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らすとすぱーと
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雪兎が驚いたのが身体の跳ね方で分かる。
腰に回していた腕の力を強め、逃がさないように努める。
引けてしまう腰を抱き留め、じゅるじゅるとわざとらしく音を立てながら陰茎を吸う。
「……っ、ん…………」
腰は上下に激しく揺れているのに、声は聞こえない。手で口を押さえでもしているのか、くぐもった音は少し聞こえた。
声を出せと言う為に口を離せば本末転倒。けれど俺は雪兎の声が聞きたい。
ならば、と俺は手を動かしスカートの上から雪兎の尻をまさぐった。
快感を追加して声を出させよう……という理由ではない。触りたくなったから……という理由もあるけれど違う。
雪兎は触られるのを嫌がる節がある、尻や太股はそれが顕著だ。だからこうやって触れば雪兎は自分の口を押さえるよりも、俺の手を止める方を優先する。はず。
コスプレ用の安物と違い、雪兎が着ているのは本物の制服。
だから厚みはそれなりにあって、尻を揉みしだいてもそこまでの感動はない。
そこそこの興奮で動く俺の手を止めるのは、俺よりも一回り、いや二回り小さな手。
予想通り、雪兎は俺の手を止めにきた。
計画通り、俺は口に含んだ雪兎の性器をさらに激しく攻め立てた。
全体を吸いながら先端や裏筋を舐める、唇も使ってとにかく刺激を与える。
「あっ……だ、だめ、ぽち! まって……ゃ、あっ、ぁ……んっ…………ぅ……」
身体が反り返り、足が痙攣し、抑えきれなかった可愛らしい声を漏らし、雪兎は絶頂を迎えた。
足の力が抜けていき、俺の頭は解放される。俺は雪兎の精液を口に含んだまま性器から口を離し、起き上がろうとした。けれど上から押さえられて頭が上がらない。
「…………ポチ、そのまま、そのまま、ね?」
呼吸を荒らげたまま、雪兎はその小さな手で俺の頭を押さえている。
俺は雪兎に少しも反抗せず、土下座にも似た屈辱的な体勢を受け入れた。
「僕の、まだ口の中?」
精液のことだろうかと予想し、頭を縦に振る……ように動かす。
「……なら、噛んで。出したり飲んだりせずに、噛んで」
言われた通りに咀嚼する。くちゃくちゃという音が顎の骨を通して伝わってくる。
いくら好きな人のものと言えども、愛するご主人様のものと言えども、そう良い味でもない精液を咀嚼するというのは中々の苦痛だ。
「顔上げて、噛んだまま」
俺は雪兎の命令通り、精液を咀嚼しながらゆっくりと上体を起こした。
「ちょっとそのまま待っててね」
雪兎の呼吸はすっかり落ち着いていたが、まだ足に上手く力が入らないようで、ふるふると足を震わせながらベッドの上に立った。
雪兎はふくらはぎに引っかかっていた下着を引き上げ、スカートを整え、また座る。
「飲んでいいよ」
雪兎に従って精液を飲み込んだが、まだ味が残っている。まだ口の中に残っている気がする。
だが、不味そうな顔をするのはよくないだろう。俺は必死に表情を誤魔化し、じっと雪兎を見つめた。
「……何回か言ったと思うけど。ポチ、ちゃんとお仕置きするからね?」
「お仕置き……ですか。いいですよ。覚悟してましたし」
それにお仕置きも楽しみだ。今なら気持ち良く受けられるはず。
俺は胸を弾ませながら雪兎の次の言葉を待った。
腰に回していた腕の力を強め、逃がさないように努める。
引けてしまう腰を抱き留め、じゅるじゅるとわざとらしく音を立てながら陰茎を吸う。
「……っ、ん…………」
腰は上下に激しく揺れているのに、声は聞こえない。手で口を押さえでもしているのか、くぐもった音は少し聞こえた。
声を出せと言う為に口を離せば本末転倒。けれど俺は雪兎の声が聞きたい。
ならば、と俺は手を動かしスカートの上から雪兎の尻をまさぐった。
快感を追加して声を出させよう……という理由ではない。触りたくなったから……という理由もあるけれど違う。
雪兎は触られるのを嫌がる節がある、尻や太股はそれが顕著だ。だからこうやって触れば雪兎は自分の口を押さえるよりも、俺の手を止める方を優先する。はず。
コスプレ用の安物と違い、雪兎が着ているのは本物の制服。
だから厚みはそれなりにあって、尻を揉みしだいてもそこまでの感動はない。
そこそこの興奮で動く俺の手を止めるのは、俺よりも一回り、いや二回り小さな手。
予想通り、雪兎は俺の手を止めにきた。
計画通り、俺は口に含んだ雪兎の性器をさらに激しく攻め立てた。
全体を吸いながら先端や裏筋を舐める、唇も使ってとにかく刺激を与える。
「あっ……だ、だめ、ぽち! まって……ゃ、あっ、ぁ……んっ…………ぅ……」
身体が反り返り、足が痙攣し、抑えきれなかった可愛らしい声を漏らし、雪兎は絶頂を迎えた。
足の力が抜けていき、俺の頭は解放される。俺は雪兎の精液を口に含んだまま性器から口を離し、起き上がろうとした。けれど上から押さえられて頭が上がらない。
「…………ポチ、そのまま、そのまま、ね?」
呼吸を荒らげたまま、雪兎はその小さな手で俺の頭を押さえている。
俺は雪兎に少しも反抗せず、土下座にも似た屈辱的な体勢を受け入れた。
「僕の、まだ口の中?」
精液のことだろうかと予想し、頭を縦に振る……ように動かす。
「……なら、噛んで。出したり飲んだりせずに、噛んで」
言われた通りに咀嚼する。くちゃくちゃという音が顎の骨を通して伝わってくる。
いくら好きな人のものと言えども、愛するご主人様のものと言えども、そう良い味でもない精液を咀嚼するというのは中々の苦痛だ。
「顔上げて、噛んだまま」
俺は雪兎の命令通り、精液を咀嚼しながらゆっくりと上体を起こした。
「ちょっとそのまま待っててね」
雪兎の呼吸はすっかり落ち着いていたが、まだ足に上手く力が入らないようで、ふるふると足を震わせながらベッドの上に立った。
雪兎はふくらはぎに引っかかっていた下着を引き上げ、スカートを整え、また座る。
「飲んでいいよ」
雪兎に従って精液を飲み込んだが、まだ味が残っている。まだ口の中に残っている気がする。
だが、不味そうな顔をするのはよくないだろう。俺は必死に表情を誤魔化し、じっと雪兎を見つめた。
「……何回か言ったと思うけど。ポチ、ちゃんとお仕置きするからね?」
「お仕置き……ですか。いいですよ。覚悟してましたし」
それにお仕置きも楽しみだ。今なら気持ち良く受けられるはず。
俺は胸を弾ませながら雪兎の次の言葉を待った。
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