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きゃんぷ、にじゅうろく
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寝室に俺以外の生き物はいない。スピーカーなどの音を出す機械もない。寝室の空気を震わせるのは全て俺が発した音だ。
「はっ……ぁ、あぁっ……はぁ……」
微弱な振動では絶頂に至らないどころか声を上げて感じることもない。
手首を頭の上で固定され、足を軽く開いた状態で足首を縛られた俺には焦れったさに悶えることしか許されていない。
「は、ぁ、あっ……ゃ……ゆき……」
散々爪を立てられてへこまされた乳首は爪による痛みをまだ覚えていて、微弱な振動で痛みが引かないと尖ることで訴えている。
「ん、んっ……ふぅっ、んぅうっ……」
仰け反って身体を揺らしても刺激の強さは変わらない。焦れったさだけが蓄積していく。もう頭がおかしくなりそうだ。
どうにか胸にもっと刺激を与えようと、意識して胸筋をピクピクと動かしてみる。そうすると左乳首を挟んでいたクリップが外れてしまった。
「ひゃんっ! ぁ……! ゃ、やだっ、そんなっ……ユキ様っ! ユキ様ー! ユキ様ぁー!」
外れる瞬間の痛みはよかったが、外れた後は地獄だ。焦れったくむずむずする乳首を微弱な振動すらなしで放置されるなんて。左右で刺激の度合いが違うのもよくない、右乳首には振動があるせいで余計に左が焦れったい。
「ぅうぅぅうっ……! ふぅっ、ふぅっ……ユキ様っ、ユキ様ぁっ……!」
夕飯を食べてくるだけで何時間もかからないだろう、何十分かだ、しかし俺には何時間にも感じられた。その間ずっと雪兎の名を叫び続けて喉が痛くなってしまった。
『ただいまー、ポチ、いい子で待ってた?』
「ただいま、真尋。飯持ってきたぞ」
雪兎と雪風が顔を覗き込んできた。
「あ……ユキ様っ、雪風っ、助けて、胸弄って、早くイかせてぇっ!」
二人は綺麗な顔を見合わせ、いたずらっぽく微笑み合った。嫌な予感を覚えつつも伸びてくる手に期待していた。
「……はい、外してあげたよ」
雪兎の手は俺の首輪を外しただけだった。呆然としていると雪風に手首に巻きついた紐をほどかれ、手を引っ張って起こされた。
「え……? あ、あの」
「あれ、取れちゃったの? まぁいいや、もう一個も外してあげるね」
勝手に外したことを咎められると予想していたのに、雪兎は右乳首を挟んでいたクリップも外してしまった。せめて引っ張って無理に外してくれたらよかったのに、普通に開いて外した。
「真尋、ほら、冷めないうちに食えよ」
「ポチ、あーん」
雪風が持った皿には焼いた牛肉が何枚か重なっていた。雪兎がその肉を箸で持ち上げ、俺の口まで運んでくれた。
「あ、ありがとうございます……」
少しも弄んでくれないのを不満に思いつつも美味しい牛肉を食べていく。
「真尋、ソーセージもあるぞ」
雪風が別の皿に乗っていたソーセージを口元に持ってくる。俺の指四本分程度の太さのそれを咥え、分厚い皮を噛み切るのに苦労する。
「…………ムラムラしてきた」
「古典的だね……最低だよ」
俺も雪兎がソーセージを食べていたら同じことを言っただろうから雪風には何も言えない。
「んっ……ふぅっ、美味しいですね。でも皮が硬すぎますよ」
ソーセージを噛み切って飲み込むと雪風は目を逸らした。
「なんか……ヒュってする」
「雪風、いい加減にして」
その気持ちも分かるから何も言えない。
「あの……ユキ様、俺、その……すごく焦らされて、胸がむずむずしてるんですけど。下も……パンパンですし、まだですか……?」
「何言ってるの? ほら、お肉食べて」
きっと夕飯の後に二人がかりで攻めてくれるに違いない。俺は希望にすがって大人しく夕飯を食べた。
「はっ……ぁ、あぁっ……はぁ……」
微弱な振動では絶頂に至らないどころか声を上げて感じることもない。
手首を頭の上で固定され、足を軽く開いた状態で足首を縛られた俺には焦れったさに悶えることしか許されていない。
「は、ぁ、あっ……ゃ……ゆき……」
散々爪を立てられてへこまされた乳首は爪による痛みをまだ覚えていて、微弱な振動で痛みが引かないと尖ることで訴えている。
「ん、んっ……ふぅっ、んぅうっ……」
仰け反って身体を揺らしても刺激の強さは変わらない。焦れったさだけが蓄積していく。もう頭がおかしくなりそうだ。
どうにか胸にもっと刺激を与えようと、意識して胸筋をピクピクと動かしてみる。そうすると左乳首を挟んでいたクリップが外れてしまった。
「ひゃんっ! ぁ……! ゃ、やだっ、そんなっ……ユキ様っ! ユキ様ー! ユキ様ぁー!」
外れる瞬間の痛みはよかったが、外れた後は地獄だ。焦れったくむずむずする乳首を微弱な振動すらなしで放置されるなんて。左右で刺激の度合いが違うのもよくない、右乳首には振動があるせいで余計に左が焦れったい。
「ぅうぅぅうっ……! ふぅっ、ふぅっ……ユキ様っ、ユキ様ぁっ……!」
夕飯を食べてくるだけで何時間もかからないだろう、何十分かだ、しかし俺には何時間にも感じられた。その間ずっと雪兎の名を叫び続けて喉が痛くなってしまった。
『ただいまー、ポチ、いい子で待ってた?』
「ただいま、真尋。飯持ってきたぞ」
雪兎と雪風が顔を覗き込んできた。
「あ……ユキ様っ、雪風っ、助けて、胸弄って、早くイかせてぇっ!」
二人は綺麗な顔を見合わせ、いたずらっぽく微笑み合った。嫌な予感を覚えつつも伸びてくる手に期待していた。
「……はい、外してあげたよ」
雪兎の手は俺の首輪を外しただけだった。呆然としていると雪風に手首に巻きついた紐をほどかれ、手を引っ張って起こされた。
「え……? あ、あの」
「あれ、取れちゃったの? まぁいいや、もう一個も外してあげるね」
勝手に外したことを咎められると予想していたのに、雪兎は右乳首を挟んでいたクリップも外してしまった。せめて引っ張って無理に外してくれたらよかったのに、普通に開いて外した。
「真尋、ほら、冷めないうちに食えよ」
「ポチ、あーん」
雪風が持った皿には焼いた牛肉が何枚か重なっていた。雪兎がその肉を箸で持ち上げ、俺の口まで運んでくれた。
「あ、ありがとうございます……」
少しも弄んでくれないのを不満に思いつつも美味しい牛肉を食べていく。
「真尋、ソーセージもあるぞ」
雪風が別の皿に乗っていたソーセージを口元に持ってくる。俺の指四本分程度の太さのそれを咥え、分厚い皮を噛み切るのに苦労する。
「…………ムラムラしてきた」
「古典的だね……最低だよ」
俺も雪兎がソーセージを食べていたら同じことを言っただろうから雪風には何も言えない。
「んっ……ふぅっ、美味しいですね。でも皮が硬すぎますよ」
ソーセージを噛み切って飲み込むと雪風は目を逸らした。
「なんか……ヒュってする」
「雪風、いい加減にして」
その気持ちも分かるから何も言えない。
「あの……ユキ様、俺、その……すごく焦らされて、胸がむずむずしてるんですけど。下も……パンパンですし、まだですか……?」
「何言ってるの? ほら、お肉食べて」
きっと夕飯の後に二人がかりで攻めてくれるに違いない。俺は希望にすがって大人しく夕飯を食べた。
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