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第8章 昼下がりの情事
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その夜ーーーーー
奈々美はあの後からずっと、自分の部屋に閉じ籠ったままだった。
夕飯時になっても部屋から出てこない娘を心配して、利彦が呼びに
来たが、奈々美は昼間のことを考えるととても食事など喉を
通りそうにない。
「どうしたんだ、奈々美? 昼食も全然、食べてなかったみたい
じゃないか。どこか具合が悪いのかい?」
「別に……」
奈々美は利彦の方を見向きもせず、そっけなく答える。
奈々美はあの後からずっと、自分の部屋に閉じ籠ったままだった。
夕飯時になっても部屋から出てこない娘を心配して、利彦が呼びに
来たが、奈々美は昼間のことを考えるととても食事など喉を
通りそうにない。
「どうしたんだ、奈々美? 昼食も全然、食べてなかったみたい
じゃないか。どこか具合が悪いのかい?」
「別に……」
奈々美は利彦の方を見向きもせず、そっけなく答える。
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