鮮明な月

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間章 ちょっと合間の話3

間話96.変わっていく4

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玄関先の床の上で絶頂に達して脱力し、クタリと崩れ落ちた榊恭平の上半身が薔薇色に染まって歓喜に微かに震えている。それを源川仁聖はまだ一つに繋がったまま膝立ちで見つめていたのだが、余りにも見下ろす恭平のその姿が艶かしくて。

「あ…………んん………………ぁう……ん……。」

ヒクヒクと仁聖の怒張を咥えたままの恭平の広げられた穴が、歓喜に蠢く様が凄まじく艶かしい。見ているだけでゴクリと喉がなる淫らな姿に注ぎ込んで1度は萎えていた筈の怒張が、ムクムクと勝手に息を吹き返し体内で膨張していく。

「ん…………ぁ……ふぁ…………っあんん……。」

虚ろに甘く震える恭平の声が、質量が増していく怒張を直に体内に感じているのを示している。既に自分の吐き出した精液と恭平の体液で心地よく滑る体内に、ミチミチと固くなるモノが再び嵌まり込んでいく。そうして怒張にキツい絡み付く肉の感触。

「や、ん…………んん…………。」

震える恭平の腰が揺れてくねり、その質量の変化に喘ぐ。一旦怒張を抜き取ろうと恭平が腰を揺らす姿が、更に卑猥に淫らに仁聖の本能に誘いかけてくる。思わずグッと細い腰を両手で掴んだ仁聖が、ガクガクとまだ震えているしなやかな恭平の身体に向かってバツンッといつになく激しく腰を打ち付けていた。

「ひゃう!!や、うぅん!」

1度達してそこから抜きかけられていた怒張を、強く最奥まで埋め込まれる。一気に再び打ち込まれた怒張の固さは、もう既に最初と何も変わらない。しかも直前までの歓喜で1度張り詰めた身体が一瞬弛緩していたから、先程より深い直腸の奥まで容易く相手の怒張を飲み込まされてしまっていた。

「ふぁ!!ひゃうう!」

その強い衝撃で寸前の絶頂に意識を飛ばしかけていた恭平が、鋭い電光のような快感に身悶え甲高い悲鳴を上げていた。快感に酩酊するような恭平こ悲鳴に気を良くしてクポンと奥から少しだけ抜き取られた怒張が、トロトロに蕩けてしまった恭平の体内で所謂結腸姦を執拗に始めていく。

「ま、……て、や、……だめ、あっ!あうっ!あぁ!!」

譫言のように繰り返す言葉を無視して、激しく腰を打ち付けるパンパンという淫らな音を廊下中に響かせるように打ち付ける。音が出るほどに激しく大きな長いストロークで逸物を奥まで一気に突き入れられ、奥を激しく執拗に掻き回されてしまう。力が抜けた腰を仁聖の手で確りと掴まれ支えられている恭平は、激しすぎる快感から逃れることも出来ずにただ喘ぎ続けていた。

「あっ!あふっ、あ!あぁ!や、あぁ!あーっ!」

注ぎ込まれた仁聖の精液を更に奥に押し込まれ怒張で丹念に塗り込まれ、しかも仁聖の怒張で掻き出されてもいるような激しい音。廊下に響くグチュグチュと音をたてているのが、なんなのか分からなくなるくらいの快感に恭平は床に伏したまま震える。

「あぁ、なか、トロトロ……きょうへ……。」
「あぁ!あっ!あぁーぁ!あぁあ!いく、や、あぁ!!」

どうしても声が止められない程の強い歓喜に押し上げられ、吹き出すように何度も恭平の鈴口から蜜がポタポタと滴り落ちていく。そうして何度目かの絶頂に恭平が悲鳴を上げたのと同時に、再び大量の精を仁聖も再び恭平の奥に注ぎ込んでいた。
これがベットででも最初からしていたなら、そのまま完全に失神して二人ともそのまま朝まで気絶したように寝たとしても問題はない。途中から切り替えて移動なんてことも可能なのかもしれなかったが、何しろ二人が致していたのは玄関先なのでそうはいかない訳で。再三の突き上げに甘い声を上げて床の上でガクガクと痙攣するほどの強い絶頂まで上り詰めた恭平が、クタリと床に崩れ落ちほぼ失神した状態になったのはもう言うまでもない。

「きょう、へ?」

ゼェハァと息が荒く跳ね続けている声で名前を呼んでも、流石にクタンと弛緩した身体はピクリともしない。音をたてて怒張を抜き取った後のしどけない姿を眺めるだけで、早速またもや勃起しそうになる自分がそこにはいる。けれど何度かそれを飲み込んで、ソッと恭平を抱き上げて腕の中に納める。失神してしまった恭平を大切に抱きかかえて1度風呂場を経由してからイソイソと寝室まで仁聖が運ぶ。当然だが風呂の中でも何から何までで甲斐甲斐しい仁聖に、恭平は湯船の中で意識は取り戻したが未だに快感にトロンとした顔で呆けて抱きついたまま。

「恭平、…………大丈夫?」
「ん…………、だいじょぶ…………だ。」

当然1度完全に失神した状態だから、恭平が自分で身体を洗ったりなんて出来るわけもなく、こうなると恭平は仁聖にされるがままだ。丁寧に身体を清めて上げても抵抗一つ出来ない。

こんなになるまで…………しなきゃいいのは分かってる…………

最初の頃は滅茶苦茶にされて体液でドロドロの身体になっても、仁聖に全てを委ねるのが恭平には無理だったのをふと思い出す。それを全部任せると言ってくれるようになったのは、随分と後になってからだ。勿論失神なんかしないように、自分がセーブすればいいだけのことではあるけれどと頬に口付けると恭平ははにかむように微笑む。ソッとベットに恭平の身体を横たえ仁聖が額にかかる髪の毛を指で掬うと、ぐったりしていた恭平がウッスラと瞳を開く。

「何か…………飲む?恭平。」

トロンと疲労で眠たげにして見上げてくる恭平が素直にコクンと頷くのに、仁聖は再び立ち上がり飲み物を運んだり枕を当てて恭平の身体を起こして上げたりと相変わらず甲斐甲斐しい。それを眺めながら飲み物を含んで幾分掠れた喉を潤した恭平が微笑み、チョイチョイと仁聖に向かって手招く。

「ん、大丈夫?なに?恭平。」

手招かれた仁聖が乗り出して顔を近づけるのに、恭平は柔らかく微笑みを敷いた唇を仁聖の唇にソッと重ねる。そして満足したようにポフと枕に身体を埋めて、恭平は仁聖の頬に触れた。

「お前、自分が思ってるより、ずっと変わってるから。な?」

何も変わらない、独りだけ自分が取り残されていると密かに思っていた。そんな仁聖の心を見透かしたように、恭平は穏やかな微笑みでそう呟くと仁聖を更に手招く。そうしてベットに横たわった恭平に抱き締められ、恭平の腕の中に今度は仁聖が引き込まれてしまう。

「きょ、うへ?あの。」
「一緒……寝て。ちょっとの間でいいから、な?」

甘えるようなお強請りの声で抱き寄せられ、このまま少し一緒に寝ようなんて誘われて仁聖に断れる筈もない。素直にポフンと枕に頭を乗せて抱き枕のように抱き締められた仁聖に、恭平がそれでいいと言いたげに頬を摺り寄せてくる。


※※※



「こぉた?」

ヘッドホンを嵌めてパソコンに向かったままの背中に声をかけるが、音を聴くのに集中しきっているのか外崎宏太は珍しく反応しない。結城晴は既に定時で帰途についたが、宏太がもう少しやっておきたいというから外崎了の方は夕食を作りにキッチンにいた。でも、出来上がったくらいには顔を出すかなと思ったのに、いつまでたっても仕事場から出てこない宏太に痺れを切らして了が声をかけに来たのだ。最近はこんな風に宏太が音に集中する仕事が少なめだったから、少し珍しくもあるけれど。

「こ、ぉた?」

もう一度了が戸口から声をかけてみるけれど、相変わらずパソコンに向かっていて背を向けたままの宏太は振り返る様子もない。いや、目が悪いのだからヘッドホンをかけてたら気かつくわけがないと思うだろうが、そこは相手が外崎宏太なのだ。あの聴力なのだから普段なら例えヘッドホンをしていても、こんな風に了が扉を開ける前の時点で気がついてもおかしくない。

「こおた?まだ仕事して…………。」

スタスタと歩み寄って横から覗き込み問いかけようとした了の眉が潜められて、宏太の顔を更にマジマジと覗き込んだかと思うと唐突にピタリとその額に手が触れる。

「こおた!!?」
「…………ん?」

了が慌ててヘッドホンを取り上げ、宏太の顔を両手で掴むとグイッと宏太の顔を引き上げる。それに普段とは違って反応の鈍い宏太が戸惑いに満ちた声を溢すのに、了はもう一度その額に触れて確かめていく。

「何やってんだよ、歩けるか?ベット行けるか?」
「ん?いや、まだ。」

駄目と了に宣言された宏太が不思議そうにするのに、了は溜め息混じりに午後から様子がおかしいなと思ったと呟く。大きな仕事の落ち着いた筈の午後に、何故か音を聴くからと黙り込んだ宏太の様子は普段とは少し違っていて珈琲も飲まないし、大体にして昼の食事も普段より喉を通っていかない様子だった。珍しく室内なのにサングラスもかけてパソコンに向かった宏太に、晴の方は『三浦関係の仕事?』と視線で了に問いかけてきたけれどここのところ三浦和希は少し活動が見えない。
そうして今了が触れた宏太の額は異様な熱を放っていて、普段なら音にだって気がつく筈なのにボンヤリとして反応も鈍かった。

「体調悪いんなら、早く言え!馬鹿。」

そう了に言われたのに宏太は何故か不思議そうに首を傾げて、何の事だと戸惑う様子すら浮かべる。それで初めて宏太自身体調不良に気がついていなくて、言われてみると一緒に暮らし始めて1年も経つが宏太が熱を出したなんてことがなかったのに了も気がついていた。これまで見てきた宏太の体調不良と言えば、大概が三浦のトラウマである貧血ばかりでこんな風に発熱なんてしたことがない。

「喉痛むか?」
「そういわれれば……少し…………。」

看護師でもなければ医者でもないから医学的な知識なんてないのだが、何となく普段から掠れ気味の宏太の声が了にも聞き取りにくい気がしてそう問いかける。時々宏太が咳き込むのは喉の傷跡のせいもあるので、余り珍しいことではないからと不調に了も気がつかないでいたのだ。そう考えれば昼の食事が喉を通らなかったのも、喉が炎症でも起こしているからかもしれない。少なくとも座って仕事の出きる体調じゃないのに、それに本人ですら気がついていないと言うのには少し呆れもする。

「こぉた、ベットまで歩けるか?」

流石に宏太の体格を抱えて、2階までは上がるのは了では無理。もし上がれないなら和室に布団を敷くかと考え込む了に、宏太が手を引いてくれたら上まで歩くと呟く。それで歩けるならと手をとると、やはり普段よりも異様に熱い掌が縋るように了の手を包み込む。こんなに熱いなんて、早く気がつけばよかったと思うけれど、午後になって集中するからとヘッドホンをかけて黙り込んでしまった宏太に、三浦関係かも?と了も晴も少し遠慮していた部分もある。

「寒気は?」
「なんとなく…………寒い気がする…………。」

了の問いかけに珍しく素直に答える宏太は、やはり普段とは違って体調が悪かったのだろう。それでも本人もなんとなく不調だな程度にしか考えていなかったようで、自分が熱を出しているなんて一つも考えていなかったようだ。

「こういう、のは…………あんまり経験が……ない。」

まぁ丈夫なことで殆んど風邪も引かない宏太には、発熱で体調が悪いと言う経験が余りないと言う。なので自分でも不調の理由が思い付かなかったと言うのだ。
素直に手を引かれて何とか階段を上がりきって、寝室で普段は着ない寝衣を着せられた宏太は大人しく了にベットに押し込まれていた。その後も熱を測られてもまるで抵抗一つしない宏太に、このまま熱が下がらなかったら明日は病院だなと了が呟く。

「………………寝りゃ……下がる…………。」
「………薬飲むにしても少し何か腹にいれて、先ずは熱下げないとな。」

何か消化の良さそうなもの作ってくるからと額にソッとふれる了に、普段なら手を伸ばしてきそうな宏太が大人しくしている。
階下了はでこういう時の頼りの綱と言わんばかりに、最近少し交流のできた看護師の宇佐川義人に電話をかけながらイソイソと粥を炊く。電話口では直に診ていないから判断は難しいけれど、食事と水分がとれるなら救急等の必要はないと思うと言う。義人に自宅にある薬品等の相談を持ちかけて、もしそれでも明日の朝まで熱か下がらないならと対処方法を聴きながら了はパタパタと忙しなく歩き回る。

子供の頃、親にこう言う時に何をされたか

そういうことが積み重なって様々な対処の方法が想定できるのだろうけれど、了にはその経験がないし宏太の方も余り手がかからない子供だったと言うからこう言う経験値は低い。宏太の弟の秀隆は身体が弱くよく入院していたと言うが、それともまた今回のことは違うのだろう。こんな時に医学的な知識のある人間がいるのは羨ましいけれど、義人に相談できたから少なくとも慌てなくても良さそうだと安堵はできた。

「ありがとな、義人。」
『いいですよ、何か心配なら診に行きますから。』

元医学部学生でもあって現在は看護師の義人に、そう長閑に告げられれば直のとこ安心でもある。


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