れられたが当然食べられず、ちょうど帰ってきた鳩にあげた。夜明け頃になると先輩が寝床に戻ってきて俺の隣に寝転がり、次の瞬間には寝息をたてた。
朝食の時間になったが俺は「昨日の夜にたくさん食べさせてもらった」と嘘をついて食堂には行かず、着替えて二階に向かった。ピンヒールではまだ歩けないのでブーツは手で持って歩いている。
「よぉ、サク。まだ早いぞ」
「……朝ごはん食べに来ました」
見覚えのある顔だったことを幸運に思い、口の前に人差し指と親指で輪を作ってその輪に舌を通す。黒服は個室の鍵を開け、俺を中に入れるとすぐにベルトを外し始めた。
「とんでもねぇ誘い方しやがって……今日は口でやれよ」
男の前に膝立ちになり、ズボンを下着ごとずり下ろして陰茎を根元まで咥え込む。
「当たり前みてぇな顔して喉使いやがって、ぅあっ……クソ、気持ちいい……やばいな」
長い舌に気付かれないよう注意しつつ陰茎を舐めしゃぶり、雄の匂いに食欲をそそられ、口淫を激しく変えていく。
「はぁっ……なぁ、お前……そんなインキュバスみてぇな真似するならよ、髪染めちまえ。アイツみたいに……ほら、お前の教育係みたいに」
インキュバスみたいと言われてドキッとしたが、朝ごはんなんて言ったせいだと理解してひとまず安心する。先輩はやはり髪を染めていたのか。他の従業員にも髪をピンク色にしている者は多かった。
「ん、むっ……ほかの人と、同じじゃ……ぁめ、れしょ。こへい、らしていかないと」
「咥えたまんま喋んなっ……! もう出るっ!」
たぱたぱっ……と喉の奥に精液を零される。アルマやシャルと比べると少ないし、ネメスィやカタラと比べると味が薄い。早く彼らとヤりた──いや、会いたい。
「ふぅーっ……よかった……サク、あと一時間後に予約が入ってる。一階と同じで教育係と一緒だから困ったらそいつに丸投げしろよ。あ、でも……ちょっと待て」
男は俺に服を整えるよう言って鞄から書類を取り出した。俺は陰茎に付着した精液や中に残っている分を吸い取ってから下着を履かせ、ズボンも履かせてベルトを留めさせた。
「一発目からパフォーマンスの予約だ。この客……昨日も接客したな? 分かるか?」
「パフォーマンス……あぁ、百合営業やらせる人ですか?」
「ゆり……?」
「あ、いや……男の子同士の絡み見せるやつですよね?」
「そうそう、しっかりやれよ」
じゃあ先輩とするのかな? それとも先輩とキスしながら……とか? 百合に挟まる男は消されるぞ、俺と先輩じゃあ百合にはならないけれど。
「一時間かぁ……暇そうだな」
ベッドに寝転がり、ぼうっとこれからのことを考える。ここで軍人と寝て、査定士の居場所を聞き出して、鳩を通じてネメスィに知らせ、ここから逃げ出して──
「その後はみんなでおっさん助けて……その後は」
平和に暮らせるだろうか? 六人で俺を取り合いながらも仲良く、ずっとずっと幸せに……
「…………おとぎ話かよ」
幸せな未来を思い描きつつも俺は心のどこかで作戦の失敗を確信していた。これまでの経験からか、ひねくれた性格のせいか、どうせまた酷い目に逢うんだと半ば諦めている。
「……大丈夫だといいなぁ」
自分の予感が外れることを祈って目を閉じる。眠ってしまったようで、先輩に仕事時間だと起こされた。
「部屋に入る前から絡んどけとか注文入ってるから今からやるぞ」
「はぁ……俺、全然教わってないのでセンパイがやる通りにやりますけど、それでいいですか?」
「大丈夫大丈夫、むしろ片方は不慣れな方がいいらしいから」
ベッドに仰向けに寝ている俺の上にセンパイが覆い被さる。俗に言う恋人繋ぎを両手でして、胸や腹をぴったりとつけたら腰を擦り付ける。
「んっ……こ、これでいいんですか?」
「あぁ、多分……」
バニースーツの下で硬く膨らみ、先走りの汁を垂らしているそれを擦り付け合う。バニースーツの下では乳首も同じように硬く尖っているが、こちらは擦れない。
「ぁ……ドア、開いた?」
「お客さん来たみたいだな。気付かないふりしろよ」
「はい……」
静かに扉を開けてこっそりと入ってきた客は足音を立てないようにしてベッドの横に移動し、その場に座り込んだ。俺は客に気付かないふりをするために目を閉じた。
「サク……俺のこと呼べ」
耳元で囁かれて身体をビクッと跳ねさせ、先輩の背に腕を回す。
「先輩……先輩っ、先輩……」
「サク、サクっ、気持ちいいよ……サク」
押し殺した激しい呼吸音が聞こえる。先輩と絡み合いながら横を見てみると床に座り込んだ客が性器を扱いていた。
「んっ……せんぱいっ、もう、イっちゃう……!」
性的嗜好の奥深さを感じながら、自分の周りには特殊な奴が居なくてよかったと幸運に感謝する。
「あぁ……俺も、そろそろ」
バニースーツ越しに性器を擦り合わせ、バニースーツの中に射精する。二人揃ってぐったりとした俺達に客はようやく重い腰を上げた。
「……ネメスィジュニア、居るか?」
通気口から鳩が落ちてくる。ポッポッと鳴きながら俺の前まで走ってきた。
「軍関係者を見つけた。あのおっさんから聞き出せるかもなんだけど……王様が崇めてる神様ってのにも新情報があるから、そっちも伝えたい。手紙書かせてくれ」
いつもはトイレで一日一回、無事ですの四文字を書いた紙を渡している。今日も鳩は頭を花のようにパックリと割ってペンと紙を吐き出した。
「ひぃっ!? き、寄生じゅっ……びっくりした。毎度のことながらさぁ……なんとかなんないのホント」
割れた頭の真ん中から突き出した紙とペンはまるで花の雌しべと雄しべのようだ。鳩の内側は黒いだけでグロくはない。
「えっと、なんて書けばいいんだろ。王様が崇めてる神様は……えっと」
気絶する前に客に聞いたことをそのまま書いた。
王が崇めている邪神らしきモノは人間の体を自由に変える力を持ち、その客は陰茎を肥大化させていた──と。
「……デカけりゃいいってもんじゃないよな。俺はインキュバスだから無理がきくけど、人間には程よいサイズってのがあると思うんだよ」
鳩に言っても仕方ないか。
「あ、そうそう……懐にハンカチ入れてたんだ。これシャルに渡してやってくれないか? そろそろ泣き出す頃だと思うんだよ」
バニースーツと腹の間に挟んでいたハンカチを鳩に渡す……おしぼりのように丸めて口に突っ込む。
「ハメスィト……大丈夫か? パンパンだぞ」
ペンと手紙も飲み込ませた鳩はまるっこく膨らんでいた。冬になるとこんなふうに膨らんだ鳩を見かけたなと前世を懐かしく思い、あの鳩を見かけた時の激務を思い出し、転生してよかったなとしみじみする。
「と、飛べるか? よし……気を付けろよ、ばいばーい」
鳩は通気口を通って出ていった。樹液集めは順調だろうか? あまりこの店に長く滞在していては俺が家に居ないことがバレてしまう、一週間が限度だろうか。
「明日から二階でセックスかぁ……」
俺の経験人数は今何人だろう。不意にそんなことを考えた。
黒服に夕飯を差し入れられたが当然食べられず、ちょうど帰ってきた鳩にあげた。夜明け頃になると先輩が寝床に戻ってきて俺の隣に寝転がり、次の瞬間には寝息をたてた。
朝食の時間になったが俺は「昨日の夜にたくさん食べさせてもらった」と嘘をついて食堂には行かず、着替えて二階に向かった。ピンヒールではまだ歩けないのでブーツは手で持って歩いている。
「よぉ、サク。まだ早いぞ」
「……朝ごはん食べに来ました」
見覚えのある顔だったことを幸運に思い、口の前に人差し指と親指で輪を作ってその輪に舌を通す。黒服は個室の鍵を開け、俺を中に入れるとすぐにベルトを外し始めた。
「とんでもねぇ誘い方しやがって……今日は口でやれよ」
男の前に膝立ちになり、ズボンを下着ごとずり下ろして陰茎を根元まで咥え込む。
「当たり前みてぇな顔して喉使いやがって、ぅあっ……クソ、気持ちいい……やばいな」
長い舌に気付かれないよう注意しつつ陰茎を舐めしゃぶり、雄の匂いに食欲をそそられ、口淫を激しく変えていく。
「はぁっ……なぁ、お前……そんなインキュバスみてぇな真似するならよ、髪染めちまえ。アイツみたいに……ほら、お前の教育係みたいに」
インキュバスみたいと言われてドキッとしたが、朝ごはんなんて言ったせいだと理解してひとまず安心する。先輩はやはり髪を染めていたのか。他の従業員にも髪をピンク色にしている者は多かった。
「ん、むっ……ほかの人と、同じじゃ……ぁめ、れしょ。こへい、らしていかないと」
「咥えたまんま喋んなっ……! もう出るっ!」
たぱたぱっ……と喉の奥に精液を零される。アルマやシャルと比べると少ないし、ネメスィやカタラと比べると味が薄い。早く彼らとヤりた──いや、会いたい。
「ふぅーっ……よかった……サク、あと一時間後に予約が入ってる。一階と同じで教育係と一緒だから困ったらそいつに丸投げしろよ。あ、でも……ちょっと待て」
男は俺に服を整えるよう言って鞄から書類を取り出した。俺は陰茎に付着した精液や中に残っている分を吸い取ってから下着を履かせ、ズボンも履かせてベルトを留めさせた。
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「パフォーマンス……あぁ、百合営業やらせる人ですか?」
「ゆり……?」
「あ、いや……男の子同士の絡み見せるやつですよね?」
「そうそう、しっかりやれよ」
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「一時間かぁ……暇そうだな」
ベッドに寝転がり、ぼうっとこれからのことを考える。ここで軍人と寝て、査定士の居場所を聞き出して、鳩を通じてネメスィに知らせ、ここから逃げ出して──
「その後はみんなでおっさん助けて……その後は」
平和に暮らせるだろうか? 六人で俺を取り合いながらも仲良く、ずっとずっと幸せに……
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幸せな未来を思い描きつつも俺は心のどこかで作戦の失敗を確信していた。これまでの経験からか、ひねくれた性格のせいか、どうせまた酷い目に逢うんだと半ば諦めている。
「……大丈夫だといいなぁ」
自分の予感が外れることを祈って目を閉じる。眠ってしまったようで、先輩に仕事時間だと起こされた。
「部屋に入る前から絡んどけとか注文入ってるから今からやるぞ」
「はぁ……俺、全然教わってないのでセンパイがやる通りにやりますけど、それでいいですか?」
「大丈夫大丈夫、むしろ片方は不慣れな方がいいらしいから」
ベッドに仰向けに寝ている俺の上にセンパイが覆い被さる。俗に言う恋人繋ぎを両手でして、胸や腹をぴったりとつけたら腰を擦り付ける。
「んっ……こ、これでいいんですか?」
「あぁ、多分……」
バニースーツの下で硬く膨らみ、先走りの汁を垂らしているそれを擦り付け合う。バニースーツの下では乳首も同じように硬く尖っているが、こちらは擦れない。
「ぁ……ドア、開いた?」
「お客さん来たみたいだな。気付かないふりしろよ」
「はい……」
静かに扉を開けてこっそりと入ってきた客は足音を立てないようにしてベッドの横に移動し、その場に座り込んだ。俺は客に気付かないふりをするために目を閉じた。
「サク……俺のこと呼べ」
耳元で囁かれて身体をビクッと跳ねさせ、先輩の背に腕を回す。
「先輩……先輩っ、先輩……」
「サク、サクっ、気持ちいいよ……サク」
押し殺した激しい呼吸音が聞こえる。先輩と絡み合いながら横を見てみると床に座り込んだ客が性器を扱いていた。
「んっ……せんぱいっ、もう、イっちゃう……!」
性的嗜好の奥深さを感じながら、自分の周りには特殊な奴が居なくてよかったと幸運に感謝する。
「あぁ……俺も、そろそろ」
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