鮮明な月

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第四章

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不意に腕の中の恭平の体が少し身を離したかと思うと、ドアがまだ外気を引き入れているのにもかかわらずシュルリと音を立てて浴衣の帯を解いた。唐突なその動作に思わず息を呑んで凍りついた仁聖の目の前で、無造作に帯を落として肌を曝す。肩から浴衣を落とそうとするそのしなやかな白磁の肌に、我に返ったように仁聖が慌ててその体ごと抱き締めた。あられもなく着崩した浴衣姿の色香に眩暈を覚えながら、唐突なその行為に思わず仁聖は声を荒げた。

「ちょ!!何してんの?!恭平!!」
「……お前が言ったから。……違うか?」

確かに自分が寸前に言った言葉だ。それなのに彼がした行為という起きた事が信じられずに、仁聖が困惑しながら恭平を見上げる。その視線を真正面から見つめ返して、恭平は苦笑交じりの溜め息をついた。

「前に…お前が言ったよな?俺は…自分は心変わりしないのにお前は心変わりする…と信じてるんだって。」

フワリと抱きすくめられたままの体が、甘い香りを漂わせながら微笑みかける。その笑顔に見せられた仁聖は思わず息を呑んでいた。腕の中の視線は迷う気配もなくただジッと真っ直ぐな視線で仁聖を見つめ返しながら、ゆっくりと仁聖の頬に手を伸ばすと両手でそっと優しく包み込む。

「お前もそうなんだな?」

柔らかな仕草が仁聖の心まで包み込むように、そして優しい声で囁く。

「…俺が……何かあったら直ぐ気持ちが変わると思ってる。……だから…ずっと不安なのに…それが上手くいえないんだ…お前も。」

不意に見つめられて放たれた言葉が、ドキンと胸を軋ませて仁聖は思わず唇を噛んだ。一瞬自分が何処にいるのか分からなくなるような眩暈と激しい胸騒ぎにも似た動揺。その言葉が自分の心を言い当てているのだと気が付いて、仁聖は自分の視界が不安で揺らぐをの感じた。
自分が破れかぶれで口走った言葉が、その不安を現実にしてしまうのではないか。その笑顔を向けてくれるのが最後なのではないかという感じた事のない不安が、胸の中でさざめいて思わず抱き締めた手に力が入る。刹那的に生きたい訳ではないのに、自分こそが刹那しか信じられない。その中で必死に手の中に漂う月を離したくない。そう分かっているのに自分が何をどうしたらいいのかが分からない。思うほど動くほど、自分が間違いをおかしているのではないかと、ただ不安になっていく、今まであった筈の自分というものへの自信が、酷く稀薄で何の意味のないものだと突きつけられた気がする。
その気持ちをまるで察したかのように、強く抱きしめられた姿勢で頬を引き寄せながら酷く綺麗で穏やかな微笑が仁聖の視線を奪ったまま小さく囁きかける。

「俺に信じろというなら…お前も信じろ…。俺は……俺に出来る精一杯をお前に…やる、から。」

鮮やかな光を差しかけられたような微笑に、自分が息を呑むのが分かった。
守るはずだった。
守ると決めたはずだったのに、腕の中の月のように美しく穏やかな微笑みは仁聖よりはるかに大人だ。未熟な自分を突きつけても、こんなにも自分を引き寄せ守ろうとしてくれる。抱き締めていた手が微かに震えるのを感じながら、思わず更にその体を抱き寄せて鎖骨に唇を押し当てるようにして顔を埋める。恭平は微かに笑みを溢しながら、まるで悪戯を誘うように小さな声で囁く。

「それで?…どうする?……まだここで俺にストリップさせる気か?」
「っ………駄目。ごめん、変なこと言って…、ごめんなさい。」

答えながら擦り付ける仁聖の肌の感触を心地良さそうに微笑みながら、恭平の手がそっと仁聖の首に回される。それを直に感じ取り、仁聖は疼くような歓喜を覚えながらその鎖骨のなめらかな肌の流れにそっと唇を触れる。懇願の声を放ちその体を外気にすら曝さないようにしっかりと抱き締める。

「……お願いだから他の人に見せないで。…俺だけ……、俺だけにして…、恭平。」

視線を上げた仁聖が上目遣いに強請るような視線を向け、背中に回す抱き締めた手に力を入れた。囁くように言い、まだ開いたままだった事に気が付いて慌てたようにドアを閉める。そんな仁聖の姿に恭平が苦笑を浮かべるのを眺めながら、もう一度仁聖は熱っぽく潤んだ瞳でまるで泣き出しそうな視線を向ける。

「…誰にも見せたくない……、……ね…もっと…俺だけのものになって?いい?」

答えは返さずに暫しその視線を見つめていた恭平がクスリと微笑みを溢す。穏やかに自分を見つめている恭平の表情をまるで子供のように目を輝かせて眺めながら仁聖は、無造作に思える動作でそのしなやかで甘い香りのする体を抱き上げる。

「こ…こら、自分で歩く。どうしてそう…お前は何時も。」
「だって、一瞬でも離したくないんだ。本当はここで一つになりたいけど……。」

「やでしょ?」と悪びれずに瞳を覗き込むその瞳に、思わず恭平が口を噤む。その様子を見定め恭平を文句も言わせず抱え上げ運びながら仁聖は嬉しそうにその肌に口付ける。

「何でもしてくれるんでしょ?俺もう限界だもん、早く何とかして?恭平。」

その言葉の意味に思わず頬を染めながら小さく「ばか」とだけ呟いた恭平の潤んだ瞳をうっとりと見上げる。
扇情的で官能的にしか感じられない。無意識の媚態を漂わせたその姿は酷く綺麗で悩ましくて、ゾクゾクと肌が粟立つような感覚が身のうちを炙る。それが分かって仁聖は大切に、その体を柔らかなベットの上にそっと降ろす。自分の手で肌蹴られた浴衣のしどけない姿に仁聖は、目を奪われながら自分も肌を曝していく。曝した肌に更けていく夜の気配を直に感じ取るが、ふと恭平に覆い被さろうとして思い出したように彼の瞳を覗き込んだ。

「恭平、先に1個だけ絶対約束して。」
「ん?……何だ?」
「明日、お願いだから帰りの電車は隣に座らせてよ。俺、恭平と座りたい。」

キョトンとした表情でその言葉を見つめる恭平に、酷く不満げに仁聖は口を尖らせる。
言われてみると行きの電車の中、席は向かい合わせに移動させたものの仁聖の隣は真希。恭平の隣は確かに篠だった。そして向かい合わせに座ったのは自分の前は、真希だったなと恭平の視線が思い浮かべているのに仁聖は、子供のように不満を顕にしながら目を細めた。

「……帰りは席も向かい合わせにしなくってもいいって。俺は恭平とだけ居たいんだから。」
「………お前…。」

不意に目の前で噴きだした恭平が肩を震わせる。
そういう風に彼が屈託無く声を上げて笑う姿が実際は初めてだと気が付いて、子供のようにあどけなく可愛い、それでいて酷く綺麗なその笑顔に思わず暫し仁聖は見惚れた。しかし、ハッと仁聖が思い出したように恭平を睨みながら、その体に覆い被さるように身を寄せる。

「何で笑うの?俺・すっごい真面目に言ってんだよ?」
「…こ…子供みたいだな?お前。……そんなに独占欲が強いとは知らなかった。」

ムゥと不満げな視線で自分を見つめる仁聖にまるでその仕草が可愛くて仕方が無いとでも言いたげに恭平は、腕を伸ばして頬に触れ抱き寄せる。まるでその頭をかき抱く様に引き寄せて甘い声を落とす。

「……分かった。それだけでいいのか?」
「…我侭言いそうだからあんまり誘わないでよ。ホント恭平ってそういうトコずるいんだよ。」

スルリとその肌に唇を触れて瞳を覗き込んだ仁聖が目を細める。

「常識でガチガチのくせに、時々そうやって俺の事誘っておかしくするのは恭平の方なんだからね?」

まるで悪戯を誘われたように小さく囁いて熱を落とすその唇に身を任せて肌の熱を直に感じ取りながら、漂うような銀色の月の光が差し込む室内に密やかに甘く蕩けるような声が満ち溢れ弾けて滲んでく。
やがて熱を含んだ2つの声が切れ切れに変わり闇に解けて消えるまで、ただ静かに湖面を滑る月光だけが浮かびあがっていた。



※※※



湖面を滑る風を受けながら走る遊覧船のデッキで伸びあがる様に湖畔を眺める姿は、眩い陽光を受けて透けて金糸にすら見えるフワフワした栗色の髪を靡かせる。陽射しに似合うその均整のとれて伸びやかな四肢をした姿は湖畔の煌めく陽射しに、まるで日本人離れして見えた。更にその人好きのする人懐っこい微笑みに、他の観光客が思わず目を向けるのに気がつく。
当の本人は全くそれを気にした様子でもなく風に身を乗り出しながら、背後で目を細める恭平に心底嬉しそうな極上の笑顔を向ける。

「恭平っ!!ねぇ!!こっち来てよ!?」

呼びかけられ思わず苦笑いしながら歩み寄る。華奢でしなやかなその姿態は、相手の子供の様に活気のある弾ける動作とは対比して日本舞踊でもしている風に艶やかしっとりとした落ち着きを持った滑らかさで、大人の色香がありこちらも目を引く。
その二人が並ぶ姿はまるで月と太陽とでもいう様に対照的なのに、歩み寄る恭平の姿に手を伸ばした仁聖はまるでその姿が何よりも眩しいとでも言いたげに嬉しそうに目を細める。

「俺さぁ、あっちの船に乗りたかったかも。」

湖を並走する豪奢な客船の様な帆船の姿に思わず声を上げ、当たり前の様に腕を引き寄せられ手摺りにつかまったその姿に背後から抱きかかえるようにする。仁聖の仕草に戸惑う表情を浮かべながら、恭平が批難の視線と共に小さな声を上げた。ただでさえ見た目だけでも目立つ二人連れがどう見ても親密に仲良く寄り添う姿は、他の観光客の目を余計に引いてしまう。それでも昨夜の甘く激しい行為の気怠さが残っている恭平を労る様子を隠しもせずに仁聖は身を寄せている。

「…仁聖……、人が……見てるだろ?」
「知ってる人なんかいないし、何でもしてくれるんでしょ?」

当たり前という風に口にされた言葉に思わず言葉を失うその姿に、嬉しそうに仁聖は抱き締めた項に顔を埋める。人目を気にしようともしない行動に困惑しながらも仁聖の目に分かるあまりにも嬉しそうな様子に絆されて、恭平は気恥ずかしそうに視線を下げて黙り込む。

「俺…旅行来てよかった、すっごい嬉しい。」

もう朝から何度同じ言葉を口にしたか分からないのに、それでも初めて言うかの様に嬉しそうにその言葉を仁聖が口にする。
先に観光がてらホテルを後にした真希達との待ち合わせまでの残り僅かな時間。
二人っきりの蜜月にも似た時間を過ごしている仁聖は、子供の様に喜んでまるで仔犬みたいに擦り寄りじゃれついて来る。あまりにも嬉しそうであからさまな態度は仲がいいというだけでは説明しきれないものなので、思わず恭平は呆れ声をあげて肩越しのその顔を眺めた。

「………お前、前からこんな…なのか?」
「何が?」
「いや…だから、前から付き合ってた子と…こんな風に……するのかって?」

その言葉にはたと我に返ったように上目使いの不安そうな視線が浮かび、仁聖がその問いかけた顔を肩越しに覗きこむ。

「恭平は嫌?俺は嬉しいけど、こういうの嫌?」
「そうじゃなくって……いや…ただ…俺はあまり…、だから…その……嫌じゃないけど…な?」

慌てた様な口調に彼も本心からこの行為を嫌がっている訳ではない。ただ困惑しているのだと気がついて、微笑みながら仁聖が尚更嬉しそうに身を摺り寄せる。

「しないよ?まぁ普段も手くらいは繋ぐけど。…そういう事でしょ?聞きたいの。」

あっさりとそう口にした仁聖に、思わず目を丸くした恭平の綺麗な顔をうっとりと眺める。湖畔に作られた人工湾の中に舳先を向けた船の様子を肌に感じ取リ目を細めた。ゆっくりと視界の先にある港への接岸の態勢に入る遊覧船の振動を足元に感じ、ほぅと残り少ない時間に仁聖は溜め息をつく。

本当に今までそんな行為をしたいと思った事もなかった。

今までは相手から請われて手を繋ぐことはあっても、自分から身を傍に寄せたいと感じることもなかったのだ。

「…恭平だからしたいんだ、ずっと傍にいたいし・ずっと触れてたい。恭平だからそうしたい。」

陽射しの中で眩いほどに迷いのないその言葉に魅かれ、思わず恭平も微笑みを浮かばせる。その微笑を歓喜の想いで見つめながら、人目はあってもこんな風に寄り添っていられる夢の様な時間から、日常に溢れる現実の世界に戻る時間が直ぐ傍まで近付いていると気がつく。密やかな秘め事の向こう側に存在する現実の世界を感じながら、湖面の煌めきに思わず目を細め仁聖はしなやかでほっそりとした項に顔を埋めながら目を伏せていた。



そして、迷う事も無くほんの数時間で現実の世界が戻っていた。旅行先から次第に夕暮れを深めていく景色を見つめながらやがて見慣れた都会の景色に戻り、見慣れた駅の改札を潜る。もうそこは夢の終わった後で、何時もの現実が待っている。
一応駅で解散と言いながらも、帰途の道のりで楽しそうに手を繋ぐ真希達の姿を背後から遠巻きに見やり、仁聖が呆れた様に溜め息をつき頭の上で手を組んで横にいる恭平を眺める。

「昨日の大騒ぎなんか忘れてるみたいだよな、あいつ。」
「まぁな……、でもよかったじゃないか、仲直りしたみたいで。」

家が近付くにつれて身を寄せていた筈の肌が少し離れて、次第に二人の体に間を開けていく寂しさを感じる。あえてそれを考えないように必死に勤め、仁聖は笑顔を浮かべる。気だるさはまだありながらも横に並んで穏やかに微笑む恭平の柔らかな布地の裾を翻して歩くしなやかな動きに見惚れながら、仁聖は小さく声を潜めた。

「キスくらいしたかな?真希と篠さん。」
「どう…かな?」

「手がかかるよな」と不満そうに口にした仁聖にどっちがと言う風な視線を向けた恭平は、その表情に浮かんだ目の前の恋人の本心に気が付いてふっと小さく微笑む。自分を守るために仁聖が今まで口にした言葉。それが本当は自分が欲している言葉だったり自分が感じている言葉だと当人は気が付いているのだろうか、そう恭平は心の中で呟きながら真横で溜め息をつく仁聖を見つめる。
そこに浮かんでいるのは闇の中でも確かに分かる強い羨望。自分が仁聖に以前嫉妬したのだろうと言われた理由と同じ、普通の恋人だったら当たり前の行為が出来ない自分達の関係への思いが滲んでいて恭平は目を細める。

お前も俺も…同じ事を求めているのかもしれないな。

スイと何気ない仕草で恭平は手を伸ばすと、そっと仁聖の指先に触れ包み込むようにその手を握りしめた。唐突なその指の感触に一瞬仁聖が真横で息を呑むのを感じながら、恭平はそのまま夕闇に沈み始めた帰途を辿る。
遠慮がちにも感じる指先の優しい体温に、仁聖は無言のまま暫くその横顔をキラキラと光を含んで輝く瞳で見つめていた。やがて少し恥ずかしげに微笑みを浮かべて仁聖もその指をそっと握り返していた。
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