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惚れっぽ過ぎる自分が怖い
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宿屋の主人に脅されて乱暴された時とは違い、乳首は吸われた先で舌だけで攻められている。痛みはなく、不快感はなく、快楽と幸福感だけがある。
「ひっ、ぁ、ぁーっ、ぁあぁ……ひぅうっ……」
吸われる度に足が跳ねる。
俺の胸にしゃぶりつくアルマの頭を撫でて溢れる愛おしさに自分の惚れっぽさをようやく自覚する。今思えば査定士と離れたがらなかったのも惹かれていたからだろう、カタラにもきっと惚れていた、ネメスィにも惚れかけていたのかもしれない。夢の中でしか会えないけれど、きっとシャルにも──
「ぁ、あっ、アルマぁっ、また、イき……そぉっ」
前世では恋人は居なかった。人を好きになったことも、好かれたこともなかった。
けれど、女神に無茶苦茶な特性を与えられて、身体を求められるようになって、そのうちに心を求めるものも出てきて、状況は変わった。酷い世界で優しい愛情を受けて、その優しさに惹かれるようになった、絆されてしまった。
「んゃあっ!? ひぁっ……そっ、ち……」
アルマは俺の胸から口を離さず、ぴくぴく跳ねる足の間で大きくなっていた性器を握った。大きな手に完全に包まれて、優しく揉まれて、跳ねていた足が震えだす。
「アルマっ、アルマぁっ、こっちも、これもぉっ!」
背を支えているアルマの腕に尻尾を巻き付け、手の中にハート型の先端を潜り込ませる。
「しっぽ、しっぽきゅってしてぇっ……お願い、しっぽ好きなの……」
アルマは淫魔の尻尾が性感帯だと知らなかったのだろう。表情は分からないが尻尾の先端を摘む指先から困惑と慣れのなさを感じる。ハートの中心を押した時に俺が一際大きな声を上げたのに驚いたのも感じた。
「ぁあぁああっ! ふぁあぁっ……! 全部っ、全部きもちぃっ! アルマぁっ、アルマぁ……しっぽ、もうちょっと上……ハートの、割れたとこ、押してぇっ……!」
アルマの手の中で尻尾をもがかせ、ハートの割れ目と管のよう部分の境目を強く摘ませた。
「んぁああっ!? ぁ、あっ……ぁ……」
ぎゅっと尻尾を摘まれた瞬間、電撃が走ったような快感があって、気付けば俺の陰茎を包んでいるアルマの手の中に熱く粘着質な液体が満ちていた。
「サク……? 大丈夫か、どうだった? 満足……できたか?」
口を離し、顔を上げ、心配そうな目で見つめるアルマ。その金色の瞳には蕩けきった俺の顔が映っている。
「ぁ……あ、ぁ…………アルマ、もっかい……今のぉ……」
「…………サク。お前は……随分淫らな子なんだな」
射精を終えたばかりの柔らかい陰茎を強く揉みしだかれ、身体を反らせる。爪を触れさせないためなのか指先を触れさせないようにした揉み方がたまらない。
「俺の手で感じて、俺の腕の中で震えて……何度も俺に求めて、可愛い……サク、愛してる」
ハートの生え際を親指と人差し指の間で転がされ、慣れ始めた手つきに悦びを覚える。
「ひぃっ、イくっ、イくぅっ! もうイっちゃうっ……あぁあっ! はぁっ……しっぽ、イイ……もっと、もっとイかせてぇ……ぁ、あっ! んぁあっ!」
射精のない絶頂を迎えて、その折から再び尻尾を弄られて、身体がガクガクと痙攣を始めた。
「……サク。ここも、だろ?」
ちゅ、と唇が胸に触れる。乳首を舌で弾かれて嬌声を上げる。
「ひぁああっ!? ぁあっ、そうっ、そこもぉっ! しょこもイイのぉっ、全部きもちぃっ、そこもイかせてぇっ!」
先程よりも強く吸われて、先端を舌先でぐりぐりと躙られる。
「イくっ、イくっ、イくぅうっ! ぁあぁあっ! イってる、のにぃっ……あぁっ、もっとぉ……!」
固くなった直後に射精して、射精している最中に揉みしだかれて、絶頂が止まらなくなる。止めたくなくなる。
「はぁああっ! しっぽ、ひっぽぉっ……きもひぃっ、しっぽイくっ! ぁあっ、もっと、アルマぁ、もっとぉ! もっとイかせてっ……」
一度に色んな箇所を攻められると連続で絶頂を味わう羽目になってしまう、それを求めてしまう自分が怖くなる。
「んぁああぁあっ! ちくびぃっ、ちくび今らめぇっ、ひぃっ……ぁ、あっ……?」
絶頂した直後から絶頂が始まって、それを恐ろしく思いながらも求めていると、不意にアルマが口を離して俺の顔を見つめた。
「ぁ……ちがっ、ホントは、だめじゃない……もっと、して欲しい……」
陰茎と尻尾を弄る手も止まってしまって、絶頂が途切れてしまって、身体が疼く。俺は自分から身体を反らして胸を突き出し、ぷっくりと膨らんだ先端を震わせた。
「アルマ……お願い、もっとぉ……」
「…………大丈夫なんだな?」
「ぅん……早く、早く欲しい……イかせて……」
「分かった、今度からは止めない。サクのダメはもっとなんだな……」
アルマが顔を下ろし、愛撫が再開された。いや、先程より激しい。アルマの口内に吸い上げられた乳首が舌でぐりぐりと押し潰すように回されている。
「あっ、あぁああっ!? ひぁあっ!? やぁっ、まって……ひぁあぁんっ!? しょこっ、しょこらめぇっ……ほんとに、いまっ、らめなのぉっ!」
ダメだと言う度に激しくなっていく。自分でも知らなかった欲望を引っ張り出され、混乱したまま絶頂に押し上げられた。
「ぁあぁあっ、イくっ、イってるぅっ! ふぁっ……でてるのにぃっ、んゃああっ! アルマぁっ、それ、好きぃっ……イってるの、もっといじって! もっとイかせてぇっ!」
大きな腕の中で生き物とは思えないくらいに痙攣して、それでもなお快楽を求める。淫魔のサガと言うには射精で魔力がどんどんと減っているから説得力はなくて、生存欲求すら超えるほどに俺が淫乱だという方が説得力があって──それに羞恥心を覚える理性すらもう飛んでしまった。
「ひっ、ぁ、ぁーっ、ぁあぁ……ひぅうっ……」
吸われる度に足が跳ねる。
俺の胸にしゃぶりつくアルマの頭を撫でて溢れる愛おしさに自分の惚れっぽさをようやく自覚する。今思えば査定士と離れたがらなかったのも惹かれていたからだろう、カタラにもきっと惚れていた、ネメスィにも惚れかけていたのかもしれない。夢の中でしか会えないけれど、きっとシャルにも──
「ぁ、あっ、アルマぁっ、また、イき……そぉっ」
前世では恋人は居なかった。人を好きになったことも、好かれたこともなかった。
けれど、女神に無茶苦茶な特性を与えられて、身体を求められるようになって、そのうちに心を求めるものも出てきて、状況は変わった。酷い世界で優しい愛情を受けて、その優しさに惹かれるようになった、絆されてしまった。
「んゃあっ!? ひぁっ……そっ、ち……」
アルマは俺の胸から口を離さず、ぴくぴく跳ねる足の間で大きくなっていた性器を握った。大きな手に完全に包まれて、優しく揉まれて、跳ねていた足が震えだす。
「アルマっ、アルマぁっ、こっちも、これもぉっ!」
背を支えているアルマの腕に尻尾を巻き付け、手の中にハート型の先端を潜り込ませる。
「しっぽ、しっぽきゅってしてぇっ……お願い、しっぽ好きなの……」
アルマは淫魔の尻尾が性感帯だと知らなかったのだろう。表情は分からないが尻尾の先端を摘む指先から困惑と慣れのなさを感じる。ハートの中心を押した時に俺が一際大きな声を上げたのに驚いたのも感じた。
「ぁあぁああっ! ふぁあぁっ……! 全部っ、全部きもちぃっ! アルマぁっ、アルマぁ……しっぽ、もうちょっと上……ハートの、割れたとこ、押してぇっ……!」
アルマの手の中で尻尾をもがかせ、ハートの割れ目と管のよう部分の境目を強く摘ませた。
「んぁああっ!? ぁ、あっ……ぁ……」
ぎゅっと尻尾を摘まれた瞬間、電撃が走ったような快感があって、気付けば俺の陰茎を包んでいるアルマの手の中に熱く粘着質な液体が満ちていた。
「サク……? 大丈夫か、どうだった? 満足……できたか?」
口を離し、顔を上げ、心配そうな目で見つめるアルマ。その金色の瞳には蕩けきった俺の顔が映っている。
「ぁ……あ、ぁ…………アルマ、もっかい……今のぉ……」
「…………サク。お前は……随分淫らな子なんだな」
射精を終えたばかりの柔らかい陰茎を強く揉みしだかれ、身体を反らせる。爪を触れさせないためなのか指先を触れさせないようにした揉み方がたまらない。
「俺の手で感じて、俺の腕の中で震えて……何度も俺に求めて、可愛い……サク、愛してる」
ハートの生え際を親指と人差し指の間で転がされ、慣れ始めた手つきに悦びを覚える。
「ひぃっ、イくっ、イくぅっ! もうイっちゃうっ……あぁあっ! はぁっ……しっぽ、イイ……もっと、もっとイかせてぇ……ぁ、あっ! んぁあっ!」
射精のない絶頂を迎えて、その折から再び尻尾を弄られて、身体がガクガクと痙攣を始めた。
「……サク。ここも、だろ?」
ちゅ、と唇が胸に触れる。乳首を舌で弾かれて嬌声を上げる。
「ひぁああっ!? ぁあっ、そうっ、そこもぉっ! しょこもイイのぉっ、全部きもちぃっ、そこもイかせてぇっ!」
先程よりも強く吸われて、先端を舌先でぐりぐりと躙られる。
「イくっ、イくっ、イくぅうっ! ぁあぁあっ! イってる、のにぃっ……あぁっ、もっとぉ……!」
固くなった直後に射精して、射精している最中に揉みしだかれて、絶頂が止まらなくなる。止めたくなくなる。
「はぁああっ! しっぽ、ひっぽぉっ……きもひぃっ、しっぽイくっ! ぁあっ、もっと、アルマぁ、もっとぉ! もっとイかせてっ……」
一度に色んな箇所を攻められると連続で絶頂を味わう羽目になってしまう、それを求めてしまう自分が怖くなる。
「んぁああぁあっ! ちくびぃっ、ちくび今らめぇっ、ひぃっ……ぁ、あっ……?」
絶頂した直後から絶頂が始まって、それを恐ろしく思いながらも求めていると、不意にアルマが口を離して俺の顔を見つめた。
「ぁ……ちがっ、ホントは、だめじゃない……もっと、して欲しい……」
陰茎と尻尾を弄る手も止まってしまって、絶頂が途切れてしまって、身体が疼く。俺は自分から身体を反らして胸を突き出し、ぷっくりと膨らんだ先端を震わせた。
「アルマ……お願い、もっとぉ……」
「…………大丈夫なんだな?」
「ぅん……早く、早く欲しい……イかせて……」
「分かった、今度からは止めない。サクのダメはもっとなんだな……」
アルマが顔を下ろし、愛撫が再開された。いや、先程より激しい。アルマの口内に吸い上げられた乳首が舌でぐりぐりと押し潰すように回されている。
「あっ、あぁああっ!? ひぁあっ!? やぁっ、まって……ひぁあぁんっ!? しょこっ、しょこらめぇっ……ほんとに、いまっ、らめなのぉっ!」
ダメだと言う度に激しくなっていく。自分でも知らなかった欲望を引っ張り出され、混乱したまま絶頂に押し上げられた。
「ぁあぁあっ、イくっ、イってるぅっ! ふぁっ……でてるのにぃっ、んゃああっ! アルマぁっ、それ、好きぃっ……イってるの、もっといじって! もっとイかせてぇっ!」
大きな腕の中で生き物とは思えないくらいに痙攣して、それでもなお快楽を求める。淫魔のサガと言うには射精で魔力がどんどんと減っているから説得力はなくて、生存欲求すら超えるほどに俺が淫乱だという方が説得力があって──それに羞恥心を覚える理性すらもう飛んでしまった。
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