俺の名前は今日からポチです

ムーン

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くるーざーふたたび、ご

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最も敏感な性感帯を二つとも激しく責められて、机をカリカリと引っ掻きながら胡乱な意識で意味のない叫び声を上げる。

「ぅああっ! ぁ、ああんっ……あ、あぁっ……」

「……反応薄くなってない?」

「これだけしてたらそりゃなるだろ。そろそろ到着じゃないか?」

ずっと玩具だとかで弄られて敏感にされた腸壁を擦られ、焦らされ続けようやく射精を許された陰茎をしゃぶられ、同時にやってくる脳を焼き切るような快楽の逃げ場に絶叫を選んだ俺の喉は枯れかけていた。

「そっか……じゃあ、ポチ、ラストスパートいくね」

「ぁ、あーっ……ぁひんっ!? ぁんっ! ゃ、あぁっ! ひっ……く、ぅっ……!」

「出してあげるから、しっかり受け止めてね」

腰振りが激しくなり、意識がさらにボヤける。しかし最奥で止まり、微かに震えた陰茎に射精の気配を感じ、霧がかかった思考が期待一色に染まった。

「んっ……! ぁ、はぁっ……」

熱い液体が放たれる。同時に溢れさせた薄まった精液を飲んだ雪風の口が離れ、二つの刺激が同時に消えた。

「ポチ、ポチ、どう?」

挿入したまま体を倒し、俺の耳元に口を近付ける。

「あ、つい……の、きたぁっ……」

刺激が弱まり、頭の霧が晴れ始めた。余韻は身体を震えさせるが受け答え程度ならできる。

「嬉しい?」

「ぅん……」

「じゃあ、垂れないようにしちゃおうね」

萎えた陰茎が抜かれ、ぽっかりと開いた穴に寂しさを覚える。微かに触れる外気が冷たい。
体の側面を下に机の上に寝ていた俺はゆっくりとうつ伏せになり、両足を床に着けた。立つつもりだった。
しかし、雪兎にバイブを挿入され、立とうとしていた力は抜けた。

「ひぅうっ!? ぁ、あっ……な、何っ……? ユキ様……なんで」

「僕の精液もらえて嬉しいなら、すぐに垂らしちゃもったいないでしょ? 帰ったらちゃんと洗ってあげるから、しばらく入れておきなよ」

「酷いな、あんだけヤった上でまた入れるとか」

「わんちゃんに尻尾は必須だもんねー?」

入れられたバイブは尻尾飾りが付いている物のようで、雪兎が飾り部分を引っ張ったのかバイブが腸内でクイクイと動く。

「ひっ……ぁ、あっ、ぁ……ぁあっ……!」

「服どうするんだ?」

「犬に服はいらないでしょ」

犬耳のカチューシャに犬の尻尾付きのバイブ、赤い首輪、それが俺が身に着ける全て。

「机から下りて、ポチ」

「ひゃ、い……」

バイブは入れられただけで動かされてはいない、何度も絶頂させられた余韻もあるとはいえ、机から下りて四つん這いになることくらいはできる。

「車汚さないようにタオルとか敷いてもらった方がいいかな?」

「だろうな。言っておくよ」

「ありがと、お願いね」

バイブを挿入され首輪を引かれ、全裸で四つん這いで船の中を歩かされる。使用人達に見られる。
羞恥の未来を察した俺は雪兎の服の裾を引き、こちらを向いた雪兎の目を見つめて首を横に振った。

「……あぁ、そうだ、あれがないとね」

そう言うと雪兎は部屋を出ていった。雪風も少し前に出たから部屋には俺一人きりだ。
停泊を感じ、船の中の散歩を思い描いて身体を熱くした。
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