鮮明な月

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第六章

52.

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「……何も思いっきり叩かなくってもいいのに…。」

十一月の冷気をはらみ始めた陽射しの中。ブチブチと文句を言いつつ横に並ぶ姿に、まだ少し頬を染めながら恭平はそっぽを向いている。近郊の寺院の裏に続く墓石が両側に並ぶ整地された小道を、花桶を手にゆっくりと歩く。元々親戚もこの土地の人間だった榊の家の墓石は、ひっそりとした静けさの中で墓苑の片隅にある。時期的にも時間的にも周囲に人気のない中でその場所に向かう足が、ふと止まったのに気がついて仁聖は不思議そうにその表情を覗き込んだ。

「恭平?」

ハッとした様に仁聖の声に恭平が表情を向けて、微かに戸惑いながら微笑む。それに訝しげに眉を潜めた仁聖が、恭平の前に視線を向ける。目の前にサクリと砂利を踏む音をさせて佇む人影に、思わず小さく息を飲んだのが分かった。
何処かで見たことのある面影を浮かばせる中年と言うよりも初老といっていい年頃の和装の姿。一瞬仁聖も眉を寄せたが、その人物が誰なのか気がついて微かに目を細める。その人物は真っ直ぐに恭平を見つめて、隣にいる仁聖の姿に僅かに表情を変えながら、ゆっくりと砂利を踏みしめ歩み寄った。

「……久しぶりだな、恭平。」

墓苑に低く良く通る声が発されて、ギュと音が出そうなほどに強く花桶の持ち手を握る信弥の表情が硬く強張る。そうしながら、油断なく恭平が相手の歩みを見つめるのが分かる。張り詰めたようなその空気に蒼褪めた恭平の表情を見つめながら、ふっと仁聖の手がその花桶を握る手をそっと掴んだ。瞬間、その手の暖かさに向けられた意識に柔らかい微笑が見えて、恭平は不意に息をつくのを思い出したようなきがした。まるで笑顔は暖かい陽射しのような感覚で、仁聖の顔をやっと見つけたような気分になる。

「花桶、俺が持つよ?ね?」

小さくかけられた優しく柔らかい声に恭平は我に帰ったように、痛みすら感じていなかった真っ白く血の気が引くほどに持ち手を握りしめた指先を緩め花桶を渡す。それとほぼ同時に丁度目の前で歩みを止めた自分より十センチほど低い姿を見下ろした恭平は、まるで毒気を抜かれたような気分で陽射しの中に立ち自分を見つめる視線を見返した。

「………お元気そうですね。」

その声音に小じわの増えた目じりを初めて緩ませる。何処となく恭平に似た面差しをしたその人物宮内恭慶は、ほろ苦い笑顔を浮かべた。恭平より身長は低いとはいえ、同年代にしては背の高くピンと伸びた背筋と印象的な瞳をもつ姿。全身からは何処か只者ではない気配を匂わせている。着なれた和装姿に使い込まれた古めかしい花桶を片手にその視線は、思い出したように仁聖の顔を不思議そうな色を加えて眺めながら口を開く。

「私も大分……がたが来てるが………、君は慶太郎の友達ではなかったかな?」

ふと投げられた問いかけにはいと答えてペコンと頭を下げた仁聖に、更に不思議そうな視線を浮かべた宮内の姿に恭平は戸惑うような表情を浮かべた。
出掛けに仁聖とのことがあったせいで普段より時間が遅かったのは事実だったが、今まで一度も墓苑で誰かと鉢合わせたことがなかった。そんな現実があってまさか今日この状況になるとは全く考えてもいなかったことに気がつく。何より墓所の人間に会うことはあっても、この人だけはあり得ないと考えていた絶対に会うはずの無い人物とここで会ってしまった事に自分が動揺しているのが分かった。

「…貴方と……会うとは思ってませんでした。」
「……そうだな、私もお前に会えるとは思ってなかった。」

言葉にならない緊張感を漂わせてじっと見詰め合う姿に仁聖が、気遣うような表情を浮かべるのが分かる。それにやっと動揺した気持ちを収めるように恭平は、その場の空気を換える様に儀礼的な会釈を一つして横にいる仁聖に視線を向けた。

「行こう…。」
「恭平?」

無造作に仁聖の腕を掴み横をすり抜けようとする姿に、仁聖の方が微かに驚きを滲ませながら声を上げる。その仁聖の口調に、僅かに宮内が訝しげに眉を上げたのが見えた。音を立てて砂利を踏み歩きだす恭平の背中を見送るように暫く佇んだ幼馴染の父親でもある姿を仁聖は戸惑いながら見つめている。



※※※



仁聖は墓参りの後から帰宅までの帰途で言葉少なだった恭平の表情を、キッチンのカウンター越しに眺めた。視線に気がつく様子もなく躊躇いがちにキッチンで薬缶を火にかけた姿を見つめて、仁聖は思い切ったように歩み寄りキッチンに体を滑り込ませる。何か物思いに耽りながら薬缶に目を落としている恭平は足音に気がつく風でもなく、そっと抱きしめた動作でやっと気がついたように視線を上げた。問い掛けるでもなく抱き締めたその項に口付けた動きに恭平がほっと息をつくのが分かって、仁聖は目を細めながら気遣う視線でその横顔を見つめる。

「恭平。」

名前を呼び抱きしめながら何度も項に顔を埋め口付けを繰り返す仕草に、恭平はそっと目を伏せてされるままにその行為を受け止めた。

「……聞かないのか?」

それが何を示しているのか知りながら仁聖は、柔らかく甘いキスを音を立てて繰り返す。腕の中のその体が奥底にほんのりと熱を灯すのを感じる。大事にしているはずの血縁、しかも実の父に向ってした仕草の理由を気にしている筈なのに、仁聖はそれを問いかけようともせずにただ口付を繰り返す。すっとその体を抱きすくめる腕を伸ばして、蒸気を沸き立たせる音を立て始めた薬缶の火を止めた。

「…仁聖………。」

何度も何度も繰り返される愛撫に似たキスに、恍惚とした感覚を味わいながら恭平が甘い吐息を溢す。

「……理由があるから、…したんでしょ?」
「………それを………聞かないのか?」
「恭平が話したいなら。」

無理に聞き出そうとはしないその声に恭平は目を閉じて、するりと抱きしめる仁聖の手に指を這わせる。ふと微かに息をつめながら、その手握り持ち上げた。訝しげに恭平の動作を見つめる仁聖の指を額にかかる黒髪の下に滑らせて、右のこめかみの辺りまでなぞらせる。微かに指先に感じた肌の感触に仁聖が不思議そうにその仕草を見下ろすのを感じながら、恭平は微かに息を吐いた。

「傷痕?これ…。」

そっと撫でながら、髪を払い傷痕を視界に入れた仁聖が呟く。それに恭平は視線を落としながら、答えもせずに押し黙る。
初めて気がついたその傷痕は、こめかみから少し生え際に隠れるように存在した。知らなければ殆ど気がつくこともない小さな傷痕だ。それでも一度知ってしまえばそこに傷痕がある事は明白で仁聖は、恭平が普段から歳より幼く見られたり母親に似た顔立ちを揶揄されるのを嫌がるのに容姿を変えようとしてこなかった事に気がつく。一番安易で直ぐ変える事の出来る髪形を彼が一度も変えようとしなかった理由が、うっすらと残るその小さな傷のせいだと初めて知って仁聖はそっとその数センチの傷痕を指先でなぞる。その指の微かな動きに溜め息をついた恭平の横顔を、仁聖は無言のまま見つめた。

「……宮内の……祖母に初めて…血縁………として会った時に……。」

小さな声にビクンと仁聖の指先が震える。
幼馴染の関係でも殆ど顔を合わせたことがない宮内家の故人である老女は、仁聖の記憶の中でその家風か一際古風で厳格な表情を浮かべ厳しく幼馴染を躾ていた。厳めしい顔をして笑うこともないイメージは確かに記憶に残っていた。しかし、それ以上血縁でもない仁聖には、分かる筈もない。
忌々しい過去の思いが滲むようなその声が震えながら、隠していた過去を暴きだし始めて行く。以前話したことはそのままに、そこにかかわる部分だけをまだ自分が話していなかった事を曝け出しながら…



※※※



自分がその家の血縁だから訪れたのではなかった。
榊恭平が縁を完全に絶っていたその場所に足を向けたのは、母を荼毘に付す前にせめて顔を見せられなくとも父に逢わせたいと思ったからだ。唐突に現れた高校の制服姿の自分を、酷く訝しげに迎え見下ろした家政婦らしきの中年女性。家人を呼んでくると告げながら姿を消し通されたこじんまりとした畳の香りのする座敷で身を強張らせて恭平は息を詰めていた。

自分が息子と言う視点で宮内家を訪れたことがない。実父になんと伝えたら良いのか分からないが、自分の素性は明かさなくても母の事を伝えて一目会ってもらえるよう頼んでみよう。

それだけを考えて膝の上で握った手が、緊張に微かに震えるのを見下ろした。
暫しの緊張した空気の直後、やおら障子を開けて入ってきた老女に一瞬恭平は驚くと同時に道場に通っていたときに目にした事のあったその老女が自分の祖母に当たるのだと気がつく。隙のない堅苦しい着物姿の老女の姿を見つめる。着物になれた足捌きは古風な何かのお手前を思わせる運びで、シュと畳を一瞬擦る音をさせて彼女は上座に迷わず腰を下ろした。老齢した視線は猛々しい程に鋭く、背筋を伸ばしたまま恭平を真正面から見据えた。
何をどう口火を切ったらいいのか分からず真正面からその視線を見つめ返した恭平の顔に目を向けていた老女は不意に深々と溜め息をつく。

「…それで、御用件は?」

冷ややかなしわがれた声に一瞬胸が軋む気がした。
目の前の人物は自分を決して歓迎しない事がゆうに想像できる気がする。恭平はゆっくりと言葉を選びながら、その表情を見つめた。

「どうしても…宮内…さんに、母に一度逢って欲しいんです。」

何と説明するべきか迷いながら口にした言葉は、老女にとっては予想だにしない言葉だったのだろう。戸惑いに似た視線が恭平を見つめ、その視線が何かを思い出そうとするように揺れた。

「お母様?」
「僕の母は榊美弥子です。」

その名前を言った瞬間、老女の顔は思い出したと言うように剣呑なモノを滲ませる。そして、まるで吐き捨てるように言い捨てた。

「逢う必要はありません。宮内とは何のかかわりもない方です。」
「そう仰るのは分かります…でも、一度で良いから逢って…最後に逢わせて上げたいんです。」

必死に感情を押さえ込もうと言葉を選ぶ恭平に、一瞬冷ややかな視線が投げつけられる。

「最後?」
「母は亡くなりました…荼毘に付す前に…、宮内さんと…父と逢わせたいんです!」

思わず感情的に放ったその言葉に目の前で冷静さを保っていた老女の表情が、ピクンと引きつったかと思うとマジマジともう一度目の前の青年の顔を覗き込んだ。
まだ幼さが残る母とよく似た顔立ち。それでも何処か宮内の顔立ちと目元や微かな血縁の気配を漂わせている。その筈の青年の姿に、記憶の糸を手繰るかのように老女の表情が更に曇った。繋がった記憶の糸が、恭平の母に似たその面差しに何かをだぶらせてその表情が険しく変化する。不意に変わっていくその表情に恭平は、不安で押しつぶされそうになりながらも必死に頭を下げた。

「お願いします、父に伝えたいだけなんです!ただ逢って欲しいだけだから!!」
「汚らわしい!!」

鋭い叱責の声に一瞬自分がそう言われた事が分からず、視線を上げた恭平は呆然とその表情を見つめる。

「あのずうずうしい女そっくりの顔!!もう妻のいる恭慶の子供だなんて、お前が恭慶の子供だなんってある筈がないでしょう!」

苛立ち甲高く叱責する声に恭平は息を飲む。

「忌々しい!心臓に病があって子を成せない筈の女が、どうやって恭慶と子供を作れるっていうの!子作りだけは上手いようね!どうせ心臓病も同情をひいて、恭慶の気を引くための方便の癖に!」

余りにも古風で厳格すぎるこの老女が、自分の母が子供を宿す事が不可能に近い体だと知ってあからさまに排除しようとしたのが分かる。

「しかも婚前交渉だなんて、ふしだらにも程がある!アバスレ女め!!誰の子なんだか!」

婚姻関係でない事実に自分の出生を疑い、自分を嫌悪しているのが誰でもない目の前の老女なのだと確信した。

「お前がここに来て何をする気か分かりませんが、ずうずうしいにも程がある。」

罵声はいつまでも甲高く、恭平のことを詰り続けている。しかも恭平の心の何処かでは、彼女がいう言葉は真実なのではないかと思ってもいるのだ。母美弥子は嘘をつくような人間ではなかったが、人が良く同時に弱いところのある人だった。婚前交渉なのは事実で、その後に婚約者でありながら婚姻関係にならなかったのも事実だ。何をどうして二人が婚前交渉だけで、婚姻に至らなかったのかは恭平も知らない。

「ここにはちゃんと恭慶の息子がいます!誰がお前に顔を出していいと言ったか知らないけど、穢らわしい血筋の子供なんて家の敷居を跨ぐのだって許しませんよ!」

ヒステリックに投げつけられた言葉のやり場が、心を切り裂くような気がした。決して自分の存在が受け入れられると安易に考えていた訳ではない。それでもこれほどあからさまな敵意に晒されるとは、考えてもいなかった。それは高校生の浅はかさなのだろうか。恭平は不意に全身が氷水に晒されたかのように血が冷えていくのが分かった。

この人だけなのだろうか…それとも父も同じ思いなのだろうか…。…これだけ目の前の女性が大きな声を上げても誰も来ないのはそれを肯定しているということなのだろうか…。

呆然と心がそう思った瞬間、老女の声に余り反応を見せなかった恭平に苛立ちが募った仕草で老女は忌々しげに大きな一声を放った。

「誰もお前が家の血縁だなんて思わないし、認めませんよ!!ここからさっさと消えなさい!この…っ!!」

その先に続いた幾つもの母美弥子を侮辱する老女の言葉に愕然とする。確かに認められない子を成した女かもしれないが、それでも母は正直に真面目に生きてきて、恭平を大切に育てて来たのだ。夜の仕事で男と遊び歩いたりもしなければ、誰独りとして男性と付き合ってもいない。ただひたすらに恭平の父の事を愛していたし、授かった恭平を大事にしていた。不意に罵声を浴びせる老女に対して、恭平の瞳が強く燃え立つような怒りで染まる。
激しく今にもその言葉を放った者を射殺すかのようなその視線に、老女は一瞬怯んだ気配を見せた。しかし、直ぐ様その怯えは激しい怒りにかわって、手元にあった茶托の上の茶碗に向かっていた。
思い切り投げつけられた湯飲みが、避けもしない自分のこめかみに硬い感触で当たるのがわかった。もう冷えていた茶よりも酷く熱い飛沫が、頬を伝い落ちていくのも感じる。それでもそれ以上に冷え切った心の中にある母を侮辱する言葉を放った女性への怒り。そしてその恥辱を拭い去る方法を既に失った母、そして姿を見せない実の父である人の事を思う。
頭からの勢いのある出血に怯んだ老女が上げる悲鳴と、老女の声に驚いて駆けつけたらしい家政婦の小さな悲鳴が交錯しながら響く。
そこまでの騒ぎの中で結局姿を見せなかった父の存在に恭平は、ただ息を呑んでこれが答えなのだと理解するしかないと考えていた。

自分は必要とされて生まれたわけではなく…母の存在ごと宮内から消したいものなのだ

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