シジフォスとヘルメス

神々をも欺く男、シジフォスは、巨岩を山頂に運び続ける刑罰を、大神ゼウスより課せられていた。そこに神々の使者たるヘルメスが、天翔けるサンダルを履いて現れる。
シジフォスは、ゼウスに感謝の意を伝えたいと頼むが、その真意は…。
カミュの「シジフォスの神話」を物語にアレンジしてみました。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,159 位 / 192,159件 ファンタジー 44,585 位 / 44,585件

あなたにおすすめの小説

【毎日20時更新】銀の宿り

ユーレカ書房
ファンタジー
それは、魂が生まれ、また還るとこしえの場所――常世国の神と人間との間に生まれた青年、千尋は、みずからの力を忌むべきものとして恐れていた――力を使おうとすると、恐ろしいことが起こるから。だがそれは、千尋の心に呪いがあるためだった。 その呪いのために、千尋は力ある神である自分自身を忘れてしまっていたのだ。 千尋が神に戻ろうとするとき、呪いは千尋を妨げようと災いを振りまく。呪いの正体も、解き方の手がかりも得られぬまま、日照りの村を救うために千尋は意を決して力を揮うのだが………。  『古事記』に記されたイザナギ・イザナミの国生みの物語を背景に、豊葦原と常世のふたつの世界で新たな神話が紡ぎ出される。生と死とは。幸福とは。すべてのものが生み出される源の力を受け継いだ彦神の、真理と創造の幻想譚。

涙の国の君主とアマテルの娘。

黒谷
ファンタジー
──遠く、焼けた大地の果て。 険しい岩山と乾いた砂地に囲まれて、その国は在った。 異形の者と人間とが共に暮らす国、『涙の国』。 涙の国には、地上で最も獰猛であり──、 数多の武勲をあげた牛頭の男が君主として君臨していた。 彼の率いる軍隊は凄まじく強靭で勇ましい狂戦士ばかりである。 そのあまりの強さに、周辺の国はかの国を『化け物の国』と呼び、 魔物が住まう魔境として忌み嫌い、恐れていた──。 そんなとある国を、遠い海の果てにある島国から、一人の娘が訪ねてくる。 彼女は、島国の神、アマテルの使いだった。 旅路への助けとして多くのものを授かり、それを用いて海を渡ってきた彼女は、 『海の向こう側にある神さま』への親書を預かっていた──。 *** これは、在り得ざる『いつか』の物語。 まだ善も悪もなく、そこに『悪魔』というものはなく。 人も、そうではないものも、共に暮らしていた頃のこと。 ──その誰も彼もが『神さま』だった時代のお話。 人外×少女の、王道ファンタジー。  

Last Recrudescence

睡眠者
現代文学
1998年、核兵器への対処法が発明された以来、その故に起こった第三次世界大戦は既に5年も渡った。庶民から大富豪まで、素人か玄人であっても誰もが皆苦しめている中、各国が戦争進行に。平和を自分の手で掴めて届けようとする理想家である村山誠志郎は、辿り着くためのチャンスを得たり失ったりその後、ある事件の仮面をつけた「奇跡」に訪れられた。同時に災厄も生まれ、その以来化け物達と怪獣達が人類を強襲し始めた。それに対して、誠志郎を含めて、「英雄」達が生れて人々を守っている。犠牲が急増しているその惨劇の戦いは人間に「災慝(さいとく)」と呼ばれている。

ドッペルゲンガー

月澄狸
ファンタジー
宇宙はビッグバンで生まれた。私たちはその宇宙から生まれた。自然に生まれた野生動物や植物が自然の一部なら、私たちも宇宙であり宇宙の一部だと捉えても良さそうですね。ならば私の言葉も宇宙の言葉であると言えなくもないわけです。

魔王城の面子、僕以外全員ステータスがカンストしている件について

ともQ
ファンタジー
昨今、広がる異世界ブーム。 マジでどっかに異世界あるんじゃないの? なんて、とある冒険家が異世界を探し始めたことがきっかけであった。 そして、本当に見つかる異世界への経路、世界は大いに盛り上がった。 異世界との交流は特に揉めることもなく平和的、トントン拍子に話は進み、世界政府は異世界間と一つの条約を結ぶ。 せっかくだし、若い世代を心身ともに鍛えちゃおっか。 "異世界履修"という制度を発足したのである。 社会にでる前の前哨戦、俺もまた異世界での履修を受けるため政府が管理する転移ポートへと赴いていた。 ギャル受付嬢の凡ミスにより、勇者の村に転移するはずが魔王城というラストダンジョンから始まる異世界生活、履修制度のルール上戻ってやり直しは不可という最凶最悪のスタート! 出会った魔王様は双子で美少女というテンション爆上げの事態、今さら勇者の村とかなにそれ状態となり脳内から吹き飛ぶ。 だが、魔王城に住む面子は魔王以外も規格外――そう、僕以外全てが最強なのであった。

「7人目の勇者」

晴樹
ファンタジー
別の世界にある国があった。 そこにはある仕来たりが存在した。それは年に1度勇者を召喚するという仕来たり。そして今年で7人目の勇者が召喚されることになった。 7人目の勇者として召喚されたのは、日本に住んでいた。 何が何だか分からないままに勇者として勤めを全うすることになる。その最中でこの国はここ5年の勇者全員が、召喚された年に死んでしまうという出来事が起きていることを知る。 今年召喚された主人公は勇者として、生きるためにその勇者達に謎の死因を探り始める…

サフォネリアの咲く頃

水星直己
ファンタジー
物語の舞台は、大陸ができたばかりの古の時代。 人と人ではないものたちが存在する世界。 若い旅の剣士が出逢ったのは、赤い髪と瞳を持つ『天使』。 それは天使にあるまじき災いの色だった…。 ※ 一般的なファンタジーの世界に独自要素を追加した世界観です。PG-12推奨。若干R-15も? ※pixivにも同時掲載中。作品に関するイラストもそちらで投稿しています。  https://www.pixiv.net/users/50469933

スローン・オブ・ヘブン~歌姫はシュウマツに愛を謳う~

黒幸
ファンタジー
物質界と精神界が融合し、新たな現実が始まった蒼き星。 見慣れぬ異形の隣人を前に人々は絶望する。 希望の光はまるで見えない。 それでも人々は生きて、死んでいく。 まさに終末の世界だ。 しかし、人々は完全に絶望した訳ではない。 歌姫の唄を微かな希望として、胸に抱きながら……。 基本的にはヒロインの一人称視点。 ただし、説明回のような場合などで視点が他のキャラクターの視点になったり、三人称視点になる場合があります。