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べっどでゆっくり
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家に到着する頃には雪兎は眠ってしまっていた。
使用人の手を借りて車を降り、腕を広げる使用人に背を向けて雪兎をお姫様抱っこしてやる。犬の尻尾飾り付きのバイブを挿入したままだろうと、首輪を着けていようと、犬耳カチューシャを着けていようと、輪の口枷で言葉を奪われていようと、ご主人様を部屋まで運ぶのは俺の役目だ。
「……落とさないでくださいね」
バイブを動かされてもいないのに足が震える訳がない。例え足に包丁が刺さったって雪兎を落としたりしない。
ぐっすりと眠る雪兎を抱きかかえ、部屋に向かう。歩く度に尻尾が揺れて太腿の裏を擽り、腸壁に焦れったい刺激を与える。口枷のせいで飲み込めない唾液が雪兎の服に落ちる。
「ん……ぽち、ぽち……?」
揺れで眠りが浅くなったのか、雪兎は空中に手を漂わせる。
「ぽちぃ……ろこぉ……?」
呂律も回らないまま俺を探す雪兎が可愛らしくて、その柔らかい頬に頬を押し当てた。
「ん、ぽちだぁ、ぽちすきー……」
すると首に腕が回り、頬に唇がちゅっと触れ、再び雪兎の身体から力が抜けた。そのあまりの愛らしさに腰が抜けそうだったが、何とか理性と二足歩行を保って部屋に入った。
雪兎をベッドに寝かせ、扉を閉めようと振り返ると荷物を持った使用人達が入ってきていた。軽く会釈をし、雪兎の隣に寝転がる。荷物を運び終えたら閉めてくれるだろう。
薄手の毛布を腹にかけ、俺の腕枕で眠る雪兎の頭を撫でる。そうしていると雪兎は俺の手を掴み、足に挟んだ。突然のご褒美に驚く間もなく雪兎が身動ぎ、ふにふにと柔らかい感覚が布越しに与えられる。
「んっ、ん、んっ……ん」
ほどなくして雪兎は腰を揺らし始め、可愛らしい声を漏らし始めた。車内でも似たようなことをしていたが射精する前に眠っていた、今も起きてはいないようだが、その欲望はあるのだろう。
「ぽちっ、ぽちぃ……ん、ぁ、ぽち……」
名前を呼ばれて我慢出来る訳がない。俺は扉が閉まった音を聞いてすぐに雪兎の頭の下から腕を抜き、雪兎に覆い被さる姿勢を取った。当然雪兎の太腿に挟まれていた手も抜いた。
「ぽち……やぁ、ぽち、ぽちぃ……?」
雪兎は両手を股間にやってもぞもぞと動かし、切ない声で俺を呼ぶ。そんなに俺にして欲しいのかと昂りながら頬を舐めると、雪兎は自分の服を引っ張り始めた。どうやらボタンのついた服と勘違いしているようだ。脱ぎたいのなら脱がしてやらなければ。
上の服を脱がし、ズボンの留め具に手をかける。腰の揺れが速くなったのに笑みを零しつつズボンを脱がしていく。ズボンは足首で、下着は膝下で止め、すっかり勃起していた陰茎を優しく撫でる。
「んっ……!」
ちゅく、ちゅく……と先走りの汁が扱く手に合わせて音を鳴らす。
「……ぅ、んっ……ん……」
口を硬く閉じる雪兎の耳を軽く擽り、開いた隙を狙って舌をねじ込む。反射なのか噛まれてしまったが力は弱かったので、小さな口腔を犯す背徳に酔う。
細い腰を掴んで熱く硬く勃起した性器に同じ状態の俺の性器を擦り付け、快感を与えながら快感を貪る。
「ん、んぅっ、んんっ……」
「んんぅっ、ん……んふぅっ、んん……」
似たような息遣いながら音は全く違う。雪兎の可愛らしい声と違って俺の声には醜い肉欲が滲んでいる。
俺は自分の声も見た目も性格も大嫌いだ。雪兎は声も見た目も性格も大好きだ。
醜いと思っている大嫌いな男に何よりも美しいと思っている大好きな少年が穢されていく、そう妄想すればするほど身体の熱が増す。
ほどなくして俺も雪兎も果ててしまい、雪兎の小さな身体は俺と彼自身の白濁に汚れた。暗闇でなければ白い肌に飛び散った白濁液の背徳感に再び勃起していただろう。
俺は雪兎が起きた時に処理に困らないよう、白い柔肌を舐め回して精液を全て拭うと決めた。
使用人の手を借りて車を降り、腕を広げる使用人に背を向けて雪兎をお姫様抱っこしてやる。犬の尻尾飾り付きのバイブを挿入したままだろうと、首輪を着けていようと、犬耳カチューシャを着けていようと、輪の口枷で言葉を奪われていようと、ご主人様を部屋まで運ぶのは俺の役目だ。
「……落とさないでくださいね」
バイブを動かされてもいないのに足が震える訳がない。例え足に包丁が刺さったって雪兎を落としたりしない。
ぐっすりと眠る雪兎を抱きかかえ、部屋に向かう。歩く度に尻尾が揺れて太腿の裏を擽り、腸壁に焦れったい刺激を与える。口枷のせいで飲み込めない唾液が雪兎の服に落ちる。
「ん……ぽち、ぽち……?」
揺れで眠りが浅くなったのか、雪兎は空中に手を漂わせる。
「ぽちぃ……ろこぉ……?」
呂律も回らないまま俺を探す雪兎が可愛らしくて、その柔らかい頬に頬を押し当てた。
「ん、ぽちだぁ、ぽちすきー……」
すると首に腕が回り、頬に唇がちゅっと触れ、再び雪兎の身体から力が抜けた。そのあまりの愛らしさに腰が抜けそうだったが、何とか理性と二足歩行を保って部屋に入った。
雪兎をベッドに寝かせ、扉を閉めようと振り返ると荷物を持った使用人達が入ってきていた。軽く会釈をし、雪兎の隣に寝転がる。荷物を運び終えたら閉めてくれるだろう。
薄手の毛布を腹にかけ、俺の腕枕で眠る雪兎の頭を撫でる。そうしていると雪兎は俺の手を掴み、足に挟んだ。突然のご褒美に驚く間もなく雪兎が身動ぎ、ふにふにと柔らかい感覚が布越しに与えられる。
「んっ、ん、んっ……ん」
ほどなくして雪兎は腰を揺らし始め、可愛らしい声を漏らし始めた。車内でも似たようなことをしていたが射精する前に眠っていた、今も起きてはいないようだが、その欲望はあるのだろう。
「ぽちっ、ぽちぃ……ん、ぁ、ぽち……」
名前を呼ばれて我慢出来る訳がない。俺は扉が閉まった音を聞いてすぐに雪兎の頭の下から腕を抜き、雪兎に覆い被さる姿勢を取った。当然雪兎の太腿に挟まれていた手も抜いた。
「ぽち……やぁ、ぽち、ぽちぃ……?」
雪兎は両手を股間にやってもぞもぞと動かし、切ない声で俺を呼ぶ。そんなに俺にして欲しいのかと昂りながら頬を舐めると、雪兎は自分の服を引っ張り始めた。どうやらボタンのついた服と勘違いしているようだ。脱ぎたいのなら脱がしてやらなければ。
上の服を脱がし、ズボンの留め具に手をかける。腰の揺れが速くなったのに笑みを零しつつズボンを脱がしていく。ズボンは足首で、下着は膝下で止め、すっかり勃起していた陰茎を優しく撫でる。
「んっ……!」
ちゅく、ちゅく……と先走りの汁が扱く手に合わせて音を鳴らす。
「……ぅ、んっ……ん……」
口を硬く閉じる雪兎の耳を軽く擽り、開いた隙を狙って舌をねじ込む。反射なのか噛まれてしまったが力は弱かったので、小さな口腔を犯す背徳に酔う。
細い腰を掴んで熱く硬く勃起した性器に同じ状態の俺の性器を擦り付け、快感を与えながら快感を貪る。
「ん、んぅっ、んんっ……」
「んんぅっ、ん……んふぅっ、んん……」
似たような息遣いながら音は全く違う。雪兎の可愛らしい声と違って俺の声には醜い肉欲が滲んでいる。
俺は自分の声も見た目も性格も大嫌いだ。雪兎は声も見た目も性格も大好きだ。
醜いと思っている大嫌いな男に何よりも美しいと思っている大好きな少年が穢されていく、そう妄想すればするほど身体の熱が増す。
ほどなくして俺も雪兎も果ててしまい、雪兎の小さな身体は俺と彼自身の白濁に汚れた。暗闇でなければ白い肌に飛び散った白濁液の背徳感に再び勃起していただろう。
俺は雪兎が起きた時に処理に困らないよう、白い柔肌を舐め回して精液を全て拭うと決めた。
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