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ほんばん、いち
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右手首と右足首、左手首と左足首をそれぞれ拘束された。緩みは全くなく、あまり動かせば擦れて傷になると分かるくらいにキツい。
「ユキ様……? な、なんですか、これ……」
身体を折り曲げた状態で縛られてしまったため、腹や胸が押さえられて息が苦しい。頬も床に押し付けられるようになっている。混乱する俺を放って、小さく冷たい手が尻を撫で回す。
「ぁっ……はぁあっ……」
「ちょっと撫でられただけでこれ? 可愛い……なぁっ! と……」
パン、と背後から音が響く。雪兎に平手で尻を打たれたらしい。
「ふふ、分かる? ポチ、入れて欲しいってぱくぱくしてるよ。叩く度に開くのとか頻度とか上がってる気がするなぁ」
「はっ、早くぅっ! 早くくださいよっ、叩かないで、入れてください!」
「年上のくせに、男のくせに、そんなに鍛えてるくせに、僕みたいな子供のコレ、欲しいんだ?」
ぱっくりと開いた穴に雪兎の性器の先端が擦り付けられる。何度か叩かれて赤くなっているであろう痛みに敏感な皮膚を撫でられながら、亀頭を擦り付けられてくちゅくちゅと音を立てる。
「欲しいっ! 欲しいです、欲しい、早くぅ! 早くっ、早く入れて! お願いっ、お願いしますユキ様ぁっ!」
「わ……すごーい、そんなに欲しいの?」
「早くぅっ……焦らさないでください、俺おかしくなっちゃいますよぉ……」
数分前までもう限界だなんて考えていたくせに、何度も絶頂した穴はまた焦れている。
「……ねぇポチ? ポチ今耳も尻尾もないよね、手も足も人間だよね?」
「だったら何ですかぁ……早くくださいよぉ、ユキ様の意地悪ぅ……」
「こんなコンパクトに折り畳まれて欲しがって……これ本当に犬かなぁ。ご褒美これにあげていいのかなぁ」
雪兎が何を言いたいのか、蕩けた頭では何も考えられない。予想すら浮かばないで雪兎の次の言葉を待つ。
「……これ、玩具じゃない? オナホとか言うさぁ?」
「…………ユキ様?」
「うん、うん、そうだね、そっちの方がしっくりくるよ。あったかくって柔らかくって、音声機能まで付いてるまるで人間みたいな高級なやつ!」
だから何なのか分からない。犬でも玩具でも俺の扱いは大して変わらないのだろう。雪兎の狙いが分からなくて不安になってきた、聞いてみようと口を開いたその時、一気に根元まで挿入され、開いた口から驚き混じりの嬌声を上げた。
「玩具ならどれだけ乱暴に扱っても、どれだけ突いても叩いても、何も問題ないよね!」
宣言通り乱暴に、腰を爪を立てて掴んで、腸壁を抉るように激しく抜き挿しする。
「ぁんっ! あっ、やぁあっ! ゆっ、ゆきっ、ゆっ……ぁああっ! ゃらぁっ! まって、まっ、ぁ、ぁあっ、やぁんっ!」
「可愛い声出すなぁこの玩具、もっと激しくしたらもっと可愛いかな?」
「ひっ!? あぁんっ! ゃ、あぁ、イくっ、りゃめ、すぐイっちゃうっ! イっ……ひぅうんっ!」
腹に熱い液体がかかる。俺の精液だろう、見えないけれど散々出したからきっともう半透明、いや透明かもしれない。
絶頂したばかりだから──なんて静止を雪兎が聞き届けたことはない。むしろ逆効果だと分かっている。それでも言わずにはいられなかった。それはきっと、もっと激しくして欲しいなんて奥底の欲望の表れなどではなかったはずだ。
「ユキ様……? な、なんですか、これ……」
身体を折り曲げた状態で縛られてしまったため、腹や胸が押さえられて息が苦しい。頬も床に押し付けられるようになっている。混乱する俺を放って、小さく冷たい手が尻を撫で回す。
「ぁっ……はぁあっ……」
「ちょっと撫でられただけでこれ? 可愛い……なぁっ! と……」
パン、と背後から音が響く。雪兎に平手で尻を打たれたらしい。
「ふふ、分かる? ポチ、入れて欲しいってぱくぱくしてるよ。叩く度に開くのとか頻度とか上がってる気がするなぁ」
「はっ、早くぅっ! 早くくださいよっ、叩かないで、入れてください!」
「年上のくせに、男のくせに、そんなに鍛えてるくせに、僕みたいな子供のコレ、欲しいんだ?」
ぱっくりと開いた穴に雪兎の性器の先端が擦り付けられる。何度か叩かれて赤くなっているであろう痛みに敏感な皮膚を撫でられながら、亀頭を擦り付けられてくちゅくちゅと音を立てる。
「欲しいっ! 欲しいです、欲しい、早くぅ! 早くっ、早く入れて! お願いっ、お願いしますユキ様ぁっ!」
「わ……すごーい、そんなに欲しいの?」
「早くぅっ……焦らさないでください、俺おかしくなっちゃいますよぉ……」
数分前までもう限界だなんて考えていたくせに、何度も絶頂した穴はまた焦れている。
「……ねぇポチ? ポチ今耳も尻尾もないよね、手も足も人間だよね?」
「だったら何ですかぁ……早くくださいよぉ、ユキ様の意地悪ぅ……」
「こんなコンパクトに折り畳まれて欲しがって……これ本当に犬かなぁ。ご褒美これにあげていいのかなぁ」
雪兎が何を言いたいのか、蕩けた頭では何も考えられない。予想すら浮かばないで雪兎の次の言葉を待つ。
「……これ、玩具じゃない? オナホとか言うさぁ?」
「…………ユキ様?」
「うん、うん、そうだね、そっちの方がしっくりくるよ。あったかくって柔らかくって、音声機能まで付いてるまるで人間みたいな高級なやつ!」
だから何なのか分からない。犬でも玩具でも俺の扱いは大して変わらないのだろう。雪兎の狙いが分からなくて不安になってきた、聞いてみようと口を開いたその時、一気に根元まで挿入され、開いた口から驚き混じりの嬌声を上げた。
「玩具ならどれだけ乱暴に扱っても、どれだけ突いても叩いても、何も問題ないよね!」
宣言通り乱暴に、腰を爪を立てて掴んで、腸壁を抉るように激しく抜き挿しする。
「ぁんっ! あっ、やぁあっ! ゆっ、ゆきっ、ゆっ……ぁああっ! ゃらぁっ! まって、まっ、ぁ、ぁあっ、やぁんっ!」
「可愛い声出すなぁこの玩具、もっと激しくしたらもっと可愛いかな?」
「ひっ!? あぁんっ! ゃ、あぁ、イくっ、りゃめ、すぐイっちゃうっ! イっ……ひぅうんっ!」
腹に熱い液体がかかる。俺の精液だろう、見えないけれど散々出したからきっともう半透明、いや透明かもしれない。
絶頂したばかりだから──なんて静止を雪兎が聞き届けたことはない。むしろ逆効果だと分かっている。それでも言わずにはいられなかった。それはきっと、もっと激しくして欲しいなんて奥底の欲望の表れなどではなかったはずだ。
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