426 / 667
わふうもよいもの、さん
しおりを挟む
夕飯を終えた俺と雪風は海岸線を散歩していた。真っ黒な海が鳴らす波の音に少しの恐怖を湧かせて、満天の星空に少年のような好奇心を湧かせて、砂浜を踏む音を楽しんでいた。
「……お、真尋、カニいたぞカニ」
雪風は足元を照らす懐中電灯を光から逃げる小さな蟹に向ける。月明かりに照らされて見える肌はいつも以上に青白く、白い髪も神秘性を増す。
「…………真尋?」
黙ったままの俺を不思議がって丸くなる赤い双眸に浮かぶ月を見て微笑み、細い腰を抱き寄せる。
「雪風、約束。身八つ口から手入れさせろ」
言いながら腰に腕を回したまま雪風の後ろに回り込む。
「あ、あぁ……そういえばそんなこと言ってたな。それで、それはどこのことを──ひぁっ!?」
身八つ口とは袖付け止まりから脇縫い止まりまでのこと。男物はぴったりぬわれているが、女物は脇の部分が開いている。通気が良くて授乳もできるとか何とか。
「へっ……? ぁ、ここ、開いて……たな。そういえば……びっくりした」
「さっきエプロンの脇から手入れたのと大して変わらないけど……着物ってだけで結構雰囲気変わるな」
腰に回していた手も着物の中に入れ、胸元をまさぐる。平らな胸板を手のひらで優しく撫でて、すぐに硬く尖った乳首を無視し、そのまま撫で回す。
「……っ、ふ……ぁ、真尋……ちゃん、と……」
ピンと立って主張する乳首は俺の手のひらの動きに合わせて微かに捏ねられる。
「真尋ぉ……ちゃんと弄って、指で、して……」
「……何をどうして欲しいのかちゃんと言って欲しいな、メイドさん」
腰が抜けてきた雪風の肩に顎を乗せ、額に触れるつまみ細工の花を少々鬱陶しく思いつつ、耳に息を吹きかける。
「ぁ、はぁっ……! ご主人様、乳首を、指で……摘んで、弄って……」
「んー……まぁいいか」
傷が痛まないように力加減に気を付けつつ、指を使って乳首を弄る。優しく摘んで指の腹の隙間でゆっくりと揉んでいく。
「は、ぁんっ……あ、はぁっ……真尋……」
「ご主人様」
「ぁ、ご、ご主人様……ぁん……」
着物から手を抜き、雪風を支えつつ砂浜に腰を下ろし、足の上に雪風を座らせる。砂の上に転がった懐中電灯を拾い、着物を着ているというのに開いてしまっている足の間を照らした。
「下着は?」
「……着物は着ないって言うだろ? だから……ぁ、抱く気になったか? なったよな?」
「完治したらな」
「いつだよ……」
いつ治るかなんて俺の知ったことではない。
懐中電灯を横に置いて、右側から照らされるようにする。この程度の暗さならまだ大丈夫だ。
「……また着たまま?」
「着たまま嫌いか?」
「…………好き」
裾を持ち上げて隙間を探し、そこに手を入れて太腿を撫でる。滑らかでいて吸い付く素肌を楽しみつつ、手を上げていく。
「早く……ぅ、ん……」
このままいけば性器を愛撫されると思っている雪風の期待をあえて裏切り、尻を優しく撫で回したら手を前に回して鼠径部をなぞり、腹筋を慎重に揉む。
「真尋っ……? ちがう、もっと下……」
縦長の臍に指を挿し込み、出して、下に向かわせ、そそり立つ陰茎の根元付近を指でなぞっていく。
「ふっ、ぅ……うぅ、焦らすの、やめろよっ……」
もう片方の手を再び身八つ口に突っ込み、驚いて身を跳ねさせたところで耳を咥える。
「は、ぁ、んっ、ぁ……んっ、くぅっ……」
耳の縁をはむはむと唇で挟んだり、舌先で耳たぶを弾いたり。口での愛撫から逃れようとする耳を口内に入れてしゃぶったり。
「はぁぁっ……耳っ、だめぇ……真尋、み、みぃ……だめっ……」
手のひらで胸全体を優しく擦りながら耳を舌で蹂躙し、ぴちゃぴちゃと水音を聞かせる。鼓膜に響いて脳を揺さぶられている感覚があるのだろう、身体が微かに震えて、少しずつ反っている。
「耳っ……で、イくっ……からぁ、だめぇ……」
一旦口を離し、息を吹きかける。唾液で濡れた耳は先程より敏感になっているはずだ。
「ひぁっ……! ぁ、は……危な……」
「…………イきそう?」
「んんっ……ぅ、声も、やばい……耳、やだ……こっち弄って、真尋……」
性器周りを撫でて焦らしていた手の手首を掴まれ、性器に導かれる。俺は雪風の可愛いおねだりを無視し、手を広げたまま待ってみた。
「……お、真尋、カニいたぞカニ」
雪風は足元を照らす懐中電灯を光から逃げる小さな蟹に向ける。月明かりに照らされて見える肌はいつも以上に青白く、白い髪も神秘性を増す。
「…………真尋?」
黙ったままの俺を不思議がって丸くなる赤い双眸に浮かぶ月を見て微笑み、細い腰を抱き寄せる。
「雪風、約束。身八つ口から手入れさせろ」
言いながら腰に腕を回したまま雪風の後ろに回り込む。
「あ、あぁ……そういえばそんなこと言ってたな。それで、それはどこのことを──ひぁっ!?」
身八つ口とは袖付け止まりから脇縫い止まりまでのこと。男物はぴったりぬわれているが、女物は脇の部分が開いている。通気が良くて授乳もできるとか何とか。
「へっ……? ぁ、ここ、開いて……たな。そういえば……びっくりした」
「さっきエプロンの脇から手入れたのと大して変わらないけど……着物ってだけで結構雰囲気変わるな」
腰に回していた手も着物の中に入れ、胸元をまさぐる。平らな胸板を手のひらで優しく撫でて、すぐに硬く尖った乳首を無視し、そのまま撫で回す。
「……っ、ふ……ぁ、真尋……ちゃん、と……」
ピンと立って主張する乳首は俺の手のひらの動きに合わせて微かに捏ねられる。
「真尋ぉ……ちゃんと弄って、指で、して……」
「……何をどうして欲しいのかちゃんと言って欲しいな、メイドさん」
腰が抜けてきた雪風の肩に顎を乗せ、額に触れるつまみ細工の花を少々鬱陶しく思いつつ、耳に息を吹きかける。
「ぁ、はぁっ……! ご主人様、乳首を、指で……摘んで、弄って……」
「んー……まぁいいか」
傷が痛まないように力加減に気を付けつつ、指を使って乳首を弄る。優しく摘んで指の腹の隙間でゆっくりと揉んでいく。
「は、ぁんっ……あ、はぁっ……真尋……」
「ご主人様」
「ぁ、ご、ご主人様……ぁん……」
着物から手を抜き、雪風を支えつつ砂浜に腰を下ろし、足の上に雪風を座らせる。砂の上に転がった懐中電灯を拾い、着物を着ているというのに開いてしまっている足の間を照らした。
「下着は?」
「……着物は着ないって言うだろ? だから……ぁ、抱く気になったか? なったよな?」
「完治したらな」
「いつだよ……」
いつ治るかなんて俺の知ったことではない。
懐中電灯を横に置いて、右側から照らされるようにする。この程度の暗さならまだ大丈夫だ。
「……また着たまま?」
「着たまま嫌いか?」
「…………好き」
裾を持ち上げて隙間を探し、そこに手を入れて太腿を撫でる。滑らかでいて吸い付く素肌を楽しみつつ、手を上げていく。
「早く……ぅ、ん……」
このままいけば性器を愛撫されると思っている雪風の期待をあえて裏切り、尻を優しく撫で回したら手を前に回して鼠径部をなぞり、腹筋を慎重に揉む。
「真尋っ……? ちがう、もっと下……」
縦長の臍に指を挿し込み、出して、下に向かわせ、そそり立つ陰茎の根元付近を指でなぞっていく。
「ふっ、ぅ……うぅ、焦らすの、やめろよっ……」
もう片方の手を再び身八つ口に突っ込み、驚いて身を跳ねさせたところで耳を咥える。
「は、ぁ、んっ、ぁ……んっ、くぅっ……」
耳の縁をはむはむと唇で挟んだり、舌先で耳たぶを弾いたり。口での愛撫から逃れようとする耳を口内に入れてしゃぶったり。
「はぁぁっ……耳っ、だめぇ……真尋、み、みぃ……だめっ……」
手のひらで胸全体を優しく擦りながら耳を舌で蹂躙し、ぴちゃぴちゃと水音を聞かせる。鼓膜に響いて脳を揺さぶられている感覚があるのだろう、身体が微かに震えて、少しずつ反っている。
「耳っ……で、イくっ……からぁ、だめぇ……」
一旦口を離し、息を吹きかける。唾液で濡れた耳は先程より敏感になっているはずだ。
「ひぁっ……! ぁ、は……危な……」
「…………イきそう?」
「んんっ……ぅ、声も、やばい……耳、やだ……こっち弄って、真尋……」
性器周りを撫でて焦らしていた手の手首を掴まれ、性器に導かれる。俺は雪風の可愛いおねだりを無視し、手を広げたまま待ってみた。
0
お気に入りに追加
1,420
あなたにおすすめの小説
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
悪さしたお坊ちゃんが肉便器に更生させられる話
たみしげ
BL
BLすけべ小説です。
悪いことしてた金持ちのお坊ちゃんがチンピラたちに肉便器調教されてお尻の快感を覚えさせられる話です。
※輪姦/スカトロ(大)/無理やり表現注意
ハードめな内容の習作。殴る、蹴るの表現は無し。
公開凌辱される話まとめ
たみしげ
BL
BLすけべ小説です。
・性奴隷を飼う街
元敵兵を性奴隷として飼っている街の話です。
・玩具でアナルを焦らされる話
猫じゃらし型の玩具を開発済アナルに挿れられて啼かされる話です。
珍しい魔物に孕まされた男の子が培養槽で出産までお世話される話
楢山コウ
BL
目が覚めると、少年ダリオは培養槽の中にいた。研究者達の話によると、魔物の子を孕んだらしい。
立派なママになるまで、培養槽でお世話されることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる