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おきがえ、に

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ふと、顔を上げ、俺の唾液でべっとりと濡れた雪兎の腹を見る。次に顔に視線を移し、紅潮した頬と挑発的な表情に昂った。

「……何?  早く続きしてよ」

「えぇ……それはもちろん」

腹を揉むように撫で、指の腹で臍の周りを優しく叩く。ぴちゃぴちゃと音が響き、雪兎は微かに顔を逸らす。

「ねぇ、ユキ様。キスしても?」

「……いちいち聞かないで」

背に回していた方の腕を雪兎の後頭部に移し、丁寧に唇を重ねる。激しいキスを求める雪兎の舌から逃げて、上顎に沿わせる。

「んー……ん!」

雪兎の足が俺の太腿を蹴る。

「…………何です?」

「……もっとちゃんとしてよ」

「やってますよ?」

「忘れたいの……分かるでしょ?  ポチいっつももっと……ほら、ね」

腹を撫でていた手で雪兎のベルトを外し、ズボンを下ろさせる。雪兎の足は大人しくなって、不満そうだった顔が元の不敵な笑みに戻る。
ズボンは膝の下辺りで止めて、濡れた手で雪兎の太腿を撫でた。口は雪兎の首筋に移して。

「んっ……そう、そうだよ。分かってるじゃん……」

下着の中に手を入れて、足の付け根をなぞり、内腿の愛撫に戻る。肌の滑らかさも、弾力も、吸い付き具合も、赤子と同じかそれ以上だ。

「……ねぇ、早く……」

優しく摘んだり、軽く揺らしてみたり、手の甲で滑らかさだけを楽しんだり。これだけで一日……いや、一週間は過ごせるだろう。

「そこ、もういいから……」

雪兎は身を捩り、足を閉じる。図らずして手を挟まれ、俺は手に至福を覚えた。

「真ん中……触って」

「真ん中ってどこです?」

挟まれた手で太腿を揉みしだくと、挟む力は強まって微かに震えも混じった。

「ねぇ、ユキ様……何して欲しいのか言ってくれないと──」

「……調子に乗らないで」

「えっ……ぁ、いや」

今までの上擦った声とは違う、低い声に一瞬硬直する。すぐに咳払いをして言葉を続けた。

「どこ触って欲しいのか、言ってください」

「…………もういいよそれ」

「もうちょっと付き合って下さいよ!」

「……床座って口開けて、それでいいよもう」

「やります!  やりますから!  しっかりガッツリやりますからぁ!」

シャツの緩い拘束から腕を抜こうとしていた雪兎はため息を吐いて、身体の力を抜く。

「……も、もうちょっとだけ、焦らしてもいいですよね?」

「…………好きにすれば」

すっかり機嫌を損ねてしまった。流石に調子に乗り過ぎたか……萎えたと言って離れてしまわなかっただけ良かったと思おう。
俺は再び雪兎の背に腕を回し、軽く胸を持ち上げ、先端を舌でつついた。もう片方の手で優しく胸を揉む──揉むものがほとんど無い、胸筋すら無い、肋。
薄いピンク色の尖ったそれを口に含み、ちゅうと音を立てて吸う。もう片方は胸全体を撫で回し、焦らす。

「……ねぇっ、そこ、あんまり好きじゃない……から、早く、下っ……」

雪兎の足の間に膝を割り入れる。きゅっと太腿で挟まれて本来の目的を忘れそうになりながら、性器の具合を確かめた。
勃ち始めた性器に膝を添え、軽く揺さぶると少しずつ大きくなっていく。

「ポチ……そんなっ、吸わないでよぉ……痛い」

すぐに口と手を離し、雪兎の頬を撫でる。

「…………ふふ、そういうとこ、好き」

大丈夫だと判断し、軽く唇を触れさせ、俺は雪兎の足を挟むように座る位置を変えた。
そっと下着に手を添えると、雪兎は軽く足を開いた。
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