138 / 667
あおぞらのもと
しおりを挟む
雪兎はよく「どうして欲しい?」と聞いてくる。俺の望みに答えたいのか、俺を辱めたいのか、それとも思いつかないだけなのか──これは無いな。
「ねぇ、どうして欲しいのったら。早く答えてよ」
こんな事をしたい訳ではなかった。恋人気分に浸りたかったのに。
「…………犬に、してください」
「してるつもりだけど?」
雪兎はそう言って俺の膝から下り、首輪の紐を引いて得意気な笑みを浮かべる。
「……犬は、ベンチに座りません。立ったりもしませんし、人の言葉も喋りません」
「そうだね……?」
「分かりませんか? ユキ様」
雪兎はぽかんとした顔のまま、更に紐を引いて俺をベンチから下ろす。俺は地面に膝をつき、雪兎の下腹に頬を寄せる。
「……四つん這いにして首輪引っ張りながらめちゃくちゃに犯してください。喋れなくなるくらい喘がせてください」
言いながら頬が熱くなるのを感じる。恥ずかしくて仕方ない、けれど、これはこれでイイ。
「…………ふふふっ、可愛いなぁポチは。いいよ、ほら、四つん這いになりなよ」
ベンチに座る前と同じ体勢になる。芝生は朝露に濡れており、俺の手を冷やしていく。
ズボンがずり降ろされ、貞操帯も外される。降ろされたズボンは膝で止まっていた。
「ねぇポチ、ここ外だよ? 分かってる?」
割れ目に指を滑らせて、穴の周りを指先でなぞる。
「本当、変態なんだから……」
手が離れたかと思えば、ぴしゃりと尻を叩かれる。
「ぁんっ……」
「これも気持ちいいの? あははっ、可愛いね」
紐が引かれ、首が絞まる。後ろから引っ張られているので、俺の望み通り喉が押さえられる。あまり強くし過ぎると喉が潰れてしまうけれど、雪兎はそんな失敗はしない。
「苦しい? 気持ちいい?」
頷く。
「ふふっ……でも、こっちが大事なんだからね?」
雪兎の指が入ってくる。人差し指と中指だろう。穴の中で交互に動いて、穴を広げていく。
「準備万端って感じ? まぁずっと小さいの入れてたしね。もう入れていいのかな?」
「は……ゃ、く」
「はいはい、そんな事も言えなくしてあげるよ」
指が引き抜かれ、背後でカチャカチャとベルトを緩める音がする。振り返りたいが、首輪のせいでそうもいかない。
首輪の紐が緩み、腰を掴まれる。穴を押し広げながら指よりもバイブよりも太く熱いものが入ってくる。
「ん、ゃ……ぁ、ああっ……」
「いい声出すよね、ポチって。感想ある? あるなら話せるうちに言っておきなよ」
「こ、れ……好きっ…………ずっと、欲しかった……」
「こっちに入れるのはクリスマス以来だっけ?」
「……早くっ、突いて。めちゃくちゃにして……ユキ様、お願い……」
雪兎の堪え切れない笑いの吐息が聞こえる。腰を掴む手が一つ減り、首輪の紐がまた引かれる。
中途半端に入っていた雪兎の陰茎がゆっくりと引き抜かれ、またゆっくりと奥に進む。
「ぁ、やだ、やだぁ……もっと、激しくっ……」
「ダメだよ、久しぶりなんだから。ちゃーんと奥まで慣らさないと、ね?」
そんな理由でないことは声色で分かる。俺を焦らして楽しんでいますと裏返りかけた声が言っている。
鈍重な往復よりも遅く、少しずつ首輪が引かれていく。それによって俺はその引きに合わせて背を反らしていった。
「ねぇ、どうして欲しいのったら。早く答えてよ」
こんな事をしたい訳ではなかった。恋人気分に浸りたかったのに。
「…………犬に、してください」
「してるつもりだけど?」
雪兎はそう言って俺の膝から下り、首輪の紐を引いて得意気な笑みを浮かべる。
「……犬は、ベンチに座りません。立ったりもしませんし、人の言葉も喋りません」
「そうだね……?」
「分かりませんか? ユキ様」
雪兎はぽかんとした顔のまま、更に紐を引いて俺をベンチから下ろす。俺は地面に膝をつき、雪兎の下腹に頬を寄せる。
「……四つん這いにして首輪引っ張りながらめちゃくちゃに犯してください。喋れなくなるくらい喘がせてください」
言いながら頬が熱くなるのを感じる。恥ずかしくて仕方ない、けれど、これはこれでイイ。
「…………ふふふっ、可愛いなぁポチは。いいよ、ほら、四つん這いになりなよ」
ベンチに座る前と同じ体勢になる。芝生は朝露に濡れており、俺の手を冷やしていく。
ズボンがずり降ろされ、貞操帯も外される。降ろされたズボンは膝で止まっていた。
「ねぇポチ、ここ外だよ? 分かってる?」
割れ目に指を滑らせて、穴の周りを指先でなぞる。
「本当、変態なんだから……」
手が離れたかと思えば、ぴしゃりと尻を叩かれる。
「ぁんっ……」
「これも気持ちいいの? あははっ、可愛いね」
紐が引かれ、首が絞まる。後ろから引っ張られているので、俺の望み通り喉が押さえられる。あまり強くし過ぎると喉が潰れてしまうけれど、雪兎はそんな失敗はしない。
「苦しい? 気持ちいい?」
頷く。
「ふふっ……でも、こっちが大事なんだからね?」
雪兎の指が入ってくる。人差し指と中指だろう。穴の中で交互に動いて、穴を広げていく。
「準備万端って感じ? まぁずっと小さいの入れてたしね。もう入れていいのかな?」
「は……ゃ、く」
「はいはい、そんな事も言えなくしてあげるよ」
指が引き抜かれ、背後でカチャカチャとベルトを緩める音がする。振り返りたいが、首輪のせいでそうもいかない。
首輪の紐が緩み、腰を掴まれる。穴を押し広げながら指よりもバイブよりも太く熱いものが入ってくる。
「ん、ゃ……ぁ、ああっ……」
「いい声出すよね、ポチって。感想ある? あるなら話せるうちに言っておきなよ」
「こ、れ……好きっ…………ずっと、欲しかった……」
「こっちに入れるのはクリスマス以来だっけ?」
「……早くっ、突いて。めちゃくちゃにして……ユキ様、お願い……」
雪兎の堪え切れない笑いの吐息が聞こえる。腰を掴む手が一つ減り、首輪の紐がまた引かれる。
中途半端に入っていた雪兎の陰茎がゆっくりと引き抜かれ、またゆっくりと奥に進む。
「ぁ、やだ、やだぁ……もっと、激しくっ……」
「ダメだよ、久しぶりなんだから。ちゃーんと奥まで慣らさないと、ね?」
そんな理由でないことは声色で分かる。俺を焦らして楽しんでいますと裏返りかけた声が言っている。
鈍重な往復よりも遅く、少しずつ首輪が引かれていく。それによって俺はその引きに合わせて背を反らしていった。
0
お気に入りに追加
1,420
あなたにおすすめの小説
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
悪さしたお坊ちゃんが肉便器に更生させられる話
たみしげ
BL
BLすけべ小説です。
悪いことしてた金持ちのお坊ちゃんがチンピラたちに肉便器調教されてお尻の快感を覚えさせられる話です。
※輪姦/スカトロ(大)/無理やり表現注意
ハードめな内容の習作。殴る、蹴るの表現は無し。
公開凌辱される話まとめ
たみしげ
BL
BLすけべ小説です。
・性奴隷を飼う街
元敵兵を性奴隷として飼っている街の話です。
・玩具でアナルを焦らされる話
猫じゃらし型の玩具を開発済アナルに挿れられて啼かされる話です。
珍しい魔物に孕まされた男の子が培養槽で出産までお世話される話
楢山コウ
BL
目が覚めると、少年ダリオは培養槽の中にいた。研究者達の話によると、魔物の子を孕んだらしい。
立派なママになるまで、培養槽でお世話されることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる