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わんわん! いち
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雪兎の自室にある風呂、俺はそのタイルの上に膝立ちになっていた。
というのも後ろに入れっぱなしにされた尻尾飾りが原因だ。尻尾飾りには雪兎のものより一回り小さい程度の張形があり、普通に座ったり動き回ったりということが困難になっていた。
「着替えてきたよ、じゃあ洗おっか」
浴室の扉が開き、雪兎が入ってくる。黒をベースとしたセーラー服モチーフの水着を着て。
丈の短い上着に、下手を打てばトランクスよりも短いパンツ。斜めに頭に乗せられた水兵帽は裏に髪留めでもあるのだろう。
「……太腿撫でたり舐めたりしていいですか?」
「鞭打ち増やすけど」
「…………風呂くらい一人で入れますよ?」
「あ、無視した。まぁいいけど。変なこと言わないでよねポチ、どこに一匹でお風呂入る犬がいるのさ」
今日は疲れていて一人で入るのは危険かもしれない。こうまで犬扱いされると驚きや怒りを通り越して笑みが零れた。
「まず頭ね。ちゃんと座って、ちょっと下向いて」
雪兎は風呂場用にしては高い椅子に座り、俺に正座をさせた。
正座なんてしたら尻尾飾りがどうなるか。俺は軽く足を開き、その隙間に尻尾を落とした。開いた足に尻を乗せたことによって肉は少し引っ張られたが、飾りが抜けることはなさそうだし、穴の口が拡がる分には問題は無い。
それよりも目の前に雪兎の太腿がある方が問題だ。
「洗いにくいなぁ、もうちょっと頭下げて」
俺の頭にかけていたシャワーを止め、雪兎は俺の後頭部を押して頭を下げさせた。それによって顔が太腿に押し付けられる。
「丁度いいや。ポチは平気?」
雪兎は足を軽く開き、俺の顔を挟んでいる。
頬に太腿の感触がある、鼻先が椅子に当たっている、少し息苦しい、雪兎の匂いがする気がしないでもない。
「最高です」
「よし、じゃあ洗うねー」
シャワーで髪を一通り濡らしたら次はシャンプー。
雪兎の手に白く粘着質な液体が絡んで、両手で包んで擦り合わせたりして、その様子を考えるだけで興奮する。
「……ちょっと冷たいですね」
俺は妄想を悟られないよう、頭皮に触れたシャンプーの感想を呟く。
「カチューシャ邪魔なんだけどどうしよう」
「外せばいいじゃないですか」
「外しちゃったら犬じゃなくなっちゃう……」
軽く浮かせてその隙間に指を入れている時点で、半分くらいは外しているようなものだと思うけれど。
「あわあわー……そろそろ流そうか」
雪兎は一通り洗い終えた後も俺の髪を泡で成型して遊んでいたが、急に飽きが来たらしく頭を流し始めた。
同じ要領でリンスを終わらせる。シャンプーと違ってあまり泡立たないリンスは面白くないらしく、雪兎ははしゃぎも遊びもしなかった。
頭を洗い終えて顔を上げる。名残惜しいのは太腿の感触。
「タオル巻いておこうか」
濡れた前髪に視界を占拠された俺を見かねて、雪兎は俺の頭にタオルを巻いた。髪は全てタオルの中に収納され、少しずつ水分を吸い取られている。
「じゃあ、次は身体ね」
開けた視界で雪兎が笑顔を浮かべる。俺もそれに応えて笑顔を作る。だが、身体を洗われると聞いた俺の心中は穏やかではなかった。
というのも後ろに入れっぱなしにされた尻尾飾りが原因だ。尻尾飾りには雪兎のものより一回り小さい程度の張形があり、普通に座ったり動き回ったりということが困難になっていた。
「着替えてきたよ、じゃあ洗おっか」
浴室の扉が開き、雪兎が入ってくる。黒をベースとしたセーラー服モチーフの水着を着て。
丈の短い上着に、下手を打てばトランクスよりも短いパンツ。斜めに頭に乗せられた水兵帽は裏に髪留めでもあるのだろう。
「……太腿撫でたり舐めたりしていいですか?」
「鞭打ち増やすけど」
「…………風呂くらい一人で入れますよ?」
「あ、無視した。まぁいいけど。変なこと言わないでよねポチ、どこに一匹でお風呂入る犬がいるのさ」
今日は疲れていて一人で入るのは危険かもしれない。こうまで犬扱いされると驚きや怒りを通り越して笑みが零れた。
「まず頭ね。ちゃんと座って、ちょっと下向いて」
雪兎は風呂場用にしては高い椅子に座り、俺に正座をさせた。
正座なんてしたら尻尾飾りがどうなるか。俺は軽く足を開き、その隙間に尻尾を落とした。開いた足に尻を乗せたことによって肉は少し引っ張られたが、飾りが抜けることはなさそうだし、穴の口が拡がる分には問題は無い。
それよりも目の前に雪兎の太腿がある方が問題だ。
「洗いにくいなぁ、もうちょっと頭下げて」
俺の頭にかけていたシャワーを止め、雪兎は俺の後頭部を押して頭を下げさせた。それによって顔が太腿に押し付けられる。
「丁度いいや。ポチは平気?」
雪兎は足を軽く開き、俺の顔を挟んでいる。
頬に太腿の感触がある、鼻先が椅子に当たっている、少し息苦しい、雪兎の匂いがする気がしないでもない。
「最高です」
「よし、じゃあ洗うねー」
シャワーで髪を一通り濡らしたら次はシャンプー。
雪兎の手に白く粘着質な液体が絡んで、両手で包んで擦り合わせたりして、その様子を考えるだけで興奮する。
「……ちょっと冷たいですね」
俺は妄想を悟られないよう、頭皮に触れたシャンプーの感想を呟く。
「カチューシャ邪魔なんだけどどうしよう」
「外せばいいじゃないですか」
「外しちゃったら犬じゃなくなっちゃう……」
軽く浮かせてその隙間に指を入れている時点で、半分くらいは外しているようなものだと思うけれど。
「あわあわー……そろそろ流そうか」
雪兎は一通り洗い終えた後も俺の髪を泡で成型して遊んでいたが、急に飽きが来たらしく頭を流し始めた。
同じ要領でリンスを終わらせる。シャンプーと違ってあまり泡立たないリンスは面白くないらしく、雪兎ははしゃぎも遊びもしなかった。
頭を洗い終えて顔を上げる。名残惜しいのは太腿の感触。
「タオル巻いておこうか」
濡れた前髪に視界を占拠された俺を見かねて、雪兎は俺の頭にタオルを巻いた。髪は全てタオルの中に収納され、少しずつ水分を吸い取られている。
「じゃあ、次は身体ね」
開けた視界で雪兎が笑顔を浮かべる。俺もそれに応えて笑顔を作る。だが、身体を洗われると聞いた俺の心中は穏やかではなかった。
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