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はじめてをみたあとで、きゅう
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耳の縁にキスを落とし、僅かに震えたのを確認したらそっと上体を起こし、雪風から少し離れて彼を眺める。それでも同じベッドの上には居るから俺の様子は雪風にはマットの沈み具合で分かるだろう。
「……真尋?」
それでも触れられないのは不安なのか、それとも焦れったいだけか、恐る恐る声をかけてくる。
「真尋ぉ、どうした?」
白いシーツの上で輪郭がぼやける色白の肢体。下品に開脚し、頭の上で手首を縛られてもなお白を保つ彼の目を隠す唯一の黒。その下の瞳はどんな具合だろう、快楽に蕩けたままだろうか、焦れったい苛立ちが混ざった頃だろうか、それとも不安に満たされ始めているだろうか。
「真尋ぉ、ほら、入れてくれよ」
ぱっくりと開いた穴からは俺の精液が溢れている。マーキングを完了した気分だ。
俺はそっと彼の足の間に正座し、ほとんど傷が癒えた滑らかな内腿を撫でた。
「ぁ……真尋っ、どうしてたんだよ……」
より開脚する雪風の期待には答えず、足の付け根から膝まで内腿をゆっくりと撫で下ろす。何往復かすると雪風は身をよじるようになり、撫でている足もピクピクと跳ねた。
「はっ……ぁ、あっ……! 真尋っ、焦らさないって、言ってただろ……」
それもそうだと思い直し、足の付け根にほど近い内腿に唇を触れさせた。雪風の性器は俺の髪に擽られているだろう。
「んっ……! ぁっ……そこ、跡つけて……」
柔らかな皮膚を食べるように、僅かに口に含む。決して歯は立てずにちゅうちゅうと吸って、舌で撫でようとも滑らかな皮膚を堪能する。
「真尋……? 跡、ついた?」
口を離して唾液に濡れた跡を見れば、白い肌にポツンと赤っぽい花弁のような痕が浮かんでいた。
「つけたぞ」
「……ありがとう、真尋」
「痛くないか? 跡残すのちょっと嫌なんだよな、虐めてるみたいだし、器狭そうな感じするし」
「何言ってんだよ真尋、ちょっと意地悪なくらいがイイんだろ。器狭いのの中に無理矢理抱え込まれるのが窮屈で最高なんだろ」
俺も雪兎に鞭の跡を残されるのは好きだし、それと同じ感覚だろう。嫉妬深さを前面に押し出すのは格好悪いけれど、雪風が求めるなら仕方ない。
「あっ……! ぁん……真尋……それっ、口か……?」
幹に絡んだ白濁液を洗い流すように透明の蜜を垂らしていた亀頭に口付ける。
「あぁ……真尋、お前が俺の舐めてくれるとこ、見たかったな……」
ちゅ、ちゅ、と音を立てて何度もキスをして、不意打ちに舌を裏筋に押し当て、撫で上げる。先端付近ばかりを責められていると思い込ませたら、右手の人差し指と中指を伸ばし、後孔に突っ込む。
「あぁんっ!? お前っ、急なんだよ……ぁ、あっ、そこ、擦ったらぁっ……!」
たっぷりと流し込んだ精液を掻き出すようにずちゅずちゅと音を立てて後孔を掻き回す。
「ひ、ィっ……ぅ、くぅんっ……!」
雪風の身体が反り始めてまともな言葉を紡げなくなったら指を激しく抜き挿しする。指で前立腺をごつごつと突いて、舌で亀頭をねぶって、限界まで開いた足がカクカクと揺れるのを楽しむ。
「んっ……くぅうんっ! もぉっ、らめっ……イくっ、ぅうっ……ぁああっ!」
指をきゅうっと締め付けて絶頂を迎え、俺の口内に多量の精液を零した。そんな雪風はひと段落ついたと言いたげに呼吸を整えている。
「はぁっ……はぁっ…………ぁっ!? あっ、あんっ! やぁあんっ!」
口内に放たれた精液を飲んだらすぐに口淫を再開し、腸内を掻き回す指もより激しく動かす。
「あぁんっ! ぁーっ! あっ、まひろっ、まひっ……ぁああっ!」
そうしてやれば雪風はすぐに射精のない絶頂を迎えて腰をガクガクと揺らす。それでも手も口も休めずに絶頂を繰り返させていく。
「まひろっ、まひろぉっ! やんっ、やぁっ、やめろっ、真尋ぉっ! ちょっ、ぁ、あっ……イっ……く、ぅうっ! ぁはあっ、真尋、今イった、イってるっ、今イってるってばぁっ!」
言葉が紡げるならまだまだだ、手と口だけで気絶するくらいに絶頂を重ねてもらわなければ。
動画で見た叔父との行為では雪風は俺に抱かれている時以上に乱れていた。あれを超えるには前戯に力を入れるしかない。限界まで絶頂を繰り返してどろどろに蕩けた穴を犯すしかないのだ。
「……真尋?」
それでも触れられないのは不安なのか、それとも焦れったいだけか、恐る恐る声をかけてくる。
「真尋ぉ、どうした?」
白いシーツの上で輪郭がぼやける色白の肢体。下品に開脚し、頭の上で手首を縛られてもなお白を保つ彼の目を隠す唯一の黒。その下の瞳はどんな具合だろう、快楽に蕩けたままだろうか、焦れったい苛立ちが混ざった頃だろうか、それとも不安に満たされ始めているだろうか。
「真尋ぉ、ほら、入れてくれよ」
ぱっくりと開いた穴からは俺の精液が溢れている。マーキングを完了した気分だ。
俺はそっと彼の足の間に正座し、ほとんど傷が癒えた滑らかな内腿を撫でた。
「ぁ……真尋っ、どうしてたんだよ……」
より開脚する雪風の期待には答えず、足の付け根から膝まで内腿をゆっくりと撫で下ろす。何往復かすると雪風は身をよじるようになり、撫でている足もピクピクと跳ねた。
「はっ……ぁ、あっ……! 真尋っ、焦らさないって、言ってただろ……」
それもそうだと思い直し、足の付け根にほど近い内腿に唇を触れさせた。雪風の性器は俺の髪に擽られているだろう。
「んっ……! ぁっ……そこ、跡つけて……」
柔らかな皮膚を食べるように、僅かに口に含む。決して歯は立てずにちゅうちゅうと吸って、舌で撫でようとも滑らかな皮膚を堪能する。
「真尋……? 跡、ついた?」
口を離して唾液に濡れた跡を見れば、白い肌にポツンと赤っぽい花弁のような痕が浮かんでいた。
「つけたぞ」
「……ありがとう、真尋」
「痛くないか? 跡残すのちょっと嫌なんだよな、虐めてるみたいだし、器狭そうな感じするし」
「何言ってんだよ真尋、ちょっと意地悪なくらいがイイんだろ。器狭いのの中に無理矢理抱え込まれるのが窮屈で最高なんだろ」
俺も雪兎に鞭の跡を残されるのは好きだし、それと同じ感覚だろう。嫉妬深さを前面に押し出すのは格好悪いけれど、雪風が求めるなら仕方ない。
「あっ……! ぁん……真尋……それっ、口か……?」
幹に絡んだ白濁液を洗い流すように透明の蜜を垂らしていた亀頭に口付ける。
「あぁ……真尋、お前が俺の舐めてくれるとこ、見たかったな……」
ちゅ、ちゅ、と音を立てて何度もキスをして、不意打ちに舌を裏筋に押し当て、撫で上げる。先端付近ばかりを責められていると思い込ませたら、右手の人差し指と中指を伸ばし、後孔に突っ込む。
「あぁんっ!? お前っ、急なんだよ……ぁ、あっ、そこ、擦ったらぁっ……!」
たっぷりと流し込んだ精液を掻き出すようにずちゅずちゅと音を立てて後孔を掻き回す。
「ひ、ィっ……ぅ、くぅんっ……!」
雪風の身体が反り始めてまともな言葉を紡げなくなったら指を激しく抜き挿しする。指で前立腺をごつごつと突いて、舌で亀頭をねぶって、限界まで開いた足がカクカクと揺れるのを楽しむ。
「んっ……くぅうんっ! もぉっ、らめっ……イくっ、ぅうっ……ぁああっ!」
指をきゅうっと締め付けて絶頂を迎え、俺の口内に多量の精液を零した。そんな雪風はひと段落ついたと言いたげに呼吸を整えている。
「はぁっ……はぁっ…………ぁっ!? あっ、あんっ! やぁあんっ!」
口内に放たれた精液を飲んだらすぐに口淫を再開し、腸内を掻き回す指もより激しく動かす。
「あぁんっ! ぁーっ! あっ、まひろっ、まひっ……ぁああっ!」
そうしてやれば雪風はすぐに射精のない絶頂を迎えて腰をガクガクと揺らす。それでも手も口も休めずに絶頂を繰り返させていく。
「まひろっ、まひろぉっ! やんっ、やぁっ、やめろっ、真尋ぉっ! ちょっ、ぁ、あっ……イっ……く、ぅうっ! ぁはあっ、真尋、今イった、イってるっ、今イってるってばぁっ!」
言葉が紡げるならまだまだだ、手と口だけで気絶するくらいに絶頂を重ねてもらわなければ。
動画で見た叔父との行為では雪風は俺に抱かれている時以上に乱れていた。あれを超えるには前戯に力を入れるしかない。限界まで絶頂を繰り返してどろどろに蕩けた穴を犯すしかないのだ。
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