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ほうかご
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ベッドに拘束されて一日経った。姿見で痴態を観察させられて、尻や性器を叩かれて達して、ほとんど無くなっていたはずの羞恥心を思い出した。
今、雪兎は部屋に居ない。学校だ。春休みの申請書を出してくると言っていたから、俺のこの拘束や射精禁止も数日の間に解かれるだろう。
数日、か。耐えられるとは思えない。
「ふっ……ぅ……あぁっ、クソっ…………熱いっ」
雪兎は登校前、ご丁寧にクリームを塗って行った。塗られた箇所、胸周りと性器周りが熱くて仕方ない。自分で弄ろうにも手は頭の上で縛られていて、引っ張っても手首が痛むだけだった。
手や足の拘束を外そうとして、その振動が身体の奥に伝わって、もどかしさが加速する。胸を頼りなく隠す布が痛いくらいに膨らんだ乳首に擦れる。
「んんんっ……もう、嫌やぁ……これ、嫌ぁ……」
縄抜けを試みる体力も尽き、ただチリチリとした熱と痒みに耐える。乳首を思いっきり抓られたくて、陰茎を手酷く扱かれたくて、腹の奥まで乱暴に突かれたくて、それだけで思考が埋まっていく。
開いたまま縛られた足は擦り合わせる事も出来ない、これなら玩具を動かしたまま放置される方がマシだ。
「ただいまー……」
視界の端に白い影が映る。
雪兎が帰って来た。俺は今の声に元気が無いことにも気が付かず、必死に名前を叫んだ。
「……ただいま、ポチ」
「お、おかえりなさいユキ様っ! 早くっ、早く何かしてくださいっ!」
「何かって何さ……」
雪兎は制服のままベッドに腰掛け、俺の腹を撫でる。
「あっ、そう……もっと上、もっと強くぅっ……」
珍しくも俺の願いは届き、雪兎の手は布の上から俺の胸を撫でた。
「ひぅぅっ! ぁ、あぁあっ! もっと、もっとぉっ!」
「もっとー? こう……?」
「ぁ、ひぁあぁぁっ! イっちゃ、あぁっ!」
頭が真っ白になる、呼吸が途切れて苦しくて、上下させた胸に雪兎の手が触れる。
「…………イった? じゃあもういい? 僕ちょっと疲れててさ……」
「……え? ゃ、嫌です、嫌ですよユキ様、ユキ様があんなもん塗るから俺、こんな……」
「…………分かったよ」
雪兎はベッド脇の棚からハンディタイプの電動マッサージ器を取り出す。そういえば前に肩が凝ったとかで使っていたような……完全に大人の玩具として認識していた俺はそれに悶々としていたような……
まぁ、振動には期待出来る。あの大きさなら後ろには入れないはずだから、亀頭でも攻めてくれるのだろう。
「……これ普通に使ってるやつなんだよ」
コードを解き、プラグをコンセントに挿す。スイッチは切ったまま、俺の腹の上に置く。
「だからさ、あんまり変なとこに当てたくないんだ」
雪兎は俺の横に寝転び、股間を隠す布を下に引っ張る。微かに先端が擦れて甘い声を漏らした。
「ポチお臍好きだったよね? クリーム塗ってるし十分気持ちいいと思うから、今日はこれで我慢してね」
臍の下あたりに当て、ぐりぐりと何かを探すように押していく。片手だからかその角度は雑だ。
それでもバイブの先端は腹の外から俺の恥骨を押し、俺の身体を跳ねさせた。
今、雪兎は部屋に居ない。学校だ。春休みの申請書を出してくると言っていたから、俺のこの拘束や射精禁止も数日の間に解かれるだろう。
数日、か。耐えられるとは思えない。
「ふっ……ぅ……あぁっ、クソっ…………熱いっ」
雪兎は登校前、ご丁寧にクリームを塗って行った。塗られた箇所、胸周りと性器周りが熱くて仕方ない。自分で弄ろうにも手は頭の上で縛られていて、引っ張っても手首が痛むだけだった。
手や足の拘束を外そうとして、その振動が身体の奥に伝わって、もどかしさが加速する。胸を頼りなく隠す布が痛いくらいに膨らんだ乳首に擦れる。
「んんんっ……もう、嫌やぁ……これ、嫌ぁ……」
縄抜けを試みる体力も尽き、ただチリチリとした熱と痒みに耐える。乳首を思いっきり抓られたくて、陰茎を手酷く扱かれたくて、腹の奥まで乱暴に突かれたくて、それだけで思考が埋まっていく。
開いたまま縛られた足は擦り合わせる事も出来ない、これなら玩具を動かしたまま放置される方がマシだ。
「ただいまー……」
視界の端に白い影が映る。
雪兎が帰って来た。俺は今の声に元気が無いことにも気が付かず、必死に名前を叫んだ。
「……ただいま、ポチ」
「お、おかえりなさいユキ様っ! 早くっ、早く何かしてくださいっ!」
「何かって何さ……」
雪兎は制服のままベッドに腰掛け、俺の腹を撫でる。
「あっ、そう……もっと上、もっと強くぅっ……」
珍しくも俺の願いは届き、雪兎の手は布の上から俺の胸を撫でた。
「ひぅぅっ! ぁ、あぁあっ! もっと、もっとぉっ!」
「もっとー? こう……?」
「ぁ、ひぁあぁぁっ! イっちゃ、あぁっ!」
頭が真っ白になる、呼吸が途切れて苦しくて、上下させた胸に雪兎の手が触れる。
「…………イった? じゃあもういい? 僕ちょっと疲れててさ……」
「……え? ゃ、嫌です、嫌ですよユキ様、ユキ様があんなもん塗るから俺、こんな……」
「…………分かったよ」
雪兎はベッド脇の棚からハンディタイプの電動マッサージ器を取り出す。そういえば前に肩が凝ったとかで使っていたような……完全に大人の玩具として認識していた俺はそれに悶々としていたような……
まぁ、振動には期待出来る。あの大きさなら後ろには入れないはずだから、亀頭でも攻めてくれるのだろう。
「……これ普通に使ってるやつなんだよ」
コードを解き、プラグをコンセントに挿す。スイッチは切ったまま、俺の腹の上に置く。
「だからさ、あんまり変なとこに当てたくないんだ」
雪兎は俺の横に寝転び、股間を隠す布を下に引っ張る。微かに先端が擦れて甘い声を漏らした。
「ポチお臍好きだったよね? クリーム塗ってるし十分気持ちいいと思うから、今日はこれで我慢してね」
臍の下あたりに当て、ぐりぐりと何かを探すように押していく。片手だからかその角度は雑だ。
それでもバイブの先端は腹の外から俺の恥骨を押し、俺の身体を跳ねさせた。
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