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ふで、よん

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雪兎は射精してすぐで敏感になっている俺の性器を持ち上げ、軽く揺らす。それだけで俺は甘えた声を上げた。

「……ねぇ、何か書こうか。何書かれたい?」

筆が裏筋をなぞり、その柔らかく揃った毛に精液を蓄えていく。亀頭の下で筆は離れ、また胸を撫でる。

「ポチ肌濃いからさぁ、何か書けそうなんだよね。何がいい?」

「……ゆ、き……」

「淫乱とか書く?  あははっ、犬がいいかな?」

「…………ゆき、さま」

「ポチもアイディア出して……まさか、出してるの?  ユキって、僕の名前書いて欲しいの?」

笑顔が困惑に変わり、それから恍惚とした笑顔に変わる。病的なまでに白い肌はすぐに紅潮が分かる。雪兎は熱くなった頬に手を添えて、自然と釣り上がる口を戻すためそのまま頬をむにむにと揉んだ。

「じゃ、じゃあ僕の名前にしようかな。漢字じゃ無理だろうし、ひらがなで」

筆が亀頭を撫で、焦らすようにくるくると回る。自然と手を添える必要も無くなり、雪兎は左手で俺の内腿を撫で回した。

「ゆきっ、やらぁっ!  まって、イったばっかでぇ……まだ、だめっ……」

「大きくしておいて何言ってるの」

「ぁってぇ、ゆきとがぁ……」

「ユキ様、でしょ!」

足の付け根の肉を抓られ、俺は甘い悲鳴を上げる。

「まさかこれも気持ちいいの?  きっと鞭打ちもお仕置きにならないね」

言い当てられて羞恥が増す。雪兎から顔を背けるとまた顎を掴まれる。

「ちゃんと僕を見てて」

「ごめ……なさ……ぃ」

雪兎は満足そうに笑って、筆に集中する。太腿や陰茎に付いた精液が無くなると、鈴口に先端を挿し込んだ。

「ぃやぁあっ!?  そこ、だめっ……ひぁんっ!  ぁ、まわしちゃやだぁっ!」

「ここでもしっかり感じるようになってるね。僕が教えたことちゃんと覚えてる。いつまで経っても呼び捨てしちゃう頭とは違って、物覚えのいい身体だよ」

「ぅあぁぁっ!  やらぁっ!  やぁあんっ!」

「こっちの口は素直じゃないなぁ、塞いじゃおうか」

乱暴に頭を掴まれ、無抵抗で口内を犯される。舌は全く動かず、雪兎の口が離れた後はだらんと垂れてしまった。
ぽぅっとキスの余韻に浸っていると、筆は更に奥を犯す。

「っ、ぁああっ!」

「インク壺って感じ?  そろそろ「ゆ」書けるかな」

乱暴に引き抜くと筆の先端と鈴口が精液で繋がっていた。雪兎はクルクルと筆を回してそれを巻き取ると筆を胸に押し当てた。

「ゆぅー……っと、ちょっと足りない」

ぐちゅっという音を立て、筆の先端が鈴口に沈む。すぐに出ていき、また胸に。

「一角目終わり。あとは縦線だね。結構難しいなぁ……」

そう言いながら左手で俺の陰嚢を揉む。細長い指二本ずつで挟んで、親指で裏筋を擦る。その力はいつもより強い。

「ふぁぁあっ……ぃたっ、ぁ、んぁあっ……」

「もっと出してくれなきゃ書けないよ?  ほーら、早くイって。でも、さっきみたいなのはダメだよ?  床に零しちゃわないで、中に溜めて?」

「む、ちゃぁっ!  いう、なっ……」

雪兎は不満そうに頬を膨らませ、手と筆を俺から離す。
落とすなと念を押して俺に筆を咥えさせ、立ち上がってベッドの方に歩いていく。呼び止めることも出来ず、俺はただ蕩けた目で雪兎の背を追った。
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