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かいぬしがいなくても、ご
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俺を抱き締める腕や俺を見つめる瞳の優しさとは正反対に、玩具は俺の中を容赦なく掻き回す。手足を折り畳んだ状態で拘束され、自分の意思で玩具を抜くどころか止めることすら出来ないのに、玩具は腸壁をめちゃくちゃな角度で突いてくる。
「……ユキが夢中になるわけだ。可愛い顔して、可愛い声上げて……ここまで素直によがる奴も珍しい」
前立腺だとか、奥の方の僅かな段差だとか、そういう過敏な部分を狙っているという訳でもない玩具の動き。体内に生き物が入り込んでしまったかのような、内臓を蹂躙される快感は苦痛の皮を被って俺を襲っている。
「ユキは人間のお前は興味ないっていうか、邪魔なんだよな? でも俺は雌犬な真尋も好きだぞ? 別にユキに差をつけようって思ってたりはしないから、そこは勘違いしないでくれ」
「ゆっ、ゆきっ……ひっ、ィっ……」
「気持ちいいよな? 分かる分かる。丁寧に蕩けさせられるのもいいけど、乱暴に犯されるのも最高だよな。腸めちゃくちゃに掻き回されて、ぐちょぐちょ鳴らされるのが好きなんだよな。ただ食ったもん出すための穴じゃなくて、色んなもん咥え込む性器にされて、戻れなくなったって自覚するのがいいんだよな」
俺が感じている快楽と興奮を経験則で説明されて、耳たぶに唇が触れる位置で囁かれて、終わらない絶頂からの精神的逃げ道を塞がれる。
縄を軋ませて縛られた身体を痙攣させていると、突然首輪が後ろに引っ張られ、首が絞まった。どうやら縁側を使用人が通ったようだ。目の高さに来るだろう位置だから軽く持ち上げてくぐったのだろう。
「……ぁ、がっ……は、ぁ、あ、ぁっ……」
引っ張られたのは数秒だったが、常に少し絞められながら突かれまくっている俺は浅い呼吸を素早く繰り返していて、ほんの数秒でも命の危機を感じるほど苦しいのだ。実際には全く危機でないとしても。
「おっと、真尋、大丈夫か? ちょっと下げるぞ」
玩具が首振りをやめ、上下運動も緩やかになる。しかし楽になったとは言えない、じっくりと擦られるのも絶頂を繰り返した過敏な腸壁には辛いのだ。
「ぁ、あっ……はぁあぁあっ……! ひっ、ん……ぅぅうっ……!」
「一瞬首絞まったよな? 平気か? 気持ちよかっただろ」
「んっ、ぁ、はぁあぁんっ! ん、ぅんっ……!」
無理矢理絶頂の中に閉じ込められるのではなく、焦らされて自ら絶頂を求めさせられる速度で突かれる。ゾワゾワと寒気のように脊椎を侵食されていく。
「……絞めてやるよ」
雪風が首輪に繋がる縄を軽く引っ張り、辛うじて呼吸ができる程度に俺を追い込む。身体も首も限界まで後ろに反らせて口が勝手に開く。
首が絞まれば絞まるほど穴も収縮し玩具を締め付けてしまう。ゆっくりと入ってくる玩具をきゅうきゅう締め付けて歓迎し、ぞりぞりと腸壁を抉って出ていく玩具を引き止めようとしてしまう。
「はっ……ぁ、ん……んっ、はぁっ……!」
「気持ちいいだろ。首絞められると後ろ反応させるんだよな、何でか知らないけど……俺も絞められながら抱かれるのハマった時期あったよ、くっきり手の形残るの嫌でやめたんだけど、中毒っぽくなるよな」
口が勝手に開いた次は舌が勝手に突き出されていく。雪風はその舌をしゃぶるように俺にキスをして、じっくりと俺の口内も楽しんだ後で口を離した。
「……なぁ、首絞めながら鼻つまんでキスしてやろうか」
口と口を繋いでいた唾液を切って、開いたままの俺の口に少し親指を入れて頬を撫で、雪風は微笑む。
「相手に完全に命を握られる感覚、これはユキに教えてもらいたいか?」
首を絞められているから返事ができない。
雪風は唇が軽く触れ合う程度のキスを三回繰り返し、また機械のツマミを弄った。
「……ユキが夢中になるわけだ。可愛い顔して、可愛い声上げて……ここまで素直によがる奴も珍しい」
前立腺だとか、奥の方の僅かな段差だとか、そういう過敏な部分を狙っているという訳でもない玩具の動き。体内に生き物が入り込んでしまったかのような、内臓を蹂躙される快感は苦痛の皮を被って俺を襲っている。
「ユキは人間のお前は興味ないっていうか、邪魔なんだよな? でも俺は雌犬な真尋も好きだぞ? 別にユキに差をつけようって思ってたりはしないから、そこは勘違いしないでくれ」
「ゆっ、ゆきっ……ひっ、ィっ……」
「気持ちいいよな? 分かる分かる。丁寧に蕩けさせられるのもいいけど、乱暴に犯されるのも最高だよな。腸めちゃくちゃに掻き回されて、ぐちょぐちょ鳴らされるのが好きなんだよな。ただ食ったもん出すための穴じゃなくて、色んなもん咥え込む性器にされて、戻れなくなったって自覚するのがいいんだよな」
俺が感じている快楽と興奮を経験則で説明されて、耳たぶに唇が触れる位置で囁かれて、終わらない絶頂からの精神的逃げ道を塞がれる。
縄を軋ませて縛られた身体を痙攣させていると、突然首輪が後ろに引っ張られ、首が絞まった。どうやら縁側を使用人が通ったようだ。目の高さに来るだろう位置だから軽く持ち上げてくぐったのだろう。
「……ぁ、がっ……は、ぁ、あ、ぁっ……」
引っ張られたのは数秒だったが、常に少し絞められながら突かれまくっている俺は浅い呼吸を素早く繰り返していて、ほんの数秒でも命の危機を感じるほど苦しいのだ。実際には全く危機でないとしても。
「おっと、真尋、大丈夫か? ちょっと下げるぞ」
玩具が首振りをやめ、上下運動も緩やかになる。しかし楽になったとは言えない、じっくりと擦られるのも絶頂を繰り返した過敏な腸壁には辛いのだ。
「ぁ、あっ……はぁあぁあっ……! ひっ、ん……ぅぅうっ……!」
「一瞬首絞まったよな? 平気か? 気持ちよかっただろ」
「んっ、ぁ、はぁあぁんっ! ん、ぅんっ……!」
無理矢理絶頂の中に閉じ込められるのではなく、焦らされて自ら絶頂を求めさせられる速度で突かれる。ゾワゾワと寒気のように脊椎を侵食されていく。
「……絞めてやるよ」
雪風が首輪に繋がる縄を軽く引っ張り、辛うじて呼吸ができる程度に俺を追い込む。身体も首も限界まで後ろに反らせて口が勝手に開く。
首が絞まれば絞まるほど穴も収縮し玩具を締め付けてしまう。ゆっくりと入ってくる玩具をきゅうきゅう締め付けて歓迎し、ぞりぞりと腸壁を抉って出ていく玩具を引き止めようとしてしまう。
「はっ……ぁ、ん……んっ、はぁっ……!」
「気持ちいいだろ。首絞められると後ろ反応させるんだよな、何でか知らないけど……俺も絞められながら抱かれるのハマった時期あったよ、くっきり手の形残るの嫌でやめたんだけど、中毒っぽくなるよな」
口が勝手に開いた次は舌が勝手に突き出されていく。雪風はその舌をしゃぶるように俺にキスをして、じっくりと俺の口内も楽しんだ後で口を離した。
「……なぁ、首絞めながら鼻つまんでキスしてやろうか」
口と口を繋いでいた唾液を切って、開いたままの俺の口に少し親指を入れて頬を撫で、雪風は微笑む。
「相手に完全に命を握られる感覚、これはユキに教えてもらいたいか?」
首を絞められているから返事ができない。
雪風は唇が軽く触れ合う程度のキスを三回繰り返し、また機械のツマミを弄った。
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