上 下
39 / 70
第一章ファイナルストーリー

第34話、グッド ブランド誘拐?

しおりを挟む
アジンとビルトンの話し合いにより近いうちにこの件について話す場を設けることになった、

旧魔王城
[アジン様、マスターは大丈夫でしょうか、]

ドゥヴァがアジンに心配したように聞く、ほかの幹部たち、メンバーもライトの帰りを心配していた、みんな魔力感知に集中している、

ライトの魔力が未だ感じられない、みんな心配にもなるわよね、

[みんな、私たちはダークヒーロー、ライトのために動き助けるもの、我らのできることをしましょう、ピャーチとシャスチは仕事が入っているでしょ、]

[はい、、、]

ピャーチとシャスチが少し不満げに返事をしながらも、着替えに行った、

[大変ですアジン様!]

チィトゥィリが珍しく急ぎ大きな声でアジンに報告しにいく、

[どうしたのチィトゥィリ、何があったの?]

アジンとチィトゥィリは同種と言っていいほど同じ完璧肌の人間だ、その彼女が珍しく焦ったような様子を見て何があったことは明白アジンが覚悟する、

[それが、ライト様が帰っていないので本来王宮にいるはずのグッド様がいないことがバレてしまったようです、]

[当たり前です、だってマスターは今あそこに行ってるから、帰ってきていないのは当たり前ですよ、チィトゥィリはバカですね、]

チィトゥィリがトゥリーの発言にいつものようにいらだちを覚える、

[バカはお前だよ、ライト様がいないからグッド ブランドもいないそれが他のものにバレたらライト様の正体がバレてしまうでしょ!]

そう、ライトはまだ帰ってきていないだからグッド ブランドがいるはずがないのだ、

[そうなのですか?どうしたらいいのですか?アジン様大変です、]

どうしたらいいの?彼の秘密を守るにはどうしたらいいの?

[あの、よろしいでしょうか私に提案があります、]

ドゥヴァがアジンたちに提案する、ドゥヴァには何かいいアイデアがあるようだ、

[何ドゥヴァ、あなたの提案聞かせてくれる?]

彼女は私たちと違った考えを持っている、教えてほしい

[ライト様は誘拐されたということにしたらよろしいかと、]

[!ライトが誘拐、、、なるほど確かにその発想はなかったはでも私たちがライトを誘拐したらまずいのではないかしら、]

ダークヒーローにとっての敵はあくまでオメガプラン、人間の国しかもライトの国ともめる訳にはいかない、

[なるほど、その誘拐犯をオメガプランということにして時間を稼ぐということだね、]

[その通りですチィトゥィリ、どうでしょうかアジン様?]

そう、私では思いつかなかったでしょう、そうしましょう

[近くにオメガプランの施設があるの?]

[はい先日ヴォースィミたち副幹部らが見つけたところ小規模なのでまだ残してあります、]

[わかったわ、ピャーチわーいないんだったわね、それなら任せてもいいかしらチィトゥィリ?]

[わかりました、アジン様]

[それでは行きましょう、ダークヒーロー行動開始!]


ブランド王国王城、
[グッドがいない、まさか誘拐、しまった警備のものも少なかっから]

[ビルトン様、ダークヒーローの幹部と名乗るものがグッド様の情報を提供したいと]

なんだと、早くないか、なぜグッドがいないことがわかった?まさか、いや早計な判断だな、まずは話を聞こう、

[すぐに通してくれ、]

[ビルトン、このタイミングとはいささか怪しいぞ、]

[わかっている、だが今はまだ慌てる時ではない、全く信じたくない事実の次はグッドの誘拐、くそ!何から手をつければ良いのだ!]

帝国の戦士長に向かい暴言を吐いたと、各国からの苦情、精霊王暗殺未遂関与疑惑、挙句の果てにブランド王国はダークヒーローのフロント国などと噂が流れている、

ビルトンの美しい黄金の髪が抜けていく、

覚悟をして、幹部を待たせている部屋に入る、

[お待たせしてしまい申し訳ございません、私ブランド王国第一王子ビルトン ブランドと申します、それで今回は我が弟第三王子グッド ブランドについての情報を提供してくれると、]

[はい、その通りですビルトン殿、こちらはあなたの弟様が誰に誘拐されたを知っています、]

誘拐といいきったこれが意味するのは、犯人はダークヒーローが別の組織、

[なるほど、しかしこちらとしても幾つが質問がございます、]

[なんでしょう、私で答えられることなら全て答えましょう、]

[我々はつい先ほどあなた方と別れ、我々が戻ってすぐに弟がいなくなった、そしたらタイミングが良くあなた方がきて、弟は誘拐されたという、なぜわかるのですかグッドが誘拐だとそしてなぜこんなにも早く知ったのかを、]

当然の質問、さてどうしたものかマスターならすぐに切り抜けるんだろうけど

[簡単です、誘拐犯が私たちの敵対組織、オメガプランだったからですよ、我々はあなた方とあっていた時も警戒していたから知ったのです、]

確かに、敵対組織を警戒していたというなら筋は通っている、だがそれは弟が誘拐されるのを見逃したということだ、

[ならあなた方は弟が誘拐されるのを見逃したということか、]

ビルトンの口調が少し荒くなっていき、魔力が少しオーラになっている

[警戒していたのは、まだ入りたてあるもの、勝てるか分からなかったので我々幹部にすぐ報告しただから弟様の誘拐を見逃してしまった、]

少しの沈黙の時間が流れる、

[わかりました、信じましょう、ですがその組織の施設へは我々の軍で弟の救出に行きます]

なるほど、疑っている、我々がオメガプランに押し付けているのではないかと、実際にはマスターはいない、このままでは我々の信頼がなくなる恐れがある、しかし今は時間を稼ぐことが第一優先!

[それではよろしくお願いします、それと幹部らしきものがいたら我々に引き渡していただけると嬉しいのですが、]

[、、、わかりました、弟が無事だったなら幹部らしきものは生かして引き渡しましょう、]

[感謝します、]

チィトゥィリが飛び去ってアジンのところへ報告に向かった

[すぐに軍を動かせ!シャネロお前にも動いてもらう、]

[当たり前ですよビルトン私たちの弟です、]

[グゥ、まずは何よりグッドの安否を最優先に考える、ポルシャよ父上に報告、セレーネは国民に知らせを出すのだ、]

待ってろグッド、にいちゃんたちが助けるからな!


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話

妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』 『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』 『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』  大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。

異世界の片隅で引き篭りたい少女。

月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!  見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに 初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、 さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。 生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。 世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。 なのに世界が私を放っておいてくれない。 自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。 それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ! 己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。 ※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。 ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。  

全校転移!異能で異世界を巡る!?

小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。 目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。 周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。 取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。 「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」 取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。 そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。

記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。

せいめ
恋愛
 メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。  頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。   ご都合主義です。誤字脱字お許しください。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す

佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。 誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。 また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。 僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。 不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。 他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います

処理中です...