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あわせわざ、はち
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学校へ行く準備を整えた雪兎は俺の身体を簡単に清めると首輪をキツく巻いた。呼吸に問題はないが常に苦しいと感じる程度だ。いつもならそう意識することもないのだが、男性器を模した口枷を着けられている今は別。喉を外からも内からも圧迫されて非常に苦しい……気持ちいいことになっている。
「よし、行こっか」
時計を見れば雪兎が出発する時間には早いと分かる。
それを伝えようとすれば首輪を引かれて、学校に行ってくると言った訳ではないのだと察してしまった。
「ぅ……ふっ、ぅう……んぅう……!」
「ポチ、ほらちゃんと歩いて」
首輪と犬耳のカチューシャと尻尾飾りに貞操帯だけ、全裸よりも酷い格好で廊下を歩かされている。当然、四つん這いで。
すれ違う使用人達の視線が嫌で蹲ったりすれば雪兎に無遠慮に首輪を引かれて首が絞まる。
「僕学校遅れちゃうよー、早くー」
首が絞まるのが気持ちよくて、進む度に揺れる尻尾に中を刺激されて、四肢が震えるような快感の中に居ながら羞恥を共に押し付けられる。
玄関まで辿り着く頃には雪兎がいつも出発する時間になっていた。それを雪兎に腕時計で伝えられても俺にはろくな思考が出来ない。
「ふ、ぅあ……あぁ、はっ……ぅ、い……あぁ」
「ユキ様って言った?」
段差の端で膝立ちになり、雪兎に頬や頭を撫で回され、その手に手を添える。見送りの大勢の使用人達の視線を感じて、雪兎に助けを求めるように愛撫する手に甘える。
「ふふ……なでなでだけで気持ちいいんだよね? 顎の下とか、うなじとか、耳の付け根とか、特にかな?」
頷いて、目を閉じて、背骨を伝わる快感に身を任せる。
「あれ、イっちゃった?」
「ふ、ぅう、ぅううっ……」
「首振ったってダメだよ、イっちゃったんでしょ? 出せないのに撫でられただけでイっちゃったんだよね?」
そんな言い方をされて人前で首を縦に振ることなんて出来ない。そう目で伝えようとしながら首を横に振れば、顔を撫でていた手が片方胸まで降りて、痛いくらいに尖った乳首を抓られる。
「んっ!? ぅうっ! ふっ、ぅう、んーっ!」
「イってないならイかせてあげるから、ちゃんと言ってね。ポチ、今のは絶対イったでしょ?」
両手が離れ、雪兎の笑顔だけが瞳に映る。何も考えられず、ただ倒れないようにと気を張りながら絶頂の余韻に浸り、気が付けば頷いていた。
「うん、ポチは他の人に見られてるのに、ちょっと胸弄られただけでイっちゃったんだよ。恥ずかしい、情けない犬だね。でもそれでいいんだよ? 犬なんだからさ、ね? ご主人様に言われるまま、いつでもどこでも可愛い顔見せて可愛い声聞かせるんだから……分かった? もう嘘ついちゃダメだよ」
もう一度頷いて顔を上げれば額にキスを落とされる。それが嬉しくて、今味わった恥辱も快楽のスパイスとして記憶されてしまう。
「じゃあ僕行ってくるね」
張形を喉の奥まで入れられたまま固定された口で必死に「行ってらっしゃい」を言って、身体に伝わる振動に気をつけつつ手を振った。
「嘘ついちゃったポチのお仕置きよろしくね」
雪兎の手に握られていた首輪に繋がる紐が近くに居た使用人に渡され、途端に俺の体温は下がる。ばいばいと微笑みながら出て行く雪兎を追おうとして、首輪を引っ張られて動けないで、閉まっていく扉に向かって意味もなくくぐもった声を上げた。
「よし、行こっか」
時計を見れば雪兎が出発する時間には早いと分かる。
それを伝えようとすれば首輪を引かれて、学校に行ってくると言った訳ではないのだと察してしまった。
「ぅ……ふっ、ぅう……んぅう……!」
「ポチ、ほらちゃんと歩いて」
首輪と犬耳のカチューシャと尻尾飾りに貞操帯だけ、全裸よりも酷い格好で廊下を歩かされている。当然、四つん這いで。
すれ違う使用人達の視線が嫌で蹲ったりすれば雪兎に無遠慮に首輪を引かれて首が絞まる。
「僕学校遅れちゃうよー、早くー」
首が絞まるのが気持ちよくて、進む度に揺れる尻尾に中を刺激されて、四肢が震えるような快感の中に居ながら羞恥を共に押し付けられる。
玄関まで辿り着く頃には雪兎がいつも出発する時間になっていた。それを雪兎に腕時計で伝えられても俺にはろくな思考が出来ない。
「ふ、ぅあ……あぁ、はっ……ぅ、い……あぁ」
「ユキ様って言った?」
段差の端で膝立ちになり、雪兎に頬や頭を撫で回され、その手に手を添える。見送りの大勢の使用人達の視線を感じて、雪兎に助けを求めるように愛撫する手に甘える。
「ふふ……なでなでだけで気持ちいいんだよね? 顎の下とか、うなじとか、耳の付け根とか、特にかな?」
頷いて、目を閉じて、背骨を伝わる快感に身を任せる。
「あれ、イっちゃった?」
「ふ、ぅう、ぅううっ……」
「首振ったってダメだよ、イっちゃったんでしょ? 出せないのに撫でられただけでイっちゃったんだよね?」
そんな言い方をされて人前で首を縦に振ることなんて出来ない。そう目で伝えようとしながら首を横に振れば、顔を撫でていた手が片方胸まで降りて、痛いくらいに尖った乳首を抓られる。
「んっ!? ぅうっ! ふっ、ぅう、んーっ!」
「イってないならイかせてあげるから、ちゃんと言ってね。ポチ、今のは絶対イったでしょ?」
両手が離れ、雪兎の笑顔だけが瞳に映る。何も考えられず、ただ倒れないようにと気を張りながら絶頂の余韻に浸り、気が付けば頷いていた。
「うん、ポチは他の人に見られてるのに、ちょっと胸弄られただけでイっちゃったんだよ。恥ずかしい、情けない犬だね。でもそれでいいんだよ? 犬なんだからさ、ね? ご主人様に言われるまま、いつでもどこでも可愛い顔見せて可愛い声聞かせるんだから……分かった? もう嘘ついちゃダメだよ」
もう一度頷いて顔を上げれば額にキスを落とされる。それが嬉しくて、今味わった恥辱も快楽のスパイスとして記憶されてしまう。
「じゃあ僕行ってくるね」
張形を喉の奥まで入れられたまま固定された口で必死に「行ってらっしゃい」を言って、身体に伝わる振動に気をつけつつ手を振った。
「嘘ついちゃったポチのお仕置きよろしくね」
雪兎の手に握られていた首輪に繋がる紐が近くに居た使用人に渡され、途端に俺の体温は下がる。ばいばいと微笑みながら出て行く雪兎を追おうとして、首輪を引っ張られて動けないで、閉まっていく扉に向かって意味もなくくぐもった声を上げた。
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