上 下
47 / 667

かいはつ、ご

しおりを挟む
オモチャを根元まで挿し入れられ、俺は足を痙攣させながら何度も果てる。
いつの間にか俺は仰向けに体勢を変えられていて、脚をM字に開いて雪兎に全てを見せていた。

「もうそろそろ限界かな?  失神するまでって言っちゃったからねー、でも……もうちょっとやりたいなぁ。だからまだ失神とかしないでよ?」

声にならない声を漏らしながら、俺は必死に首を縦に振る。

「うん、それでいいよ。可愛い可愛い僕のポチ」

雪兎はそう言いながら俺の陰茎を握る。
先端に触れるか触れないか程度の刺激を与え、俺を焦らす。

「……こっちもやっちゃおっか」

荷物の中から新たに取り出されたのは、細長い棒。
ところどころに大小様々な突起が施されたそれは、俺の陰茎の先に添えられる。
それは何?  なんて聞ける余裕はなくて、俺はただ真剣な雪兎の顔を眺めていた。

「危ないからあんまり動いちゃダメだよ」

つぷ、と棒の先端が尿道口を押し広げ入っていく。
ゆっくりと、だが確実に、俺の陰茎の中に棒が入っていく。

「っ!?  や、ぁ……っ!  やだ、ぃやあっ!」

未知の感覚に首を横に振って、雪兎に中止を求める。

「もうちょっとで全部だよ。ほら…………入った!  どう?  痛くはないでしょ?」

「……ぁ、はっ……ん、ぅん」

「気持ちいい?」

「ぅ……んっ、きもち、ぃいっ」

「じゃあ、動かすね」

雪兎は棒の先端に付いたリングを指に通して、先程の後ろのオモチャと同じように出し入れを繰り返す。突起に内側から刺激されて、今までに想像したこともない快楽を味わった。
呼吸もままならなくなった頃、雪兎はリングに指を通したまま、その手で俺の陰茎を揉みしだいた。
外からも内からも強い快感が襲ってくる。

「おっと、こっち忘れるとこだった」

雪兎は再び後ろに入れてあるオモチャに手を伸ばす。
止める暇もなく……いや、止める気なんてなかったのかもしれない。
前と後ろの穴を犯されて、俺の言葉と思考はどこかへ飛んでいってしまった。

「……ポチ?  ポチー、ポーチー!」

雪兎は意識を失った身体を揺さぶる。だが、そう簡単に目覚めることはない。

「うそ、本当に失神しちゃったの?  どうしよ……まぁ、今日はもういいかなぁ。仕方ないか」

オモチャを片付け手錠を外し、雪兎は片付けを始める。
使用人を呼びつけて、寝かせたまま身体を清めるように言って、シーツを代えてその上に寝転がった。

「はぁー……なんか疲れたなぁ。おやすみポチ……」

雪兎は先程の行為で興奮し、僅かながらも体温を上げていた。その事に疲れが重なって、代えの毛布をベッドの横に置いたまま寝てしまった。
いつも温めてくれるペットは今いない。雪兎は眠ったあと何度かくしゃみをした。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

調教専門学校の奴隷…

ノノ
恋愛
調教師を育てるこの学校で、教材の奴隷として売られ、調教師訓練生徒に調教されていくお話

ペット彼氏のエチエチ調教劇場🖤

天災
BL
 とにかくエロいです。

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

親父は息子に犯され教師は生徒に犯される!ド淫乱達の放課後

BL
天が裂け地は割れ嵐を呼ぶ! 救いなき男と男の淫乱天国! 男は快楽を求め愛を知り自分を知る。 めくるめく肛の向こうへ。

悪さしたお坊ちゃんが肉便器に更生させられる話

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 悪いことしてた金持ちのお坊ちゃんがチンピラたちに肉便器調教されてお尻の快感を覚えさせられる話です。 ※輪姦/スカトロ(大)/無理やり表現注意 ハードめな内容の習作。殴る、蹴るの表現は無し。

公開凌辱される話まとめ

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 ・性奴隷を飼う街 元敵兵を性奴隷として飼っている街の話です。 ・玩具でアナルを焦らされる話 猫じゃらし型の玩具を開発済アナルに挿れられて啼かされる話です。

珍しい魔物に孕まされた男の子が培養槽で出産までお世話される話

楢山コウ
BL
目が覚めると、少年ダリオは培養槽の中にいた。研究者達の話によると、魔物の子を孕んだらしい。 立派なママになるまで、培養槽でお世話されることに。

鬼騎士団長のお仕置き

天災
BL
 鬼騎士団長のえっちなお仕置きの話です。

処理中です...