鮮明な月

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間章 ソノサキの合間の話

間話90.悲しい恋の行方14

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まさかと思いはしたけれど、邑上誠は義理の父親である市玄とも義理の兄である祐市とも肉体関係があるのだと邑上悠生の前で告げたのだ。元々性的な奴隷として扱われていたから、当然だが女性だけでなく男性に抱かれることを目的に躾られていたのだと。後年では後者の方が多く女性を抱くことは殆ど無くなったらしい誠は、悠生が成長してからは目の前で性行為を見せたことはないが殆ど抱かれる方が主体だったと言う。それがどういう意味なのか頭では理解していたけれど、自慰として怒張から射精したら性欲としては落ち着くのだと思っていた。

「お、ねが、も……くる、しぃ……ゆ、ぅ…………。」

辿々しく懇願する誠がソロソロとぎこちなく撫で回す感触と、目に見える光景に悠生の怒張に熱が集まる。何しろ欲情して服を乱した誠が悠生の手で怒張から白濁の蜜を吹き出して、更に快感に蕩けた瞳で悠生のモノを欲しがっているのだ。何度も好きと告げてキスをして、まことが快感に追い詰められてしまえばいいと思っていた。

そうしたら、こんな風に自分を欲しがって…………

例えそれが自分ではない『祐市』だとしても、今誠にそれを存分に与えられるのは悠生だけなのだ。腰の辺りをさ迷う誠の腕をとり軽いその身体を転がして、華奢な脚の合間に身体を割り入れ覆い被さる。

「…………いいの?誠…………。」

囁くように低く問いかける悠生の声に、泣いているみたいに潤んだ瞳をした誠は既に悠生の股間から視線を外せないでいる。その欲情しきった姿に思わず悠生は、誠が外せずに残していたパジャマを引き裂くように引き剥がす。ビクリッと誠は大きく震えはしたけれど、抵抗する様子でもなく素直に月明かりの下に全裸を晒していた。

綺麗…………

ホンノリと紅をひいたように陶器みたいな真っ白な肌に色がさして、男の身体と目で見ていても色気がある。流石に男の股間なんて見てもと一応は考えようとしても、既に本能で誠の身体に欲情して悠生自身の陰茎も服の下で固く張り詰めていた。

「ゆ、ぅ…………ち、おねが、ぃ……し、て。」

辿々しくしか話せない言葉が名前を告げ懇願を繰り返しながら、脚を大きく開いて見せるのに喉が鳴る。そこには勿論男同士なのだから自分にもついている筈の陰茎と、その下には排泄口であるだけの肛門があるだけ。でも、そこに思わず目が惹き付けられてしまうのは、そこが普通の状態ではないからだ。
何度も何度も女性のように扱われ、そこに様々な男のモノを何度も受け止めた証のようにフックリと膨れ、普通と違い縦に割れているようにすら見えるそこ。

まるで……女のアソコみたい………………

ヒクヒクと欲情に蠢き淫らに誘い、欲望を煽りたててそそる。それを自ら脚を開き晒して見せて誠がそこを弄ってと懇願し続けているのに、若く盛りきった悠生に理性で引き止めるなんて無理だ。指先で擽るみたいに入り口を撫でてやると、誠は甘い声で泣き出していた。

「じら、さなぃ、で……おねがぃ、もぉ…………あぁあ!!」

膝の下を自ら抱えて腰を揺らす誠の穴に指をグイッと捩じ込むと、まるで絡み付くみたいな熱い体内に吸い込まれ指が奥へと引き込まれていく。そうされ慣れているのを身体の方が示すみたいに内側が絡みうねり、悠生の指を肉が締め付ける感触に喉が大きく鳴るのが分かる。

「も、とぉ、して、してぇ…………た、りな……おくぅ……!」

指1本でも華奢な誠の穴が裂けてしまいそうで怖いのに、足りないと切れ切れの言葉が必死に懇願して更に刺激を求める。それが酷く甘くて泣きそうな声なのに、もっと酷く苛めてしまいたい。思わず本能が誘うまま2本目の指を捩じ込み中を強く掻き回すと、指先に幾分硬い腺の感触が触れている。この世の中肛門で性行為することに関して知識がないわけではないし、自分はその類いの行為経験はなくても同性愛嗜好の経験くらいは聞く。だから、それが所謂前立腺というものなのだとは分かったし、そこを捏ねられた誠の喘ぎ声は正直堪らなかった。

「あ、ふぁあ!あぁ!あんっ!あ!」

可愛い声で悠生の指の動き通りに泣き、全身を奮わせる誠は淫らで最高に可愛い。乱暴な程に指先で挟み捏ねられる刺激に、歓喜の声と共に誠の陰茎からシュッと白濁ではない飛沫が迸る。

「あふぁ!!あぁあ!い、くっ!うっうぅ!!」

大きく戦き肌を濡らすのが、さっきとは質の違う絶頂なのは見ているだけで分かったし、その余りの淫らさに見ているだけで悠生自身も興奮して達してしまいそうだ。誠の身体が僅かに弛緩したのを見計らいズルリと指を引き抜いた悠生に、蕩けた瞳をした誠はベットに埋まるようにして悠生のことを熱っぽく見つめる。

…………でも、流石に…………

欲情して潤んで濡れた瞳が文字通り悩ましく、まだ自分を物欲しそうといえる視線で見つめている。それでも既に陰茎だけで1度、後ろの刺激で1度達しているのだから誠も満足したのだろうと一瞬考えてもいた。それなのにその思いを打ち砕き、しどけなく脚を開いたまま誠は躊躇い勝ちに悠生を見つめて口を開く。

「…………して、くれ………ないの…………?」

これまでにない色っぽい上目遣いと泣き出しそうな甘える声で誠に問いかけられて、悠生の最後のギリギリの理性が飛び散る音が聞こえた気がした。



※※※



欲望を押さえ込めない身体をもて余しているのを、祐市なら分かっている筈だ。何しろそんな風に快楽に逆らえない身体に作り替えたのは祐市で、幾ら病で窶れたとはいえ身体に刻み込まれ快感は忘れられない。でも祐市は市玄が居なくなったから、したくないことはしなくてよくなった。元々は同性愛に興味もなく市玄にもそれ程犯されてもいない祐市にしてみたら、仕事だから男を相手にするしかない程度の感覚なのかもしれない。

それはそうだ、男は男なんだし、祐市には惚れた女もいた。

幾ら今は自分を『好きだ』と言いキスをするようになったからと言って、性癖迄は変えられないのは分かっている。それでも自分の恥ずかしい痴態を見ている祐市が股間を膨らませ熱くしたのに、密かに優越感を感じてしまう自分がいた。

自分に興奮して……固くして……

それを早く捩じ込んで欲しいのに、まるで初めての男同士のセックスをするみたいに祐市は中々怒張を晒しすらしてくれない。しかも指で中を掻き回され、慣れた筈の指の動きが違う。これまでとは違う辿々しい癖に乱暴な指先の刺激が余りにも新鮮で、あっという間に達してしまった自分に驚く。

こんな簡単に…………

自分でもかなり驚いたけれども、久々の強い快感に全身がトロリと蕩けていくのが分かる。これで更に奥まで拡げられ奥を熱くて硬いもので擦られるのを思うと、ゾワゾワと背筋が快楽への期待で震える。それなのに祐市と来たらこれで満足しただろうと言いたげに、あからさまに股間を膨らませたまま指を穴から抜き取りことを終えようとしている気配を漂わせたのだ。

なんで?まだ、してない、してないのに。

これまでとは全く違う相手の行動に、誠自身が戸惑ってしまう。本当にこの男は祐市なんだろうか。こんな風に初々しい初心者みたいな行動をして、しかも焦らすみたいにして。そうか、焦らされているのは、市玄の目がないからなのかもしれない。何しろこれまでは市玄の望む順番で、望むプレイをするだけのことだったのだ。だから、祐市は何事にも誠の言葉を確認しているのかも。快楽に焦れた頭が勝手な理屈を捏ねて絞りだした初心な乙女みたいな問いかけに、何故か目の前の祐市の視線がこれ迄と色を変えたのが見えていた。

獣のような欲望の瞳

ここで2人で暮らすようになって初めて見る欲望まみれのギラギラした瞳が、獲物を見る視線で誠の身体を見下ろしながら自らの服を剥ぎ取り出していた。その姿に思わず息を飲んでしまう。何かが違う。そう心の中で呟く。目の前に露にされた見事な肉体は記憶の中の祐市の身体より、遥かに美しく均整がとれていて、そうとても若々しく瑞々しい。

…………な、んで?

何かがおかしい。噛み合わない。そう頭の中で繰り返しているけれど、目の前の見事な肉体が自分に欲情して興奮しているのにどうしようもなく飲まれてもいる。そしてブルンッと音を立ててさらけ出されたモノの余りの猛々しさに、思わす自分の息が詰まるのが分かった。
それはどう見ても、祐市のものより太く長い。
身体は鍛えることが出来るけれど、そこが大きく変容するのは余り起き得ないことだと思う。もしかしたら市玄の望むことは祐市が望むことではないから、今は本気で自分を抱きたくなった?様々に考えてみようとしたけれど、何故かそれを上手く納得できる理由には変換できないでいる。そんな誠の混乱にはまるで気がつかないで、覆い被さる祐市の顔をした男は獣の瞳で真っ直ぐに誠を見下ろす。
そして華奢で抵抗力の片鱗も感じさせない脚を抱え込まれ、差し出したままのはしたない穴に凶器じみた先端を押し当てられてしまう。

「誠…………?いいの?」

低く柔らかな声で問いかけられて、駄目だと答えようとした喉が凍る。固くて熱い先端がひくつく粘膜の入り口に触れていて、勝手に開閉を繰り返すそこが熱さを飲み込みたがっていた。深く奥までその熱いモノで貫いて、何度も奥まで擦りあげて、熱くて硬いものでグチャグチャに掻き回して。頭がそれだけで埋め尽くされていく。

祐市の顔をした…………あぁでも、もう無理だ…………頭が回らない……

どうせ自分はこれ迄だって何度も何度も犯されよがり、泣き続けてきた。ここでまた一つ犯された経験を重ねても、朝目が覚めればまた祐市との生活が戻るなら。混乱して訳が分からないけれど欲望には勝てないし、これを思い切り捩じ込んで貰えたら気持ちいいのは分かっている。

「い、ぃから、し、て。」

喘ぐように溢した瞬間、グンッと熱いもので腸を強く押し拡げられていた。先端がめり込んで一段太い部分が捩じ込まれたのに、喉が仰け反りヒュッと鋭く息が漏れる。どれ位ここを使ってなかったのか、無理矢理開かれる熱い感触が余りにも強くて頭が真っ白になっていた。

そのまま奥まで一気に突いて、

そう思うのに緩やかな腰の動きは先に進まず、未だに獣の瞳をしているのに戸惑いに満ちた顔を祐市の顔をした青年が浮かべている。それが多分弱ってしまった自分の身体を見ているからなのだと気がついて、誠は縋るように懇願してしまう。

「根本、まで、いれて、もっと、おく。」

大丈夫だから、奥まで。そう懇願したのは誠自身だったけれど、その懇願に腰を押し込み始めた瞬間一瞬後悔もしていた。祐市のものより太くて長い、そう無意識に思ったのが間違いではなくて、ドツンッと奥を突かれたのに息が詰まる。その衝撃に身悶え脚を泳がせた誠の腰を青年の両手が掴んで、更に奥に向かって勢いよくゴツゴツと腰を振り立てていた。

「ひぁ!あ!あぁ!」
「あぁ……っ、すご……っ!」

誠の体内の感触に我を忘れて腰を激しく振り立ててくる。その先端が肉を開いて結腸の先にグポッと勢いよく潜り込んだ衝撃で、誠は全身が痙攣するみたいな激しい絶頂に押し上げられていた。しかもその結腸の入り口を亀頭が引っ掻けるように擦りながら、激しく前後に注挿し始めていく。そのすさまじい快感に、誠は悲鳴混じりの喘ぎを上げるしか出来なくさせられてしまう。これまでにだって経験がない訳じゃないけれど、こんな簡単にあっという間に結腸姦で絶頂に押し上げられたことなんかない。

「ひぁ!あ!や、ひんっ!うぁ!あ!」

痛みも何も加えられずただ奥を突き上げられる固さと熱さに酩酊する。こんなに熱くて深くて、ただそれだけを与えられて。それにこんなにも快感で溺れそうになってしまうのが、誠にも何故か分からない。

「い、く、いく、ぅう!!いくぅ!ううぅ!う!」
「誠っ可愛い、スゴい、誠、好き。」

『好き』と言われた瞬間何故かギュンッと胸が変に熱をもって、しかも快感がそのせいなのか倍増した気がした。好きと繰り返されながら突き上げられると、あっという間にどんどん高みに達しておかしくなってしまう。止めなきゃと思っても青年の好きと言う言葉に身体が反応して、薬を使ったわけでもないのに絶頂に上り詰め続けてしまっている。

「や、らぁ、も、むり、やぁん!」
「あぁ、可愛い、スゴい可愛い。誠、グチョグチョにして、可愛い。」

なんで?可愛いなんて言われて喜ぶ年でもなきゃ喜ぶ必要すらない男なのに、自分を抱く青年の嬉しそうで幸せそうな声を聞くと身体が尚更潤んでしまう。いつまでも漏らしたみたいに潮を吹き出して怒張を食い締めて、ジュポジュポと淫らな音をさせて歓喜に上り詰めて。

「あぁ!いく、あぅううう!!んぁあ!」
「あはぁ、スゴい、可愛い、いきまくってて、可愛い。」

グイと脚を肩に抱えられ更に奥に怒張を捩じ込まれ、先端を結腸の奥に埋め込まれたまま腰を回されるのに蕩けた頭は火花のような快感に襲われていた。
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