鮮明な月

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第十七章 鮮明な月

239.

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直前に感じた一瞬の感情に思わず笑いだしてしまう源川仁聖を、不思議そうな顔で榊恭平は真っ直ぐに見つめ返していた。暗がりの中でも連れ合うようにして服を脱ぎあいながら、サニタリーでほぼ全裸で縺れ合う最中に笑うことって何?と言いたげな恭平の腰を抱き締めて仁聖はまたソッと彼の唇を奪う。

「俺…………2年前までは、傍にいるだけで満足って言ってたのにね…………。」

そう告げる仁聖を眺めていた目の前の柔らかな唇が、次に言葉を紡ぎだそうと動き出したのを魅入られたように見つめる。仁聖の後頭部を引き寄せたままの恭平の手。頭を撫でたり頬に触れたり、仁聖を引き寄せてくれる優しい手に心地よく項までを撫でられながら仁聖は微笑む。

「仁………せ……。」

まだ何処かを漂っているようなフワリと霞んで柔らかく溢れ落ちる声の先で、少しだけ仁聖は眼を伏せながら思わずその体を硬く抱きしめる。その途端微かに腕の中の体が身動ぎして、恭平の予想外のその動作に思わず視線を上げた。何故かパッと視線をそらした恭平が、モゾモゾと腰を抱き寄せる仁聖の手から逃げようとする。

「ちょ…仁聖……………、はな………せ……………。」
「恭平………?」

どうしてと言いたげな視線で見上げた仁聖と、かち合ったその視線の先で闇の中のその表情は一瞬戸惑うような視線を浮かべていた。しかし直ぐ様また大きくもがきながら、仁聖の腕から逃れようと身を捩っていて。その動作にさらに傷ついたような表情を浮かべた仁聖に向かって、いきなり間近に良く見れば頬を染めて焦ったような恭平の声が放たれていた。

「当たってるっ。」

それは仁聖にとっても予想外の事態で、何を今更と目を丸くしてしまう。これまで何回どころか、既に数えきれないくらい裸の身体を擦り合わせて来たのにと仁聖が指摘すると、尚更恭平は頬を染めてジタバタしているのだ。

「もぉ、何で?恭平?今更でしよ?当たるくらい何時もじゃん!」
「改めてそれ言われると、恥ずかしいっ!」

えー?!何で?!と子供のように不満顔をして見せて仁聖がわざとらしくそのままジャレついてくるのに、恭平は真っ赤な顔で逃げ出している。それでも仁聖に捕まって、自分から風呂に誘ったのも思い出していたのだった。



※※※



クッタリとしたベットの上の恭平は、仁聖との行為の疲労で意識を失って今は俯せに枕に顔を押し付けて深い眠りに落ちていた。それを眺めている寝室のドアからは、艶やかな黒髪と枕に絡む白い腕だけが今は見えている。というのもサニタリーの床に脱ぎ散らかした艶めかしく生々しい衣類を放置してきるのが少しだけ気になって、少し一心地ついた仁聖がソッと抜け出してそれを片付けて戻ってきたところだ。ふっと何度目かの幸せを感じさせる吐息を溢してから、仁聖はソッと歩み寄って熟睡している綺麗で穏やかな寝顔を覗き込む。
完全にうつ伏せではなく頬を枕に押しあてる様にした表情は、まだ少し情交の後の気ダルげな色を含んでいて綺麗で艶かしい。目の前の恭平からは何時ものあのほのかな香りが微かに漂って、透き通るような白磁の肌は青みを帯びて触れたら崩れてしまいそうなほど綺麗なのだ。仁聖はそっと手を伸ばして額にかかる黒髪を少し払いのけながら、恭平の綺麗な寝顔を眺めていた。

………大好きだよ…………恭平

そっと心の中で囁いてサラリと指に心地良い細くしなやかな黒髪をすきながら、仁聖は彼を眺めて幸せそうに眼を細めた。つぅ……と仁聖の指先が頬を撫でて、親指が恭平の柔らかな唇に触れていく。こうして手を延ばせば簡単に触れられるほど直ぐ傍にいてくれる人。なのに仁聖はもっと傍に行きたくて、もっと触れたくて、もっともっとと欲望だけが膨らんでいく。止め処なく膨れ上がる欲望で何時か全てを失う事になりそうだと自分で分かりながら、それでも彼が自分を大切にしてくれるのに満たされていくのが分かる。

本当は養子縁組に拘らなくても、いいってことくらい分かってる。

フッとそう思いながら、闇の中でもう一度その青白い仄かに香るような人の顔を見つめ指を滑らせる。もう一度頬をなぞり額の髪に触れて、名残惜しげに最後に唇に触れさせてから指を離した仁聖は溜め息をつく。そうして、溜息を零したままの唇でまるで隠すようにそっとその体に覆いかぶさるようにして、柔らかく甘い蜜を塗りつけたようなフックリとした恭平の艶やかな唇に軽く自分の唇を重ねる。

どうせ駄目なら早く駄目ってなればいいんだけど……………そうでもしないと絶対に俺は諦められないんだから。

そんな勝手な思いを抱きながら苦笑いして仁聖は唇を離し、ゆっくりと音を立てないように恭平の身体を抱き締めベットの中に滑り込む。我が儘な事を考えてるとは思うと思わずまた自嘲めいた笑みが仁聖の口元に溢れる。やがて、恭平を抱きかかえたまま仁聖もウトウトと眠りに落ちていく。



※※※



その画面から流れる音はヘッドホンの中でも最小限。

勿論音が漏れるのを心配している訳ではなく、それで十分に細部までの音が外崎宏太には聞き取れるからである。ヘッドホンの中には性的に睦あう声が響き、艶かしい喘ぎ声が聞こえているが、これ自体に宏太は何一つ興奮をもたらされている訳では全くない。淡々と冷静に性行為の映像を見ているとしたらなんだが、宏太は更に盲目なので画像も見てはいなかった。
その映像媒体は正規の販売ルートで販売されている物ではなく、パッケージもなければ本体に装飾もない、ただのディスク。アングラモノとか裏モノとか呼ばれるヤツだと言うそれを手にいれて来たのは比護耕作で、伝を辿って入手してきたという。それに耳をすましている宏太を横目に、比護は冷ややかな塩対応をかましてくる外崎了に苦笑いしている。
過去の宏太の関わってきていた行動を悪意と受け取っていた比護は、以前宏太を呼び出し宏太を脅そうとしていた。それを目の前で見ていて知っている了は、未だに比護を容認していない。誤解が解けて仕事での関わりが生じるようになっても、了の警戒心は解けていないのだ。

「それ、あんたらが前に探してたヤツじゃないか?」

そう比護が低い声で問いかけたのは、宏太が耳を傾けている画像に主役として出ている人物のこと。現実には宏太は顔を見たことはないが、了の方はその人物の顔は一応知っている。ただ大分面変わりしているように画面上では見えていて、了には確信は持てなかった。一方で最近の声を聞いた事のあった宏太が、今こうして耳を澄まして声を聞き取っているのは声で確認をしようとしているからである。
画面の中は粗い画像。
安物のソファーにベット。
画像の中には何人かの人間が入れ替わり立ち替わりしているのだが、その人物だけは変わることがない。黒い鋲付きの革の首輪をつけられただけで、他に衣類は身に付けていない裸の人間。髪は斑に茶と根本の黒が混じり、裸の身体には殴られでもしたのか幾つもの痣のようなものも見えている。そして何よりもカメラに写るその人間が既にマトモな精神状態ではないのは、だらしなく開けたままの口元と虚ろな目を見れば容易に分かってしまう。

『……る…………。』

画面の人間が何かを囁くのを耳を澄ましていた宏太が真剣な顔で聞き取っているのは、それ以外の場面では画像の人間はほぼマトモな会話なんか出来ずに喘ぐか何かを口に突っ込まれているからだった。そしてやっと聞き取った言葉は切れ切れの囁きで宏太がなんとか聞き取れる程度、機械で音声解析でもかけないと常人には言葉は聞き取れない。

『……め…………さぃ………………、…………る。』

途切れ途切れの掠れ声が何を言っているか。でもそこの声の主が想定通りなら、もしかすればこう言っているのかもしれないと宏太は思う。もしかしたらだが

ごめんなさい、はる

もしかしたらと思ってしまうのは自分の勝手な感情かもしれないが、そう言い続けているのだとしたら。その聞き覚えのある声に宏太は溜め息をついてヘッドホンを外して、了は戸惑いながら視線を向ける。画面の中は再び別な仮面をつけた人間が写り込んできて、囁いていた人物の口を塞ぐ。

白鞘千佳

それは結城晴の元友人で、4ヶ月ほど前に晴と駅前で会って話したのを最後に行方不明になってしまった青年。あの時晴と別れた後に駅の構内を通りすぎて、花街で顔の分からない金髪に近い髪色をした誰かと意気投合した様子で飲み歩き、その誰かと電車に乗って2駅移動した後にフッツリと姿を消した。そこまでは何とか足取りを追えたのだけど、そこからは要として足取りが追えなくなってしまう。そしてその最後の接触者である金髪が当時に晴とも接触があった三浦和希ではないかと危惧していたのだが、ここ数ヵ月チラホラ姿を臭わせることはあっても晴との接触は一切ない。
そして先月末に密かに出回ったこの映像媒体が、何処かから比護の耳に入り宏太達に連絡が入ってきたのだ。

「…………宏太、どう?」

画面の中の男は呆然としていたまま、まだたっぷりと熱を灯したままの肉茎を他人のに包み込まれている。そこには尿道口から捩じ込まれたプラグが光っていて、痛々しい亀頭のピアスに繋がれているのも分かってしまう。

「…………白鞘って奴の可能性が高いな…………。」

実際には宏太は白鞘とは顔見知り迄いかず、居酒屋・伊呂波とブティックホテル・キャロルで会話を数言交わしただけなのだが声には聞き覚えがあるから、宏太がそう言うならほぼ間違いないと思う。行方不明だった人間が、変わり果てた姿で販売されている映像媒体の中にいる。そんなの都市伝説かと言いたくなるが、事実販売されている物の中で白鞘がいたのだ。しかも日を追って変容していく姿を垂れ流すタイプのその画像は、前半と後半では白鞘がすることもされることも違う。
ただし前半でも後半でも白鞘がマトモに会話するシーンはない。前半にはまだマトモに会話くらい出来ていただろうが、そんなシーンはほぼカットされていて顔の見えない女相手に猿のように腰を振り立てている姿ばかりだった。陰茎を無理矢理勃起させられ続け、何時までもカクカクと腰を振り続ける。射精の量をカメラに見せる時にしか休ませて貰えない快楽責めに、最初はまだマトモな顔付きだった白鞘が次第に壊れていく。何日こうしたのか分からないが、既に頭のネジが弛み始めて行く様は表情と色が変わっていく髪の毛で見るしかない。

「酷いな…………これは…………。」

こんなことが自分達の知り合いに起こるなんて、正直信じたくはない。それでも延々と続く快楽責めに白痴同然になった白鞘は、搾り取られ限界近くまで腰を振り続けただけでは許されなかった。女の膣で擦り続けた白鞘の逸物が淫水焼けで赤黒く変わり果て海綿体の刺激で一回り肥大したようにすら見えるようになった頃、余りにも絶頂が頻回すぎて射精できなくなった白鞘は今度は扱いを雌犬に変えられていた。

「調教ものって販売されたようだ。スナッフ並みの扱いで。」

スナッフとは蝋燭を吹き消す擬音語であり、転じてイギリスで『殺す』のスラングとなっていた。スナッフフィルムという言葉が初めて使われたのは、1971年に出版された書籍であるそうだ。これをきっかけに、スナッフフィルムは『裏世界では娯楽のために人が殺され、その模様を収めたフィルムがひそかに売買されているらしい』等といった都市伝説めいた噂とともに知られるようになり、様々な作品の題材に取り上げられている。その当たりには劇中の映画撮影隊が殺人行為を撮影したり殺されたりする場面をリアルに演出し、さらに誇大宣伝をすることによって本物の殺人映像と思い込ませた例もあるのだ。ホラー映画やホラー小説などの題材としては数多く扱われており、こうした作品は観客の欲情に訴えるゆえに本質的にポルノグラフィーの一種だとする定義もある。またセックスサディストと呼ばれるような極度の加虐主義者の欲求を満たすために作られた本物の殺人さながらのフィクション・ポルノが存在しているともいう。ただしフィクション・ポルノがその性的志向をさらに強化するように働くのか、それとも欲求を満たすためのはけ口に留まるのかは分からない。
そうして後半の白鞘は肛門性交のための準備を次第に深めて行き、最終的には男根を捩じ込まれて喘ぐ姿を晒す。悲鳴めいた歓喜の声は、完全に箍が外れ朦朧とした目で何時までも男のモノを咥え込み続けていく。そしてその変わり果てていく身体の変化はハッキリと言えば、犯罪としか言いようがないのだ。何しろ使い込んだ男根の肥大だけでなく、後半は肛門の拡張と頻繁に他人の巨根やら張り型を捩じ込まれ続けてまるで女性器のような様相に変わり果てている。流石にこれをマトモな感性では見ていられないと了も比護も思うが、この商品がスナッフ扱いなのはそれでだろう。

そして、三浦はどこにも写っていない。

当然のことだが三浦はこんな映像媒体に写る筈もなければ、こんな映像を作って売る必要もない。
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