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第9章 奈々美のカード
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「……けどよ、丁度あいつに診てもらえるとは限らねぇだろ?」
「う~ん、でも明日は遅番になるから、絶対チャンスだよ!」
「それから前に、土曜はすげぇ忙しいって言ってなかったか?」
「だからだよ、土曜は普段より予約で埋まってて忙しいから
その分、診療の終わる時間が遅くなるの!」
「って、ことは?」
「一番最後の最後に、飛び込みで入ればいいんだよ。そしたら多分
あの人だけが残ってる……」
「なるほど」
「お兄ちゃんが来たら、私もできるだけ協力するから!」
「……奈々美、お前ってイイやつだな」
「うふふ」
奈々美は胸の奥に強い決意を秘め、大吾と明日の約束をしてから
別れた。
「う~ん、でも明日は遅番になるから、絶対チャンスだよ!」
「それから前に、土曜はすげぇ忙しいって言ってなかったか?」
「だからだよ、土曜は普段より予約で埋まってて忙しいから
その分、診療の終わる時間が遅くなるの!」
「って、ことは?」
「一番最後の最後に、飛び込みで入ればいいんだよ。そしたら多分
あの人だけが残ってる……」
「なるほど」
「お兄ちゃんが来たら、私もできるだけ協力するから!」
「……奈々美、お前ってイイやつだな」
「うふふ」
奈々美は胸の奥に強い決意を秘め、大吾と明日の約束をしてから
別れた。
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