18 / 51
episode2☆ぬいと鍵付きアカウント
2-p06 育児マンガを読むぬい
しおりを挟む
チハル作のマンガのタイトルは「育児よんこま」。
アンソロの趣旨に従って、千景と碧生を話のメインに据えた二次創作パロディーマンガだ。
ヒデアキが想像してたキラキラしたのとは違って、頭身低めのゆるキャラっぽい佇まいの4コママンガだった。
キャラ以外の小物や背景なんかは最低限しか描いていない。
マンガの中では碧生原型と千景原型が平和に暮らしている。
そこに千景ぬいと碧生ぬいも同居しているという賑やかな舞台設定である。
「実験に失敗して、ガキんちょが召喚されちまった」と、千景と千景ぬいが何の前触れもなく告げるコマから話は始まる。
ガキんちょというのは、小学生の千景と1歳に満たないアカチャンの碧生だ。
斯くして過去の自分の世話を焼くはめになった千景と碧生の家に、レコステキャラの小さい双子が乱入してきたり、謎の富豪が来たり、謎の筋肉自慢が来たり、殺し屋が来たり、猫……じゃなかった、白虎のアカチャンのわたあめが来たり。
「レコステ」の多様なキャラを交えて、しょーもない会話がわいわい続く。
アカチャン碧生は喋れないけど、このヘンテコな状況の中で兄を「ち」と呼ぶことを覚える。
皆が入れ替わり立ち代わり「ちかげ」と呼んだせいだ。
アカチャンが「名前」という概念の使い方を取得した、感動の一瞬。
……だが小学生サイズの千景の他に、成人千景と千景ぬいも「俺も千景だが?」と主張して、呼ばれると3人揃って反応する。
アカチャンは可愛い。
みんなアカチャンが大好き。
その可愛いアカチャンを喜ばせようと「照準さえ合わせれば30メートル先まで確実に命中するふわふわボールバズーカ」とか「破裂すると権利的にはっきりとは言えない世界的人気キャラを象ったカラフルな煙が出る爆弾」とか「『はじめてのくらっきんぐ』の布絵本」とか、様子のおかしいオモチャが主に千景と千景ぬいの手によって生み出される。
しかし興味を示したのはアカチャン碧生でなく小学生千景、のちの超常武器発明家である。
碧生と碧生ぬいは比較的まともな対応で、秘伝の鶏天を揚げて小学生千景にお子様ランチを作ってあげた。
碧生ぬいはアカチャンにミルクを飲ませようとして、哺乳瓶でなく自分の方を体ごと掴まれていた。
最後はレコステ世界の偉いオジサンが来て、タイムマシン的なシステムを使って子供たちを元の時間に安全に送り届ける。
アカチャン碧生は元の時間軸に帰ると、成人千景によく似たパパを「ち」と呼んだ。
「父って呼んだぞ!」と拳を振り上げて歓喜するパパ(千景似)に向かって「アカチャンは父とは呼ばないでしょ」「舌打ちされただけじゃないの」と無情な母子のリアクションがオチなのかなんなのかよくわからないけど、子どもは可愛いからヨシ!
……みたいな内容だった。
ヒデアキがそれを読んでいると千景が入ってきた。
「まだ起きてたの」
てっきり、母の部屋で眠っているものだと思っていた。
千景もスマホを持っていた。
「それはこっちのセリフだ」
「DMが気になって、目が覚めた」
「ナツミのマンガが届いてたな」
「僕も今、ちょうど見てた」
ヒデアキは再びスマホに目線を落した。千景が腕に乗って覗き込んでくる。
マンガの後には短い「あとがき」とぬい兄弟のイラストがあって、色んなアプリやWEBサービスの名前と、「画力はアカチャンですが科学の力を借りてOKとのことだったので勇気を出して参加しました。下書き以降ほぼ全部AI製です」という文言が添えてあった。
「科学の力、だって。AIこんなに長いの描いてくれるんだ?」
「いや、話作るのは自力だろ。所々AIからネタ貰ったかもしれないけどな。それにこれ、かなり複雑に組み合わせて調整しないと、こういう風には仕上がらねえぞ。結果的にほぼ自力の根性でやってる」
「ふーん。じゃあ結局は結構人力ってことか。DMの人、かなり褒めてたねえ」
「仲間内の評価は、複合的に色んな要素があるからな」
ちょっとシビアなことを言ったあと千景は、
「わたあめパン、案外伸びてたぞ」
と1つ前のツイートの話をした。
「そうそう、それも見た。4枚撮って4コママンガみたいにするのが良いみたいだ」
今まで1枚ずつしかツイートしなかったが、色々研究してストーリーを持たせる工夫をしてみたのだった。母のマンガが4コマの手法だったのは偶然の一致だ。
ヒデアキ自身がレコステのゲームに触れるようになってわかってきたのは、母の写真は時おり1枚でも細部まで相当に見どころがあった。ゲームの新情報に合わせたアイテムとか状況設定が、ミニチュアを用いて画面の隅っこまで丁寧に演出されていた。だから「ファン」が多かった。
今からすぐそれと同じことをしようとするのは、道具は揃っていてもハードルが高い。
あれは長年かけて磨き上げられたオタクセンスの賜物なのだ。
「今日は……いや、もう昨日か。何も撮らなかったんだな」
と千景。
「碧生君寝ちゃったから、明日……っていうか今日の夜にする」
夜中のこの時間は日付の意識が曖昧だ。
千景もヒデアキもなんとなく、「昨日」「今日」「明日」の間で浮遊しているような気分だ。
***
千景を肩に乗せてベランダに出た。
空気の中にはほんのりと、人や車や電車の動きが漂っていた。この時間帯だから多分今のが終電だろう。
しばらくするとひととき静かになる。
鈴が風に吹かれ続けるような虫たちの鳴き声だけがしんみりと残っていた。小さな生き物の声なのに、マンションの上の方でもよく聞こえる。
「鈴」は神様に呼びかけるための道具だと聞いたことがある。宇宙まで聞こえているのかもしれない、なんて想像する。
家の中から微かにシンタローのギターの気配がしていた。隣の部屋では父がまだキーボードを叩いているだろう。別の部屋では布団の中にいる碧生の音のない眠り。
たくさんの家が連なる。その鍵の内側は見えないけど、強いような儚いような無数の命がさざめいている。
ツイッターを開いた。
「佐藤かすてら」さんは自分が描いたイラストやマンガを時々ツイートしていた。ヒデアキの想像通りのキラキライケメンの絵柄で、言葉選びが楽しくてちょっとヒリッとするような綺麗なストーリーがあった。きっと感情の細やかな人なんだろう。
プロフィールには鍵マークとツイッターIDの記載がある。そこがかすてらさんの鍵付きアカウント。チハルとは相互フォローだから鍵は開いた状態。
DMに文字を入力する。
「ご連絡ありがとうございました。
チハルの息子です。
母は 」
そこまで書いて止まってしまった。
先生が言った「皆心安らかに過ごせる道」なんて、多分もう、ない。
ツイッターの中では、お母さんは生きている。
ヒデアキの見ている世界の中にはもう、お母さんは生きてない。
コチラの世界の方が本当ですよ、と伝えてしまったら、その時……
【9月8日】
「ヒデアキ! 起きろ! メシが冷めるぞ!」
聞きなれたイケボが低い所から響いてくる。
「んぇ?」
目を開けると手のりサイズの数十グラムの体がぴょんっと跳ね上がった。
ぽこぽこぽこぽこ……
「うわっ!? 待って待ってもう起きてる!」
2つのぬいぐるみに連続キックを食らわされて、ヒデアキは慌てて飛び起きた。
「朝飯、お前の好きなすきやき丼だぞ」
と碧生が澄ました顔で促して、
「ん? なんかダジャレみたいになった」
と不本意そうに顔を顰め口元に手をあてた。
アンソロの趣旨に従って、千景と碧生を話のメインに据えた二次創作パロディーマンガだ。
ヒデアキが想像してたキラキラしたのとは違って、頭身低めのゆるキャラっぽい佇まいの4コママンガだった。
キャラ以外の小物や背景なんかは最低限しか描いていない。
マンガの中では碧生原型と千景原型が平和に暮らしている。
そこに千景ぬいと碧生ぬいも同居しているという賑やかな舞台設定である。
「実験に失敗して、ガキんちょが召喚されちまった」と、千景と千景ぬいが何の前触れもなく告げるコマから話は始まる。
ガキんちょというのは、小学生の千景と1歳に満たないアカチャンの碧生だ。
斯くして過去の自分の世話を焼くはめになった千景と碧生の家に、レコステキャラの小さい双子が乱入してきたり、謎の富豪が来たり、謎の筋肉自慢が来たり、殺し屋が来たり、猫……じゃなかった、白虎のアカチャンのわたあめが来たり。
「レコステ」の多様なキャラを交えて、しょーもない会話がわいわい続く。
アカチャン碧生は喋れないけど、このヘンテコな状況の中で兄を「ち」と呼ぶことを覚える。
皆が入れ替わり立ち代わり「ちかげ」と呼んだせいだ。
アカチャンが「名前」という概念の使い方を取得した、感動の一瞬。
……だが小学生サイズの千景の他に、成人千景と千景ぬいも「俺も千景だが?」と主張して、呼ばれると3人揃って反応する。
アカチャンは可愛い。
みんなアカチャンが大好き。
その可愛いアカチャンを喜ばせようと「照準さえ合わせれば30メートル先まで確実に命中するふわふわボールバズーカ」とか「破裂すると権利的にはっきりとは言えない世界的人気キャラを象ったカラフルな煙が出る爆弾」とか「『はじめてのくらっきんぐ』の布絵本」とか、様子のおかしいオモチャが主に千景と千景ぬいの手によって生み出される。
しかし興味を示したのはアカチャン碧生でなく小学生千景、のちの超常武器発明家である。
碧生と碧生ぬいは比較的まともな対応で、秘伝の鶏天を揚げて小学生千景にお子様ランチを作ってあげた。
碧生ぬいはアカチャンにミルクを飲ませようとして、哺乳瓶でなく自分の方を体ごと掴まれていた。
最後はレコステ世界の偉いオジサンが来て、タイムマシン的なシステムを使って子供たちを元の時間に安全に送り届ける。
アカチャン碧生は元の時間軸に帰ると、成人千景によく似たパパを「ち」と呼んだ。
「父って呼んだぞ!」と拳を振り上げて歓喜するパパ(千景似)に向かって「アカチャンは父とは呼ばないでしょ」「舌打ちされただけじゃないの」と無情な母子のリアクションがオチなのかなんなのかよくわからないけど、子どもは可愛いからヨシ!
……みたいな内容だった。
ヒデアキがそれを読んでいると千景が入ってきた。
「まだ起きてたの」
てっきり、母の部屋で眠っているものだと思っていた。
千景もスマホを持っていた。
「それはこっちのセリフだ」
「DMが気になって、目が覚めた」
「ナツミのマンガが届いてたな」
「僕も今、ちょうど見てた」
ヒデアキは再びスマホに目線を落した。千景が腕に乗って覗き込んでくる。
マンガの後には短い「あとがき」とぬい兄弟のイラストがあって、色んなアプリやWEBサービスの名前と、「画力はアカチャンですが科学の力を借りてOKとのことだったので勇気を出して参加しました。下書き以降ほぼ全部AI製です」という文言が添えてあった。
「科学の力、だって。AIこんなに長いの描いてくれるんだ?」
「いや、話作るのは自力だろ。所々AIからネタ貰ったかもしれないけどな。それにこれ、かなり複雑に組み合わせて調整しないと、こういう風には仕上がらねえぞ。結果的にほぼ自力の根性でやってる」
「ふーん。じゃあ結局は結構人力ってことか。DMの人、かなり褒めてたねえ」
「仲間内の評価は、複合的に色んな要素があるからな」
ちょっとシビアなことを言ったあと千景は、
「わたあめパン、案外伸びてたぞ」
と1つ前のツイートの話をした。
「そうそう、それも見た。4枚撮って4コママンガみたいにするのが良いみたいだ」
今まで1枚ずつしかツイートしなかったが、色々研究してストーリーを持たせる工夫をしてみたのだった。母のマンガが4コマの手法だったのは偶然の一致だ。
ヒデアキ自身がレコステのゲームに触れるようになってわかってきたのは、母の写真は時おり1枚でも細部まで相当に見どころがあった。ゲームの新情報に合わせたアイテムとか状況設定が、ミニチュアを用いて画面の隅っこまで丁寧に演出されていた。だから「ファン」が多かった。
今からすぐそれと同じことをしようとするのは、道具は揃っていてもハードルが高い。
あれは長年かけて磨き上げられたオタクセンスの賜物なのだ。
「今日は……いや、もう昨日か。何も撮らなかったんだな」
と千景。
「碧生君寝ちゃったから、明日……っていうか今日の夜にする」
夜中のこの時間は日付の意識が曖昧だ。
千景もヒデアキもなんとなく、「昨日」「今日」「明日」の間で浮遊しているような気分だ。
***
千景を肩に乗せてベランダに出た。
空気の中にはほんのりと、人や車や電車の動きが漂っていた。この時間帯だから多分今のが終電だろう。
しばらくするとひととき静かになる。
鈴が風に吹かれ続けるような虫たちの鳴き声だけがしんみりと残っていた。小さな生き物の声なのに、マンションの上の方でもよく聞こえる。
「鈴」は神様に呼びかけるための道具だと聞いたことがある。宇宙まで聞こえているのかもしれない、なんて想像する。
家の中から微かにシンタローのギターの気配がしていた。隣の部屋では父がまだキーボードを叩いているだろう。別の部屋では布団の中にいる碧生の音のない眠り。
たくさんの家が連なる。その鍵の内側は見えないけど、強いような儚いような無数の命がさざめいている。
ツイッターを開いた。
「佐藤かすてら」さんは自分が描いたイラストやマンガを時々ツイートしていた。ヒデアキの想像通りのキラキライケメンの絵柄で、言葉選びが楽しくてちょっとヒリッとするような綺麗なストーリーがあった。きっと感情の細やかな人なんだろう。
プロフィールには鍵マークとツイッターIDの記載がある。そこがかすてらさんの鍵付きアカウント。チハルとは相互フォローだから鍵は開いた状態。
DMに文字を入力する。
「ご連絡ありがとうございました。
チハルの息子です。
母は 」
そこまで書いて止まってしまった。
先生が言った「皆心安らかに過ごせる道」なんて、多分もう、ない。
ツイッターの中では、お母さんは生きている。
ヒデアキの見ている世界の中にはもう、お母さんは生きてない。
コチラの世界の方が本当ですよ、と伝えてしまったら、その時……
【9月8日】
「ヒデアキ! 起きろ! メシが冷めるぞ!」
聞きなれたイケボが低い所から響いてくる。
「んぇ?」
目を開けると手のりサイズの数十グラムの体がぴょんっと跳ね上がった。
ぽこぽこぽこぽこ……
「うわっ!? 待って待ってもう起きてる!」
2つのぬいぐるみに連続キックを食らわされて、ヒデアキは慌てて飛び起きた。
「朝飯、お前の好きなすきやき丼だぞ」
と碧生が澄ました顔で促して、
「ん? なんかダジャレみたいになった」
と不本意そうに顔を顰め口元に手をあてた。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
アーコレードへようこそ
松穂
ライト文芸
洋食レストラン『アーコレード(Accolade)』慧徳学園前店のひよっこ店長、水奈瀬葵。
楽しいスタッフや温かいお客様に囲まれて毎日大忙し。
やっと軌道に乗り始めたこの時期、突然のマネージャー交代?
異名サイボーグの新任上司とは?
葵の抱える過去の傷とは?
変化する日常と動き出す人間模様。
二人の間にめでたく恋情は芽生えるのか?
どこか懐かしくて最高に美味しい洋食料理とご一緒に、一読いかがですか。
※ 完結いたしました。ありがとうございました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
40歳を過ぎても女性の手を繋いだことのない男性を私が守るのですか!?
鈴木トモヒロ
ライト文芸
実際にTVに出た人を見て、小説を書こうと思いました。
60代の男性。
愛した人は、若く病で亡くなったそうだ。
それ以降、その1人の女性だけを愛して時を過ごす。
その姿に少し感動し、光を当てたかった。
純粋に1人の女性を愛し続ける男性を少なからず私は知っています。
また、結婚したくても出来なかった男性の話も聞いたことがあります。
フィクションとして
「40歳を過ぎても女性の手を繋いだことのない男性を私が守るのですか!?」を書いてみたいと思いました。
若い女性を主人公に、男性とは違う視点を想像しながら文章を書いてみたいと思います。
どんなストーリーになるかは...
わたしも楽しみなところです。
泣いてもω(オメガ) 笑ってもΣ(シグマ)
武者走走九郎or大橋むつお
ライト文芸
神楽坂高校の俺は、ある日学食に飯を食いに行こうとしたら、数学の堂本が一年の女子をいたぶっているところに出くわしてしまう。数学の堂本は俺にω(オメガ)ってあだ名を付けた意地悪教師だ。
ωってのは、俺の口が、いつもωみたいに口元が笑っているように見えるから付けたんだってさ。
いたぶられてる女子はΣ(シグマ)って堂本に呼ばれてる。顔つきっていうか、口元がΣみたいに不足そうに尖がってるかららしいが、ω同様、ひどい呼び方だ。
俺は、思わず堂本とΣの間に飛び込んでしまった。
古屋さんバイト辞めるって
四宮 あか
ライト文芸
ライト文芸大賞で奨励賞いただきました~。
読んでくださりありがとうございました。
「古屋さんバイト辞めるって」
おしゃれで、明るくて、話しも面白くて、仕事もすぐに覚えた。これからバイトの中心人物にだんだんなっていくのかな? と思った古屋さんはバイトをやめるらしい。
学部は違うけれど同じ大学に通っているからって理由で、石井ミクは古屋さんにバイトを辞めないように説得してと店長に頼まれてしまった。
バイト先でちょろっとしか話したことがないのに、辞めないように説得を頼まれたことで困ってしまった私は……
こういう嫌なタイプが貴方の職場にもいることがあるのではないでしょうか?
表紙の画像はフリー素材サイトの
https://activephotostyle.biz/さまからお借りしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる