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びょういん、ろく

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病室で盛っている俺達の方が悪いのだが、邪魔者達がようやく消えた。カーテンのすぐ向こうにいる使用人達にもお引き取り願いたいところだが、きっと俺が言っても一歩も動かないのだろう。

「雪風、声抑えないと部下に聞かれるぞ?」

「んっ、んん……むりぃ、意地悪言うなよ真尋ぉ」

「……そうだな、今は社長じゃなく看護師さんだもんな? 聞かれたってちょっと恥ずかしいだけだな」

柔らかい尻肉を揉みしだき、焦れて蕩けた腸壁に同じく焦れた俺の陰茎を締め付けさせる。しっかりと尻を掴んだらゆっくりと雪風の腰を持ち上げていく。

「ぁ、あっ、ぁああっ……めくれ、てっ……ひぁあっ……!」

数分間動かずにいたからか雪風の体は俺の性器を自分の体の一部だと勘違いしているらしい。きゅうきゅうと締め付けて離さない。

「かんじゃ、さんっ……だめ、らめっ……抜いたら、めくれるっ……」

「……戻す?」

快感に涙目になっている雪風はこくこくと首を縦に振る。もはや雪兎よりも幼いその仕草に胸を締め付けられ、掴んだ尻肉を下に引っ張った。

「ひぅんっ!?」

足に力が入っていない雪風は支えるのをやめただけで簡単に腰を落とす、引っ張った今は速く強く腸壁を擦り上げられただろう。仰け反ってびくびくと痙攣し、自分の腹に精液をかけている。

「……もっかいやるよ、看護師さん」

「へ……? ぁ、らめっ……! ぁあぁああっ!? んっ、くぅうっ……! ゃ、あっ、イってるのにっ……ひぁあんっ! イ、イったって、イったってば、待っ……ぁああんっ!」

立って何かを持ち上げるなら背筋だとかも使えるが、座っている今は腕の力だけで雪風を持ち上げなければいけない。かなり疲れる。しかし、ゆっくりかつ粗雑な抜き挿しでも絶頂を繰り返してくれる可愛い恋人の顔を見ているから頑張ってしまう。

「イったって、言ってるのにぃっ……まひろの、いじわる……」

攣る寸前のように腕の筋の場所が感覚でハッキリと分かるほど疲れてきて一息ついていると、少し休んで落ち着いてきた雪風が呂律が怪しい言葉を紡いだ。

「今の俺は患者さんだよ」

「かんじゃ、しゃん……いじわる……」

うるうると潤んだ赤い瞳は未だに虚ろだ。

「……かんじゃしゃん? もう終わりじゃ……ぁひっ!? ひっ、ゔ、ぁああああっ! あぁっ、ぁーっ! らめっ、こりぇっ、むりぃいっ、ひぃいっ、あぁああっ!」

幼い口調で「いじわる」なんて言われては、更に意地悪になるしかない。今日は少ししおらしいが普段の雪風なら絶頂しているところを更に責めたら悦んでくれる、無理だ意地悪だと言っていてもきっとこっちが本当の願いだ。

「雪風っ、雪風、もっとだ、もっとイけ! あのクズに未練あるような顔するなよ、俺にイかされてるくせにっ……俺だけだ、雪風っ、俺だけ見てろ!」

仰け反る雪風の尻肉を鷲掴みにして決して逃がさず、怪我が悪化するかもしれないからと躊躇っていた腰振りを激しく行う。仰け反って叫ぶ雪風の腸内は痙攣していて、それでも愛おしそうにきゅうっと締め付けてくるからたまらない。

「んゔぅううっ! ひ、ひあ……ぁああっ!? ぁ、ん、んぐっ、ぅゔっ、ぅああっ、あ、ぁーっ! ゃ、あぁっ……し、ぬっ……らめ、もぉ……むり……」

鷲掴みにしていた手を離し、仰け反る体を強く抱き締めて叩きつけるように腰を振る。

「雪風、そろそろ出すからな。しっかり受け止めろよ」

そう耳元で囁くと声での返事はなかったが腸壁はぎゅうっと締め付けを強められた。

「掻き出せないくらい奥にっ、あのクズを忘れられるように、マーキングしてやる……お前は俺のもんだ、雪風、それをっ……よく覚えろ!」

雪風の尻が俺の太腿に押し付けられてへこみ、その尻肉の柔らかさを示すように歪んでいる。その感触を手で味わいつつ射精後の気だるさを雪風の首筋に顔をひっつけて楽しみ、何の気なしに鎖骨をしゃぶった。

「ん、んぅっ……ひぁあっ……まひろっ……」

「患者だって……とか言えないな、俺も雪風雪風言ってたし」

「嬉しい、まひろぉ……俺、まひろのもの……」

「ちゃんと聞こえてたのか。なんか恥ずかしいな」

「覚えたぁ、まひろぉ、俺まひろのものぉ……」

寝ぼけ半分なのだろう、首筋から顔を離して雪風の顔を見つめると目を閉じていた。
寝言……ではないよな? 返事をしてしまったぞ。そんな迷信に脅えていると赤い瞳がゆっくりと開かれ、愛おしげに細められた。

「まひろぉ……好きぃ……」

起きていたことに安堵しつつ、溢れ出る愛情を注ぐために唇を重ねた。
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