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はじめてをみたあとで、じゅうに
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細身ながらも筋肉も脂肪も程よくついた男性らしさも女性らしさもある芸術品のような身体を抱き締めて、足先を痙攣させつつ何度目かも分からない射精を終えた俺は、そのまま雪風に覆い被さって意識を闇に落とした。
頬を叩かれる痛みに目を覚ますと人間離れした美顔が間近にあって、心臓をきゅっと握られたような気分になった。
「やっと起きたかこのバカ! 縛ったまま、突っ込んだまま、俺の上で寝やがって……!」
寝ぼけた目を擦り、体を起こす。
「……お迎え?」
白っぽい中性的な美人──なるほど天使か。俺は死んだのだろうか。
「ね、ぼ、け、る、な!」
パン、パン、パン……とリズムよく五発の平手打ちを頬に食らい、寝ぼけた目を擦る。
「あぁ……なんだ雪風か、お迎えの天使かと思った」
「……そんなので機嫌取ろうったって無駄だぞ」
俺の理想そのものな赤い瞳にジトっと睨まれ、愛おしさが溢れ出して何故か不機嫌な彼を抱き締める。
「あぁもう離れろバカ! ったくお前のせいで寝坊だ、早くシャワー浴びないとやばいんだよ!」
俺を突き飛ばした雪風は脱げかけていたスーツを脱ぎ散らかしてシャワールームに向かった。俺も雪風にならって脱ぎ散らかし、後を追った。
「入ってくるな!」
「何でそんな怒ってるんだよ」
湯に濡れてペタっとした白い髪が丸い頭を演出して何とも可愛らしい。うなじに張り付く短めの後ろ髪には口に含みたくなる色気がある。
「言っただろ、お前が俺を縛ったまま、俺に突っ込んだまま、俺の上で寝てたからだ!」
「あぁ……そういや縛ってたけど自力で解けたんだな」
細長い指に俺の無骨な指を絡めて手首を観察したが、跡などは残っていない、よかった。
「重かったよな、ごめん」
「……素直に謝られると怒りにくいな」
そもそもそんなに怒っている訳でもなかったのだろう、雪風はバツが悪そうな顔をして俺の手を握り返し、そっと体を寄せた。
「お詫びに身体洗うの手伝ってやるよ」
繋いでいない方の手にボディソープを出し、白く濁ったトロトロの液体を雪風の背中に塗りつける。
「んっ……」
繋いでいた手を離し、腰に回す。雪風は小さな声を漏らすだけで何も言わずに俺の背と首に腕を回した。
「ん、ぁっ……あ…………ひぁっ!? 真尋っ、ぁ、あっ……!」
腰に回した手でそっと尻肉を掴み、中指を後孔に挿入した。シャワールームに向かった姿を見て分かっていたが、多量の精液が中に溜まっている。
「全部掻き出すから、倒れないようしっかり掴まってろよ」
「ん……それ、ならっ……座る、から……」
声と身体を震わせながら床に膝をつき、俺に背を向けて手すりに掴まり、腰を突き出す。雪風の裸を見て、触って、泡立っていただろう精液に満たされた穴に指を挿入し、興奮していた俺はその体勢を見て我慢の限界を迎えた。
「ん……? ぁああっ!? はっ……? ぁ、お前っ、何入れてっ……」
「……こっちの方が奥まで届くから」
「ふざけんなよお前! 汚れた雑巾で窓拭くようなもんっ……ちょっ、今話してっ、止まっ、ぁ、ぁんっ! お前なぁっ……!」
雪風は背を反らして更に腰を突き出し、俺に腰を押し付けてきている。矛盾した言動を可愛らしく思いつつ両手にボディソープを掬い、左手を胸に右手を性器に向かわせた。
「ひぁあんっ! ぁ、ばかっ、真尋のばかぁっ……!」
ぬるぬるとした感触が面白くて、普段以上に執拗に擦る。硬く膨らんだ乳首と性器を重点的に洗ってやると、泡まみれの性器から熱い液体が少量零れた。
「お前っ……一日に何回できるんだよ、俺の、全盛期でもっ……そんな」
「雪風の全盛期は今だろ? 今が一番エロいし可愛い」
そろそろ出てしまいそうだし、掻き出せる分はほぼ掻き出した。これ以上は湯と指や道具を使わなければ難しい。
雪風の絶頂を待ってから性器を抜いて、力の抜けた手を手すりから離させて、雪風の身体をひっくり返す。
「まひろ……? まひろぉ……好き」
俺の顔を見て安心したように笑うと力なく抱き着いてきた。そんな幼げな可愛さを持つ雪風の腹にグロテスクに膨らんだ陰茎を擦り付けて射精を果たす。
「……っ、ふーっ……俺も好きだぞ、雪風」
「腹熱いんだけど……ぁー、でもやっぱりお前見てると羨ましくなってくるな、肌の色濃いと精液映えていいよなぁ……」
「俺は色白好きだからなー」
「一回くらい日焼けしてみたいんだよ。セクシーな水着の跡つけたりしてさ?」
「えー……このままがいい……」
「……あぁ、そう」
張り合いがないだとかつまらない奴だとかと文句を言う雪風の顔は嬉しそうに緩んでいた。
頬を叩かれる痛みに目を覚ますと人間離れした美顔が間近にあって、心臓をきゅっと握られたような気分になった。
「やっと起きたかこのバカ! 縛ったまま、突っ込んだまま、俺の上で寝やがって……!」
寝ぼけた目を擦り、体を起こす。
「……お迎え?」
白っぽい中性的な美人──なるほど天使か。俺は死んだのだろうか。
「ね、ぼ、け、る、な!」
パン、パン、パン……とリズムよく五発の平手打ちを頬に食らい、寝ぼけた目を擦る。
「あぁ……なんだ雪風か、お迎えの天使かと思った」
「……そんなので機嫌取ろうったって無駄だぞ」
俺の理想そのものな赤い瞳にジトっと睨まれ、愛おしさが溢れ出して何故か不機嫌な彼を抱き締める。
「あぁもう離れろバカ! ったくお前のせいで寝坊だ、早くシャワー浴びないとやばいんだよ!」
俺を突き飛ばした雪風は脱げかけていたスーツを脱ぎ散らかしてシャワールームに向かった。俺も雪風にならって脱ぎ散らかし、後を追った。
「入ってくるな!」
「何でそんな怒ってるんだよ」
湯に濡れてペタっとした白い髪が丸い頭を演出して何とも可愛らしい。うなじに張り付く短めの後ろ髪には口に含みたくなる色気がある。
「言っただろ、お前が俺を縛ったまま、俺に突っ込んだまま、俺の上で寝てたからだ!」
「あぁ……そういや縛ってたけど自力で解けたんだな」
細長い指に俺の無骨な指を絡めて手首を観察したが、跡などは残っていない、よかった。
「重かったよな、ごめん」
「……素直に謝られると怒りにくいな」
そもそもそんなに怒っている訳でもなかったのだろう、雪風はバツが悪そうな顔をして俺の手を握り返し、そっと体を寄せた。
「お詫びに身体洗うの手伝ってやるよ」
繋いでいない方の手にボディソープを出し、白く濁ったトロトロの液体を雪風の背中に塗りつける。
「んっ……」
繋いでいた手を離し、腰に回す。雪風は小さな声を漏らすだけで何も言わずに俺の背と首に腕を回した。
「ん、ぁっ……あ…………ひぁっ!? 真尋っ、ぁ、あっ……!」
腰に回した手でそっと尻肉を掴み、中指を後孔に挿入した。シャワールームに向かった姿を見て分かっていたが、多量の精液が中に溜まっている。
「全部掻き出すから、倒れないようしっかり掴まってろよ」
「ん……それ、ならっ……座る、から……」
声と身体を震わせながら床に膝をつき、俺に背を向けて手すりに掴まり、腰を突き出す。雪風の裸を見て、触って、泡立っていただろう精液に満たされた穴に指を挿入し、興奮していた俺はその体勢を見て我慢の限界を迎えた。
「ん……? ぁああっ!? はっ……? ぁ、お前っ、何入れてっ……」
「……こっちの方が奥まで届くから」
「ふざけんなよお前! 汚れた雑巾で窓拭くようなもんっ……ちょっ、今話してっ、止まっ、ぁ、ぁんっ! お前なぁっ……!」
雪風は背を反らして更に腰を突き出し、俺に腰を押し付けてきている。矛盾した言動を可愛らしく思いつつ両手にボディソープを掬い、左手を胸に右手を性器に向かわせた。
「ひぁあんっ! ぁ、ばかっ、真尋のばかぁっ……!」
ぬるぬるとした感触が面白くて、普段以上に執拗に擦る。硬く膨らんだ乳首と性器を重点的に洗ってやると、泡まみれの性器から熱い液体が少量零れた。
「お前っ……一日に何回できるんだよ、俺の、全盛期でもっ……そんな」
「雪風の全盛期は今だろ? 今が一番エロいし可愛い」
そろそろ出てしまいそうだし、掻き出せる分はほぼ掻き出した。これ以上は湯と指や道具を使わなければ難しい。
雪風の絶頂を待ってから性器を抜いて、力の抜けた手を手すりから離させて、雪風の身体をひっくり返す。
「まひろ……? まひろぉ……好き」
俺の顔を見て安心したように笑うと力なく抱き着いてきた。そんな幼げな可愛さを持つ雪風の腹にグロテスクに膨らんだ陰茎を擦り付けて射精を果たす。
「……っ、ふーっ……俺も好きだぞ、雪風」
「腹熱いんだけど……ぁー、でもやっぱりお前見てると羨ましくなってくるな、肌の色濃いと精液映えていいよなぁ……」
「俺は色白好きだからなー」
「一回くらい日焼けしてみたいんだよ。セクシーな水着の跡つけたりしてさ?」
「えー……このままがいい……」
「……あぁ、そう」
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