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ゆうはん、ご
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通路で会った時は血が出るまで噛んできた癖に、今は優しく舌で愛撫してくる。先程の傷も舐められて、痛みが蘇ってくる。
「返事はどうした」
左耳を弄っていた手が離れる。それに安堵していると、その手は浴衣の隙間から胸元をまさぐった。抵抗する暇もなく、乳首を優しく摘まれる。
「……っ、ん……」
「それが返事か?」
乳輪を指先でなぞられて、先端を弾かれる。胸への愛撫は少しずつ激しさを増していく。
「ぅあっ、んっ、ゃ、ひぃんっ!」
「おいおいおい冗談だろ? ここでそんなに感じるのか?」
「んっ……ゃ、やめ、て、ください……」
「はぁ? よく言うな、そんな蕩けた顔で「やめてください」だって? あぁそうか、お前はガキに弄ばれて悦ぶ変態だったな。無理矢理されているようなプレイがお望みか?」
雪兎と発想が同じだ。外れてはいないからタチが悪い。流石は親子と言うべきか。いや、雪風にされたところで嬉しくなんてない、雪風の発想は的外れだ。
「ちが、うぅっ!」
「大声を出すな、この淫乱」
「ふっ、ぅう……うっ、ぅ……」
「なんだ、泣くほど嬉しいのか? 可愛い奴だな、気に入った。しっかりイかせてやるよ」
胸元を弄っていた手が下に伸びる。もう片方の手は俺の頭を抱き締めて、舌が耳の中を蹂躙した。
雪風の手が陰茎を握る。雪兎の手とは違って温かく、皮膚が硬い。
「ひっ、んんっ! ゃ……あ、やだ、やだぁ……」
「分かってる。声に気を付けてよがれ、俺は雪兎より上手いぞ」
丁寧に、それでいて力強く扱かれる。緩急を付けたその手つきは慣れを感じさせた。
「っ、あぁあっ! ぅ、やだっ、いやぁっ! イきたくない、ゆきと、ゆきとぉっ!」
「……礼儀のなっていない犬だな。他人の名を出すな…………お前は今、俺で喘いでるんだよ、俺の手で感じてるんだ。俺にイかされるんだよ」
一際大きな快楽の波が来て、俺は雪風の服にしがみついて絶頂した。ぽたぽたと精液が雪風の手から床に落ちる音が聞こえてくる。
俺は雪兎を裏切ってしまったような気分になって、罪悪感でいっぱいになって、情けなくも大粒の涙を溢れさせた。
「結構出たな。なんだかんだ言ってても、淫乱なお前は快楽に抗えやしないんだよ。所詮、犬だからな。言葉も要らねぇ、ただ腰振ってりゃいいんだよ」
「…………もういいでしょ」
「何言ってる。俺が満足するまでだと言っただろう」
「もう……嫌、嫌です。俺は……っ、雪兎が、雪兎が良い、雪兎に……」
上手く言葉が紡げない。思考も回らなければ呼吸も整わない。
泣きながら雪風にしがみついていると、耳元で舌打ちが聞こえた。
「……鬱陶しいな。まぁいい、あと二、三回やれば話せなくなるだろ」
雪風の手が再び俺の陰茎を握る。先程出した精液を塗り付けて、手つきはより激しくなった。
「返事はどうした」
左耳を弄っていた手が離れる。それに安堵していると、その手は浴衣の隙間から胸元をまさぐった。抵抗する暇もなく、乳首を優しく摘まれる。
「……っ、ん……」
「それが返事か?」
乳輪を指先でなぞられて、先端を弾かれる。胸への愛撫は少しずつ激しさを増していく。
「ぅあっ、んっ、ゃ、ひぃんっ!」
「おいおいおい冗談だろ? ここでそんなに感じるのか?」
「んっ……ゃ、やめ、て、ください……」
「はぁ? よく言うな、そんな蕩けた顔で「やめてください」だって? あぁそうか、お前はガキに弄ばれて悦ぶ変態だったな。無理矢理されているようなプレイがお望みか?」
雪兎と発想が同じだ。外れてはいないからタチが悪い。流石は親子と言うべきか。いや、雪風にされたところで嬉しくなんてない、雪風の発想は的外れだ。
「ちが、うぅっ!」
「大声を出すな、この淫乱」
「ふっ、ぅう……うっ、ぅ……」
「なんだ、泣くほど嬉しいのか? 可愛い奴だな、気に入った。しっかりイかせてやるよ」
胸元を弄っていた手が下に伸びる。もう片方の手は俺の頭を抱き締めて、舌が耳の中を蹂躙した。
雪風の手が陰茎を握る。雪兎の手とは違って温かく、皮膚が硬い。
「ひっ、んんっ! ゃ……あ、やだ、やだぁ……」
「分かってる。声に気を付けてよがれ、俺は雪兎より上手いぞ」
丁寧に、それでいて力強く扱かれる。緩急を付けたその手つきは慣れを感じさせた。
「っ、あぁあっ! ぅ、やだっ、いやぁっ! イきたくない、ゆきと、ゆきとぉっ!」
「……礼儀のなっていない犬だな。他人の名を出すな…………お前は今、俺で喘いでるんだよ、俺の手で感じてるんだ。俺にイかされるんだよ」
一際大きな快楽の波が来て、俺は雪風の服にしがみついて絶頂した。ぽたぽたと精液が雪風の手から床に落ちる音が聞こえてくる。
俺は雪兎を裏切ってしまったような気分になって、罪悪感でいっぱいになって、情けなくも大粒の涙を溢れさせた。
「結構出たな。なんだかんだ言ってても、淫乱なお前は快楽に抗えやしないんだよ。所詮、犬だからな。言葉も要らねぇ、ただ腰振ってりゃいいんだよ」
「…………もういいでしょ」
「何言ってる。俺が満足するまでだと言っただろう」
「もう……嫌、嫌です。俺は……っ、雪兎が、雪兎が良い、雪兎に……」
上手く言葉が紡げない。思考も回らなければ呼吸も整わない。
泣きながら雪風にしがみついていると、耳元で舌打ちが聞こえた。
「……鬱陶しいな。まぁいい、あと二、三回やれば話せなくなるだろ」
雪風の手が再び俺の陰茎を握る。先程出した精液を塗り付けて、手つきはより激しくなった。
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